瀬尾君からの手紙です。
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今年始めにお子さんを亡くした、Edward Herdmanさんの元に瀬尾君から手紙が届きました。
実は、亡くなったエドワードさんの子供の名前はTheoくんといい、文字通り大ファンだった瀬尾君の名前をとって名付けられたそうで、それを知った瀬尾君とクラブが手紙を送ったようです。
親愛なるエマさん、エドワードさん
お二人の息子であるセオ君がなくなったと聞き、僕自身深い悲しみを感じています。
この度はアーセナルを代表し、心より哀悼の意を捧げます。
僕自身二人の小さな子を持つ父として、お二人のその悲しみは想像を絶するものであり、同情を禁じえません。
あなたたちの気持ちは、ずっとセオ君と共にあることでしょう。そしてそんな素晴らしい子供の両親であった事に是非誇りを持ってください。
僕の名前をつけてくださったこと、感動するとともに大変光栄に思っています。
僕はずっとあなたたちと一緒です。是非強い心で、誇りを持って生きてください。
最高のお父さん、お母さんへ
セオ・ウォルコット
思わぬ出来事に、エドワードさんも素晴らしいクラブだとツイート。
Thank you so much @Arsenal & @theowalcott for this incredible letter regarding my son who we lost earlier this year. Such a class club. #afc pic.twitter.com/rvrPFTcW4v
— Edward Herdman (@edherdman14) 2017年9月6日
瀬尾君も言っていますが、子供を亡くした親の気持ちは経験した人間にしかわからないし、それは想像することすら出来ない絶望以外のなにものでもないと思います。(わかった気で、こんな事を書いている事すらおこがましいくらいの…)
そんな時に、少しでもその子のきっかけとなった人からの励ましは、なんらかの生きる糧になるかもしれない。
いや、なって欲しいと願う事しか出来ないのだけれど・・・。
そんな事を思っていると、ふと、筋金グーナーのおばちゃんの話を思い出しました。
4年前の話で既出ではありますが、その時の記事を書いてみようと思います。
おばあちゃんのフィーバーピッチ
週末偶然に、アウェイでお世話になっている、グナ歴38年(4年前時点)のおばちゃんとハイバリーの前で立ち話。
ちょうどカナダから遊びに来ている孫と一緒だったから、まあ、おばあちゃんでもある。
そんなおばあちゃんと、
「猿の子供は元気なの?」とか、「うちの孫はフットボールの事をサッカーっていうのよ」みたいなよもやまばなしから、
ふと「グーナーになったきっかけは?」という話に。
そういえば、きっかけとかそういう話、興味はあれど、ローカルの人と話すのは初めてだったかも。
自分は「かくかくしかじか、ブラブラブラ、こういうわけです、はい」いや、俺のはいいんですよ、別に。
ところでおばちゃんは、何きっかけだったんですか???の問いに、思わぬ応え。
「あたしはね、フットボールなんてこれっぽっちも興味なかったの。どっちかといえばクリケットの方が好きでね。家族みーんなクリケットをやってたのよ!」
そう自慢げに語るおばあちゃんに、
「え?じゃあなんでまた、こんなガチグナに!?」
と聞くと、
「残念ながら、旦那がアーセナルサポだったのよねえ・・・」
あぁ・・・。
でも旦那がサポだからって、毎試合、アウェーに同行するまでのサポになるだろうか?
少なくともうちの嫁はまだ冷静さを保っている。。。
ぽかーんと口を開け、半ばほうけたツラをしている俺に気づき続けるおばあちゃん。
「38年前ね、子供が2歳の時、病気で死んでしまったのよ・・・」
「・・・」
「その時、もうショックで落ち込んでしまってねえ。
もう毎日どうしていいかわからなくてねぇ…。
でもそんな時旦那が励ましてくれたのよ・・・。
二人きりになった時、今度いいとこに連れてってくれるって言ってくれてねぇ・・・。
で、のこのこ着いていったらね、
それがハイバリーだったのよ・・・
そこからもう虜よね!」
と微笑むおばあちゃん。
グナ歴38年。
これがリアル。
おばあちゃんは笑顔で話してくれたけど、子供を亡くした悲しみは、俺なんかが想像出来ない程とても果てしのないものだったと思う。
でもね、一人の人間を、一つのクラブが救ってくれるなんてこと、本当にあるんだよ。
サポになるきっかけや歴史は十人十色なれど、このおばあちゃんにとってのアーセナルは、間違いなく一生を捧げるに値するかけがえのない存在。
そうこれが、おばあちゃんのフィーバーピッチ。
別れ際、一緒にいたちいさい孫に「名前は?」と訊ねると、
「ルーカス」
「ルーカス?
いい名前だ!」
そんな日曜日、昼下がりのハイバリーなのでした。
p.s.
ルーカスはもうエミレーツにはいないけれど、君はまだサッカーを続けていますか?
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