猿が敬愛して止まない芸人さんの一人に、浅草キッドの水道橋博士がいます。
日曜昼さがりの命を張ったほっこり番組『スーパーJOCKEY』でその存在を知り、ASAYANの前身『浅草橋ヤング用品店』で開眼、未来ナースやビートニクラジオでどっぷり、リン魂やSRSでゾッコン、というサブカル格闘技オタのお決まりコースで、それはそれはハマりまくりの芸人さんです。
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藝人 水道橋博士
今でこそ、ゴールデンでもちょいちょい見かける博士ですが、ここまで来るには紆余曲折がありました。
浅ヤン(しょーもないオーディション番組じゃない方)でようやく売れだしかけた時、「自分の面白さの限界」を試した、変装しどこまでバレずに免許証を取得出来るか?がおかみにバレ、免許証の不正取得容疑で書類送検、一時芸能活動を自粛。。。
しかしこれが転機に。その時独学で始めたブログ(当時日記)は今も休まず書き続けていて、日本初の芸能人ブロガーとも言われています。
そんな博士の学生時代の夢はルポ・ライター。現在では名著『お笑い男の星座2』などは大宅壮一ノンフィクション賞にノミネートされるほどで、様々な著書でその文才を余す事無く披露しています。
当然猿も日本にいた時は、博士の著書は全て読破し、「浅草お兄さん会」という浅草キッド主催のイベントにも足しげく通っていました。
「芸能人で初めてのブログ」も博士が始めた当初から読んでいます。
そして、実は、自分が日記を書くようになったきっかけは、この、博士の日記を読んだからなのです。
当時「格闘天国」という格闘技サイトを自己満で運営していたのですが、そこに「さるさる日記」というコーナーを作り、毎日日記のようなものを書いていました。そう、博士ちっくに。語尾やら、文体やらもマネていたような気がするなあ・・・。
それから、日記からブログと形を変えつつも、今こうしてアーセナルのブログを書いているのです。
その時博士の日記を見なかったら・・・今もこうして書いているのか?・・・どうでしょう。でも正直自信はありません。それくらい絶大な影響力でした。
そんな日記です。
当然のように、時折グサっと刺さる記事があるわけです。
そんなある日、いてもたってもいられず、サイトに記載されているアドレスにメールを送った事があります。ただただ「感動しました!」ということを伝えたいだけのために。
返事なんてもちろん来るとは思っていませんし、はっきりいって自己満足の世界です。例え読まれなくても「思いを伝えた」という事実だけが自分を納得させる事が出来る唯一の手段というだけで。それくらい素晴らしい日記でした。
そしてグダグダとした、長文の思いの丈を送信し、一人満足していると一通のメールが。
それは、博士の付き人、秘書スズキさんからでした。
秘書スズキさんについては、博士の日記にしょっちゅう登場する主要人物なので、勝手に親近感がわくほど知っていました。
そんなスズキさんから、「ありがとうございます。しっかり博士に渡しておきます」というご丁寧なお返事を頂戴したのです。
あの時の驚きと感動は、未だに胸の中の引き出しを開くと、ぐわっと溢れ出してきます。そしてそんな付き人を持って博士は幸せだなあ・・・本気でそう思ったのです。
10年目のありがとう
あれから10年余、今、自分の目の前に秘書スズキさんが座っています。
そう、あの優秀な秘書、スズキさんが座っているのです。
去年のことでした。
Twitterでスズキさんはフォローさせていただいていたのですが、彼のアップしていた写真に見覚えのある光景が・・・そう、それはエミレーツの奇麗なピッチでした。
あれ!?
失礼を承知でツイッター上から訪ねてみると、なんとアーセナルの試合を観られていたとのこと。聞けば、THE WHOの人の影響でグーナーになられたとのことでした。
それならば話は早い!というわけで、その時のいきさつ等をお話しし、この度のユナイテッド戦後の多幸感溢れる祝勝会の席で、あの時のお礼を言わせていただいたのです。
そして色々お話をさせていただくと、やはりドンズバ。
年齢も同じくらいで、サイキッカー※で立嶋篤史※ファンという、こじらせかたがまるで一緒!
※サイキッカー
『誠のサイキック青年団』という北野誠と竹内義和の関西ローカルの伝説的ラジオ番組、そのリスナーの総称。あまりにも内容が濃過ぎて、圧力で番組が潰されるという想定内の想定外であえなく終了。。。※立嶋篤史
いじめられっ子がいじめっ子を見返す為にキックを始め、チャンピオンまで上り詰めた伝説のキックボクサー。魔裟斗の大先輩。
猿は立嶋が好き過ぎて、めっちゃ田舎の山奥から名古屋まで格通の密航ツアーに参加した事があるんですけど、なんとスズキさんは、同じく格通の密航ツアーでタイまで参戦していたことが判明・・・。いやあでもまさかここ西の果てロンドンで立嶋の話が出来るとは夢にも思いませんよ!
という人間が、水道橋博士という「藝人」に心酔してゆくのです。
そしてそんなドンズバの秘書スズキさんからお土産をいただいてしまいました。
博士の名著中の名著『藝人春秋』。
そして中を開くと・・・
ああ、、、もう・・・
俺、読めねえわ。。。
二度目のあざーす!です。
そして改めて実感したのです。
アーセナルで良かったと。
こんな素晴らしい出会いをもたらしてくれたのもアーセナルのおかげ。
一人情熱大陸の幅さん、元紙プロの八木さん、サムライの三田さん、LIFEの速水さん、タマフルの古川さん、プーマジャパンの皆さん、そして素晴らしいサポの野郎共。
こんなにも多くのドンピシャの素晴らしい出会いは全てアーセナルだからこそ。
間違いなくこれだけは言えます。
嘘偽り無く、俺にとって世界の中心はアーセナル。
全てはアーセナルを中心に回り、
そしてアーセナルと共に春秋を重ねていくのです。
スズキさん、今度はどこかでサイキック談議でもしましょう。
ありがとうございました!
P.S
博士の息子くん、わけも分からず青いシャツを着ている様ですけど、是非その赤い、ゴージャスなシャツで世界の素晴らしさを教えてあげてください。
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コメント
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