マネー・メイウェザー v マニー・パッキャオ!今世紀最後のテラマッチ!
と煽りに青っといて、あんな結果で大変恐縮ですが、
パッキャオはグーナー、かたや一方のメイウェザーは完全にマネーな男。そしてそれは、完全に「アーセナル v チェルスキー」なのでした。。。
なんかもうガチで油臭が凄かったので、責任をもって振り返ってみたいと思います!
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今世紀最後のテラマッチ
この試合、誰がなんと言おうと、「今世紀最大のマッチ」である事には変わりありません。例え内容が「アーセナル v チェルスキー」だとしても。例えCL決勝で「アーセナル v チェルスキー」が実現したとしても、間違いなくチェルスキーはこういう戦いをしてくるでしょう。ただそれだけの事です!
で、どんだけビッグマッチかってのを証明する写真がコチラ!(どどん)
Crazy shot of private planes @ McCarran Airport. Just announced they’re closing the runway to inbound flights #MayPac pic.twitter.com/ELn9txcFsQ
— Jonathan Robinson (@jdrobin1) 2015, 5月 3
空港閉鎖の危機くらい、セレブがプライベートジェットで大集合!の図。
はうあっ!どやってこんな綺麗にとめたんだ?むしろソッチが気になる!
ってのは置いといて、
この試合のチケの平均単価を見れば一目瞭然!
一枚平均120万円が高騰し、リングサイドで1,600万円超!(一説によると、3,000万から4,000万の席も!)
もう、なんだか意味がわかりませんが、そんだけ注目の一戦なのであります!
そんな高額リングサイド、日本なら室内なのにグラサンをかけたパンチパーマの人や、清原的な人達で溢れかえっていますが、ヴェガスともなると様相は一転。美しく着飾った一流セレブぽい人たちで溢れかえり、その胡散臭さも最高!
その中に歌手やら俳優やらスポーツ選手やら、スーパーセレブの方々も多数いらっしゃったみたいなのですが、ぶっちゃけ「通行人をソングと見間違う」くらいガイジン判定に難のある猿ですから、なんかすげえ人達なんでしょうけど、全くもってわかりませんっ!
そん中に「あ!唯一知ってる人発見!UFCの偉い人だ!偉い人!」
と思ったら、え?アガシ???・・・アンドレ!?
うそつけ!ダナホワイトだろ、ダナホワイト!ほれ見てみろ!
間違いなくダナホワイトだってば!
そんなそっくりさんも混じった胡散臭いリングサイドに「スティング発見!」というツイートが散見され、「スティングついに素顔晒したか!と思ったら、歌手の方だったり!
↓ちなみに、猿が真っ先に思い浮かんだのはこっちのスティングなんだけど、
ニューヨークの方かよ!
なんだか、まぎらわしいよー。今日のリングサイドー。
それとそんなキラッキラ胡散臭く光り輝くプラチナ席には、我らがくりぃむ上田の姿が!
メイウェザーVSパッキャオのリングサイド席2000万円。不意に映り込むくりぃむ上田プライスレス pic.twitter.com/CwygW8NNAr
— ソナチネ特急 (@mma_geeks) 2015, 5月 3
上田さんおめでとう!wowowの仕事で連れてってもらえたんすね!
「好きこそものの」で、密かなボックスマニアの上田さんがこうして夢かなっている事に、俺は今、猛烈に感動しています!
と思ってたんだけど、
え?上田さんこれ自腹!?・・・まさか数千万払ったの?!いや、まいったね・・・(有田調)
確かに上田さんは以前からこうおっしゃられていたわけなんですけども・・・。
まあ、上田さんなら逝くよね!
むしろ仕事で逝くより感動した!
ちなみに千原ジュニアも現地観戦していたようで、「明石家さんまのヤンタン」内でのさんまさんの発言によると、ジュニアさんは後ろの方の席で100万円、そしてリングサイドで700万と発言されているので、もしかしたら運良く上田さんもこの値段で観戦出来たかもしれませんね。
それに引き換え、元阪神の金本の兄貴が、「チケットを持っていたが行けなかった」とカミングアウトしていたのですが、なんとその理由が、「張本さんに番組(サンデーモーニング)に呼ばれたから」と番組内で衝撃告白・・・。
金本ー・・・。
喝!だこのやろー!
てか、まさか兄貴、まさか、イーベーとかで1000倍くらいで売りつけたとかじゃねーよなー・・・。
兄貴に限ってそんなことあるわけねーよ!
マネー v マニー
開始から遅れること30分ほど。これもまた「視聴者数が多すぎてTV回線が壊れた為!」とかいう理由で、ビッグマッチ感がいちいちゴイスーなのですが、いよいよ待ちに待った両選手入場。
このときのコールはマニー・パッキャオに対し、メイウェザーを「マネー・メイウェザー」と呼び込み。いやあ、メリケンのショービジネス、まさにハリウッド感覚、徹底しています。
「白と黒」(人種的な意味ではなく)、「正義と悪」、二者の対立構造を徹底的に明確化することで、オーディエンスに対するフックを至る所に散らばしておくっていう、メリケンならではのアレ。いちいち最高です。
そしてその煽りをモロに喰らったオーディエンスの皆さん・・・。スマホで一斉に。。。
大金持ちでも考えることは一緒!(安心した!)
勝負は試合前から始まっている!
レビューにも書きましたが、ここで結構お腹いっぱいになるはずだった、マイケル・バッファーとジミー・レノン・ジュニアのWキャストのリングアナ対決!(日本で言えば、ケロちゃんvボンバー森尾的な?)ですが、
マイケル・バッファーの声が絶不調!なんか、すげえかすれて「Wooooo Let’s get ready to RUMBLEEEEEEEE!!!!」にもいつもの伸びがなく半分の出来!・・・これは「It’s Showtime!」ジミー・レノン・ジュニアに軍配!
一声100万ドル(約一億)と言われるバッファーですが、今回は5,000万くらいでいいと思います!
↓「一声100万ドル」はこういう時だけ!
でも、フィリピン国家のアカペラはパーフェクツ!
日本人のタイトルマッチで、ゴスペラーズかこおろぎ’73で是非!(ラグフェアじゃダメ、絶対!)
「ロマン v 現実」これぞ究極のビジネス
そしてついにパッキャオ v メイウェザー「マニー v マネー」「チャンピオン v チャンピオン」世紀のゴング!
出だしから、軽いフットワークで、ポンポンと的確に当てていくメイウェザー。方や、ガードを固め前進しながら一発を狙うパッキャオという想定内の展開。
いやあさすが無敗v6階級制覇。まあ、速い。とにかく世界最速で過ぎていくラウンド。その間、時折パッキャオがいいのを当てていくものの決め手にはならず。また、マネーも、当てられても当てられてないふりしながら、冷静装った特有のドヤ顔はさすが(バロテリ的な) 。
さすがに、膠着状態が続きまくりで、チケにン千万投げつけたリングサイドの人なんかは「逝けゴラァ!」って感じでしょうが、これぞ100億の男同士の戦いだからこそ生まれるジレンマというか・・・。
決め手はないものの、序盤からアウトボクシングでポンポンと手数を稼いでいたメイウェザー、中盤に入り「自身優勢」を完全自覚。そっからは一気にチェルスキー化。リスクを負わない、受け専門、交わし専門、徹底した時間稼ぎを開始。そしてスタミナに課題のあるパッキャオも捕まえきることが出来ない。。。
そして両者無傷、きれいなツラのまま迎えた最終ラウンドを、グーナーの皆さんは、チベットスナギツネツラで見守っていた事でしょう。
なんらかの奇跡が起こることを。。。
しかし、バックステップしながら時折カウンターを返す程度のメイウェザーの、清く正しいセオリー通りの愚行には完全に白目、奇跡など起こらないことは明白でした。そしてその瞬間、皆さんには間違いなくあのチャントがフラッシュバックして来たことでしょう。。。
「ボーリン ボーリン チェルシー・・・」
「赤 v 青」「水 v 油」「ロマン v 堅実」そう、まさにこれは「アーセナル v チェルスキー」と同じ図式。
エンターテイメント?そんなものはこのリングには存在しない。いかなる手を使ってでも勝つことが全て。勝ちこそが正義。そう、これが勝負の現実。
そしてこの時、「マネー男」の耳には、一発当てるごとに、間違いなく「チャリンチャリン」という金の音が響いていたことでしょう。。。
世界中を敵に回そうが、徹底的にリスクを冒さず確実に獲りに行く。これぞ究極のビジネス。そしてファイトマネー合計240億とも300億とも言われる、アーセナルの移籍3、4、5年分の世紀の一戦はあっけないほどに終了のゴング。
マニー・グーナー・パッキャオ v マネー・フロイド・メイウェザーの「アーセナル v チェルスキー」の代理戦争は、ビジネスマナーを重んじたマネーに軍配、三冠を達成し、パッキャオのベルトの納品に大成功したのでした。
試合後のインタビューにてパッキャオはこう語っています。
「少し休みたいと思う」
せやな・・・。
あ、今月末くらいにロンドンとかどうやろ?FA決勝もあるし!
おそらく、かぶりつきでも30万もしないと思うよ!
ていうか、アーセナルの中の人呼んでよー。世界最強のグーナーなんだから!
エンターテイメントと興行と
最後に。
「マネー v マニー」とはいえ「神 v 神」の紙一重の戦いなんだから、確かにああなるのは仕方ない。ただ、自分が不感症だったからかもしれないですけど、そこには全くヒリヒリ感を感じなかったのが残念というか。
ホースト v フィリォのような、一歩も動かなくても「殺るか殺られるか」「伐ったら斬られる」がビッシビシ伝わってきたあのヒリヒリ感を。
もちろんパッキャオ、メイウェザー、両者のデビュー時から知っているような人にしてみれば、この「ビジネス」もキラッキラ輝いて見えたのだと思うのだけれど。。。
興行とは選手のものなのか、観客のものなのか・・・。興行論とは難しいものです。
でも、まあ、確実に言えるのは、
俺が、この試合でドローンしちゃうのはきっと、
「ドン・フライ v 高山」的なのを見過ぎなせいです!
誇るべきアジア人、誇るべきグーナー、
俺達のパッキャオ、お疲れっした!
講談社
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コメント
メイウェザーはまさに油の香りがしましたね
メイウェザーよりもPFPランキングは上ともっぱら噂の
ミドル級最強ゴロフキンと対戦でもしないとメイウェザーの悪評は消えないかも
マネーウェザーは絶対飲まないだろうけど…
ここ数年のメイウェザーの試合は本当につまらない。守り勝つのみ。チェルシーも守る試合は徹底してて通ずるとこはある。でもまぁそれがズバ抜けてるから面白い部分はあるんだけど。パッキャオが加齢と共に劣化した今となっては今回の判定負けの結果はみえてましたね。
上田『だって俺だぜ?』