ボス退任と時を同じくして、もうひとり大事なスタッフがクラブを去って行きました。
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エミレーツ最終節に執り行われたボスのお別れ会。
しかしこの時、ボス、メルティ以外にもう1人、主要なメンバーが今季限りでチームを去ることが発表されました。
それが、アーセナルの名物キットマン、ヴィック・エーカーズ。
Vic Akers on always wearing shorts: “Changing rooms are quite warm so I’ve always had shorts on, regardless of how cold it is outside. It’s just one of those things that I’ve always done & now I don’t want to disappoint our fans.” [@ChrisWheatley_] #afc pic.twitter.com/GL9kU57xpP
— afcstuff (@afcstuff) 2018年5月6日
春夏秋冬、いつも元気な短パンおじさんとして、常にボスの隣にスタンバっていたので、ご存知の方も多いと思います。
ちなみにキットマンとは用具係。ホペイロとも呼ばれ、スパイクやシャツ、選手の様々なものをケアしてくれるいわば縁の下の力持ち。
ヴィックさんは1946年地元イズリントン生まれの御年71歳。1985年アーセナルに入団し、その2年後就任したアーセナルレディースの監督は2009年まで努めあげ、FA Women’s Premier LeagueやFA Women’s Cupなど幾多の輝かしいタイトルをゲッツ。
そして、ボス就任時からはキットマンを兼任していました。
It’s not just Arsène Wenger’s final home game – it’s also kitman Vic Akers’, who will leave after over 30 years of service to the club, as well as founding the Arsenal’s Women team. #afc pic.twitter.com/HDwLBPQQvJ
— afcstuff (@afcstuff) 2018年5月6日
文字通り陰日向となり、親身になって選手の身の回りの世話をしてくれた、ヴェンゲル体制、陰の立役者。
そんなヴィックさんが、いかにキットマンとしてプライドを持ち仕事をしていたかがわかる有名なエピソードがアレですよね。
フラミニ兄貴袖ちょんぱ事件
事件詳細はこちらの記事を参照していただくとして、
まさかの袖ちょんぱ! de フラミニとキットマンが炎上していた件
ざっくり説明すると、「アーセナルには全員同じシャツを着用し試合をする」という古くからの風習があるのですが、今は大社長であらせられるフラミニの兄貴が、長袖シャツを勝手にハサミで斬って試合に出場してしまい、ヴィックさんの逆鱗に触れ大説教喰らうという愛の溢れるエピソード。
↓これ。
何度目だよ!
奇しくもこの事件により、ヴィックさんのキットマンとしての誇り、そしてキットへの愛が世間一般グナーにも知れ渡ることとなったのですが、これには袖ちょんぱしてくれたアニキには感謝しかありません。
そんな愛すべき短パンおじさん、ヴィックさんの表彰です。
We're paying tribute to a number of club legends at Emirates Stadium – starting with Vic Akers
WATCH LIVE 👉https://t.co/4KJlfLdIj1 pic.twitter.com/r4CqWVydIf
— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年5月6日
一切笑うことのない、寡黙なキットマンが魅せた一瞬の笑み…
Arsenal legendary kit man Vic Akers on the pitch at Emirates Stadium. #afc #arsenal pic.twitter.com/LZfZ8xIOKK
— Stuart MacFarlane (@Stuart_PhotoAFC) 2018年5月7日
ヴィックさん、本当にお疲れさまでした。
自分も、大事なスパイクを捨てる靴と間違って捨ててしまった事があるけれど…もうほんと、用具は大事に扱っていきたいと思います!
キャンペーン終わっちゃったけど、ボスTは最高!
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