プレミア中堅監督の、ちょっとだけおもしろいおはなしです。
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スポーツ雑誌の最高峰『Number Web』に、非常に興味深い記事がアップされていました。
1部最下位でも分配金は139億円!プレミア中堅指揮官の天国と地獄。#海外サッカー #eu_soccer #プレミアリーグ #PremierLeague https://t.co/h8xtiZQK7p
— Number編集部 (@numberweb) 2018年3月21日
内容は、
とにかくプレミアの分配金がパねえ。最下位でも約139億ゲッツ!
(139円置くんちゃいまっせ。139億円でっせ!)しかし一方、チャンピオンシップ優勝してもたった10億…
(え!そーなん!?)そら中堅クラブも必死になるよね!
速攻監督のクビ飛ばすよね!
ざっくりいうと、こんな感じ。
実際はすごい詳細まで出ている良記事なので(ヴェンゲルが息の長い指揮官第一位等)是非読んでいただければと思うのですが、この記事を読んで、ふとプレミア監督についての興味深い話を思い出しました。
それはある関係者から聞いた、”プレミアのクラブには序列があり、当然それも監督に反映されているっていう中堅クラブ監督”というおはなし。
ロイ・ホジソン、アラン・パーデュー、トニー・ピューリス、ビッグサム、etc…プレミア中堅クラブにはビッグクラブに負けず劣らずの”クセが強い”顔ぶれが揃っています。しかもこの人らがローテでチームを順繰り…お前何回目だよ!みたいな人いますよね?
特にこの時期、「降格ヤベェ!」みたいな時に投入される、残留請負人みたいな曲者たち。その中でもピューリスとホジソンおじさんについての興味深い話。
ピューリスって、試合中ずっとテクニカルエリアから身を乗り出して怒鳴ってるイメージありますよね。知的な熱血漢的な。
でも、試合後のミーティングもまんまあれらしく、失点の原因を作った選手に向かい、
「てめぇコノヤロー!なんであのときあがった!そこつかれたんだろがーF@CK!おめぇみたいなやつはな…」
とFワードバリバリで叱責するのだそうです。おそらくこれをビッグクラブでやったら絶対持たないだろうし、中堅ならではのこれぞ”残留力”だなぁと感心しきり。
また、フラムがまだプレミア時代だった頃、ホジソン監督就任会見での一コマ。「目標はズバリ優勝ですか?」という質問に対し、
「ん?きみは何を言っているんだ?そんなの無理にきまっとるだろ。現実をみなさいよ現実を。まぁいけてUEFAカップだろうよ」と堂々の回答。
なんでもかんでも「目標は優勝!」と答えなくてはならない某国とは違い、プレミアの中堅監督はまさに仕事人、リアリストの集まりなのだということがよくわかるし、もしフラムサポがそれを聞いたとしても「せやな」ってみな納得するんですよね。関係者全員身の程をわきまえているっていうか。
だからこそレスター優勝なんてのは地球がひっくりかえるくらいのミラクルだったわけだし、中堅監督の采配ひとつで、まれに下からぶっ飛んでくるっていうのもプレミアの魅力なのかもしれません。
さて我らが「輝け!息の長い指揮官第一位」アーセン・ヴェンゲルの刑期も残り一年。
リアリストになるのか、それともロマンチシズムを全うするのか…大注目なわけですが、、、
ちなみに俺は、ロマンチシズムバッチこい!
コメント
猿さんに大賛成!おいらもロマンティシズムばっちこい!
だってこんな(いろんな意味で)稀代の名将の最後までを見届けられるって、プレミア他クラブ考えても、ほんと恵まれたことだって思うんですよねー。
少数派とわかってはおれど、今季ELはもとより、来季リーグも私は最後までボスと心中したいです!
プレミアの残り試合を高い勝率で負けなしで、EL制覇してくれるというロマンを見たい。
やれるとこを見せてくれんなら、俺だっていつまでもベンゲルがいいよ。