イギリス、イーユーやめるってよ
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イギリス、ブレグジット確定!
まずは、Brexit(ブレグジット)ですが、これはBritain(英国)とExit(退出)を合わせた造語であります。豆でした。
さて、皆さんご存知のように、我らがアーセナルの所属する大英帝国が、23日行われた国民投票で、離脱派約52%、残留派約48%という僅差を持ってイーユーを離脱する事が決定いたしました。これから事務的な離婚協議が行われ、2年ほどの猶予期間を経て晴れてイーユー離脱となる予定です。
残留を決め込んでいたマーケットは当然この一報に過剰に反応、為替株価も乱高下、対円ポンドは155円から一気に20円ほどだだ下がりするというアレになるなど大混乱。世界恐慌まっしぐらの道しるべをしっかりと指し示してくださいました。
ちなみに残留でポンド上昇を予想し、前日日本の口座からポンドを下ろしまくっていた移民の俺も大惨敗であります。ありがとうございます。
偉い人やお金持ちはみーんな残留派
ところでこれは残留支持派の皆さんが配っていたペラもんなのですが、
世界的科学者 ホーキング博士
「イーユーを抜けるいうことは、科学的にもありえへん出来事や」
魔法使いの本著者で大富豪 J.K.ローリングさん
「もちろんEUはパーフェクツじゃないわ。でもわたしは信じてるの。そこにはお金の恩恵以上の素晴らしい世界が広がっているのよ。(ま、離脱しても私はノーダメージだけど)」
ヴァージングループのもの凄く偉い人 リチャード・ブロンソンさん
「EU離脱とかバカの考えることだ。そんなことしたら、とんーーーでもないことになるぞ!(俺が)」
イングランド銀行の偉い人
「けしからん。離脱なんかしたらポンドだだ下がりだし、私の立場もヤバイ事になる」
と、大富豪や偉い人総動員で有権者を脅しにかかったわけですが、貧民を逆に逆撫でしてしまった格好です。
残念でした。
でも、なんでこんな事になってんの?
一般貧民目線で、ザックリいうと、こんな感じでしょうか?
移民がすげーくるらしいよ!
病院も学校もタダだし、なんなら家もあてがってもらえるからノービザでみんな来ちゃう。ポンド最強だからルーマニアならバイト代だけで家建つ。
金持ちにウンザリ
投票結果を見るに「ロンドン富の一極集中 v 田舎」的な感じ。また残留派の大元締め、首相キャメロンさんがパナマにアレしてたりして「労働者階級 v エリート」が如実に。いわゆる「階級社会FUCK!」的なノリ
たぶんこんな感じですよね?
ね?
でも、サンダランドの片田舎まで移民攻めて来るかね?
そして移民問題が一番懸念されてるロンドンが残留大賛成なのを考えると、田舎の人がなんか色々マインドコントロールされている感は否めませんけれども。ただ根底にある「階級社会FUCK!」だけは紛れもない事実でしょう。
で、これからどーなんの?
EUとの行き来が楽なUKにいるメリットがなくなるので企業が大陸に本社移転、金融市場大混乱、関税復活で経済崩壊、仕事ないよマジで!などなど、今後のイベント盛りだくさんだと思いますが、俺レベルの目先のアレでいうと「EUから来て働いてる人どーなんの?」ってとこが現実的な問題でしょうか。
実際、知り合いの会社は、ビザが必要のない、かつスキルのあるフランス人やドイツ人を雇用しているとのことなので、もしビザ申請が必須となれば混乱必至となることでしょう。
それでも働きたい人は俺みたいに多額の申請料を支払って個人でビザ取得するんでしょうけど(ちなみに永住権は一人あたり1500ポンド)、知り合いのパティシエの同僚のポーランド人は、「ビザ代払ってまでこんなとこいたくないわ」とのことなので、ユーロとポンドの価値が同等になったりしちゃったら国を出ちゃう人もいるのかもしれません。離脱派の人にしたら願ったり叶ったりなのかもしれません。
とかいいつつも最終的には「3年くらい在住のEUの人は無条件でいていーよ」的な、エゲレス的な超法規的なアレが発動されるような気がしなくもありませんが。
あと業種にもよりますが、中欧や東欧諸国の人々を雇用するのは、それなりの理由があるんすよね。
シンプルに言うと「安く働く」。
ということでいうと「それなりにスキルがあり、安い賃金で、そこそこ働いてくれるイギリス人いんの?」ってとこが今後の命題でしょうか。
でも「安く働かせちゃダメ」なんだよね、きっと。
JKローリングさんの云う理想郷は。。。
まあ色々泥沼必至デス。
さいごに
今回の大事件、最初は「離脱とか無理ゲー!」「俺の少ないポンド資産死亡・・・」とかネガティブってた猿ですが、よくよく考えたら俺この国の住人じゃないし、人様の事情にどうこう言う立場の人間じゃないんですよね。
ボリス・ジョンソン的な英雄を除き、ガチで「離脱」を願ったサンダランド在住的な一般庶民のイギリス人は、自らのプライドを賭けて戦ったのだろうし、今後のどん底さえも受け入れる覚悟なのだろうしね。
ともかく、大英帝国の行く末を見守ってまいりたいと思います。
ていうか、こんな国を二分するような歴史的現場に立ち会えたことを、移民として誇りに思うよ!
はい!というわけでわりと真面目に考えてみましたが、よくよく考えたらうちらの命題は「プレミアの今後は!?」ってとこだと思うんで、次回どっかのサイトをパク・・・いや、参考にしながらまとめてみたいと思います。
昨夜、「EU離脱記念フットサル」の帰り、Angelにあるボリス・ジョンソンさんの自宅前を通って帰ってきました。
離脱派のボスキャラ、ジョンソンさんには、小学生にガチタッコーかます勢いで、スクラム組んで取り組んでもらいたいと思います。
イギリス人のプライド賭けてな。
文藝春秋
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コメント
猿さん、おつです。
自分も4年前ロンドン(Paddington)にちょろっと住んでおりました。
離脱決定のニュースを聞いて、「猿さんブログも大丈夫か?」といらぬ心配をしておりました。笑
EU加入前の…更にもっと以前に在った自分たちのナショナリズムに戻りたがっている、そんな英国人の一面が経済と移民問題をきっかけに吹き出てしまった結果なのかな?、まだそういう人たちが居たんだなあ…と思っております。
ガナと猿さんを応援しております!
投票の年代別を見るとなんかわかる気がしますわ
そうですね、プレミアはどーなるのか?アーセナルはどーなるのか?です、まずは。
猿さん頑張ってください!