先日チェルシーにて、ハリー王子のロイヤル・ウェディングをお祝いしてきました。
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チェルシー地区のど真ん中、サウスケンジンの駅を出ると、もうマジアウェイ。。。
ポッシュすぎるよ!
ちなみに、ポッシュってのは「上流階級」みたいな意味なのですが、ノーロンのようなマジスラムに棲息する俺みたいな下民にとっては、もはや異世界であります。
ちなみにこの日はヘンリー王子とアメリカの女優の人のロイヤルウェディング当日。
大英帝国が国の威信にかけて、ミサイルかなんかで雲を蹴散らしてくれたおかげで突き抜けるような青空!(いや絶対撃っただろこれ…)
王子にはマジ感謝しかありません。
そんなわけで、異常気象で心も晴れやかに、本日の目的地へと直行。
サウスケンジントンの駅からスキップで7分くらいで到着!
あ、あれだあれ…
本日の目的地、それがここ!(はい、どーん!)
東京すき焼き亭!
なんと今日は、すき焼きを食べに参ったのです(ロイヤルウェディングだし)。
ノスタルジックとモダンが融合したような外観。
KOBE BEEF…(ごくり)
和牛オンチの俺でさえ聞いたことあるキラキラネーム…
これは俄然期待が高まります。。。
早速中へ入ると、、、なんということでしょう。。。
店内が謎にアート。。。
この思いっきりの良さ、「これぞチェルシー!」って感じで非常に好感が持てます。
ところで今日はロイヤルウェディングじゃないですか?
でも残念ながら王室から招待状が俺の元に届かなかったので(忘れたのかな?忘れちゃったのかな!?)、仕方ないので、勝手に日本式でお祝いしたいと思います。
王子かんぱーい!
ゴキュゴキュゴキュ…
ぷはぁ…
いやマジ、この泡のきめ細かさは、ジャパンメーカーだけ!
こうなると、つまみも欲しくなってきますよね。
つーことで、王子の為にこんなん頼みましたー♪
ピリ辛きゅうりと、
和牛ポテサラ!
ちなみにこの高級ポテサラ、チップみたいな和牛が散りばめられていて、無条件でルービーが進みまくるというヤバい代物でした。
さて、ウォームアップ完了。こっからが本番です。
目の前には次々と物資が運び込まれ、着々と夢の舞台が整って参ります。
そしてついに来ました。
メインエベンター、グレート和牛がリングイン!
こ、これが噂の和牛…(ごくり…)
赤いダイヤかなにかですか?
(いや丸くないから比喩としてどうかと思うけど、それくらい神々しいって意味だぞ!)
マグロでいえば、大トロよりも赤身派の俺にとって、このお肉は光り輝いて見えたのです。
ちなみにこの赤身肉は鹿児島を代表するファームから産地直送だそうで、そらぁ輝いて見えるハズですよ!
さぁこれでスタンバイOK!EL決勝の次くらいに熱い夢の舞台が整いました。
ここで自分で調理することも可能らしいのですが、ぶっちゃけ、貴族鍋と云われる「すき焼き」なんて作った事もないし、こんな高級食材取り扱った事もないので、ここはプロであるお店の人に頼んでみました。
するとそこへ、和牛マスターの斉藤さん登場!
すき焼き調理開始の儀式であるという、生卵しゃかしゃかから。
おぉ…!!!(マジ感動)
日本では食べて当たり前の”生卵”ですが、ロンドンだと少々事情は変わって来ます。実はここロンドンで生卵は、リアルに危険物に指定されていた過去があるのです。
30年ほど前になるんでしょうか、1980年代後半、卵のサルモネラ菌がヤバい!ってことで政府が生食を禁止。その後対策はされたようなのですが、公的には許可されていない状態が続いていました。
しかし先日イギリス政府がついにTKG(卵かけご飯)解禁を高らかに宣言!
当然イギリス中の日本人だけが大歓喜したわけですが、、、
「自己責任」のお国柄、生好きの俺は自分をコントロールすることが出来ず、10年前から定期的に命がけでTKGにチャレンジしておりました。。。
当然身の危険を感じながらの、”ながらTKG”でしたので、それはそれは命はってましたよ、俺は!
そんな生卵大好き芸人の俺が、
この儀式に歓喜しないわけがないんですよぉぉぉ!!!
斉藤さん、あんた最高だよ!
しかももっとアガルのがこれだよ、これ!
H.I.S.様のオーガニック生卵無限クーポン!
ここからダウンロード出来っぞ!
http://www.his-euro.co.uk/vouchers/sukiyakitei-his.pdf
これをかざせば、産地直送、新鮮なオーガニック生卵が飲み放題!!!
これは熱い、熱すぎるよ…
それでも生卵が心配というあなたもご安心ください。
東京すき焼き亭さんでは、そもそも安心安全なオーガニック卵を、念には念を入れサルモネラ菌の原因である表面もしっかりと洗浄しているとのこと。安心してごっくんしちゃってください!
生卵について語り過ぎました。さーせん。さっさといきましょう、さっさと。
さて、これがすき焼きマスター斉藤さんの芸術的な生卵しゃかしゃか。
あぁ…ごはんにぶっかけてえ…
という欲望をじっとこらえつつ、調理にロックオン!
見よ!ぐつぐつと燃え滾るピッチに並べられた藝術的スカッドを。
そしてメイン和牛投入で、俺のボルテージも一気にヒート!
最後はもういっちょダシを投入し、味をしっかりと染み込ませるという魔法をかけて出来上がり♪
そして斉藤さんに促されるまま、、、
オーガニックな生卵の中に泳がせ、
ご飯にワンバン、いったらっきまーす!!!
ぶわー…
んがー…
あぁ……
もうね、言葉になりませんよ。
美味しいもん食べたとき、人は言葉にならないって、そういう…
ペラペラしゃべるヤツ嘘だぞあれ!
(俺のボキャブラリーとか語彙力の問題だけじゃねーぞきっと!)
そして第二弾投入。
生卵も2個目ごっくん。あっという間にペロリンコでございます。
そしてさらにこの店の売りである、特選神戸牛?あれ?特上和牛?…まぁどっちかなのですが!
和牛は以下の3種類から選べます
和牛赤身
特上和牛霜降り
神戸牛
ん?
んん!?
今まで出会った事のない、この世のものとは思えない”肉”を前に、思わず二度見…
霜か?
霜が降ってあるんか!?
鍋に入れただけで溶けそうな(…いや、もはや溶けてる!)肉を急いで口に入れると…
なんですか?
霜降は飲み物ですか?
飲み物ですね?
ってくらい、瞬殺。。。
口に入れた瞬間、あっという間に消えてなくなってしまいました。。。
ダメですよこれは。
これはダメ。
こんな美味しい肉食べちゃダメですよ、俺は。
実は俺ね、牛肉には並々ならぬ思い入れがあるのですよ。
思い起こせば数十年前、自分がまだ義務教育過程の実家暮らしだった頃の話。
まれに焼肉とか鍋みたいのが食卓に並んだのですが、焼けば固くなるし、口に入れてもなかなか飲み込めないしで、「肉」と呼ばれるものはそれほど好きじゃなかったんですよね。
でもね、一人暮らししてひとつわかったことがあるんです(多分これが一番の収穫)。
それは、俺が18年間食べて来た「肉」と呼ばれるものは、ほぼ全てが豚肉だったということ。
あれ?焼いても白くならない肉あるやん…
てか、スーパーで売ってるやん…!?
年一で焼肉屋で食べるような肉って、お店でしか食べれないと思っていた俺にとって、それはそれは衝撃でした。
それからは当然毎日肉三昧。焼けば茶色くなるような肉ばかりを買って来ては、毎夜毎夜テーブルに並べました。慣れないフォークとナイフで切り刻んで。
でも3枚680円のステーキや、1パック500円のカルビなんてたかがしれてるんですよね。実家で食べてたのとはなんらかわらない、焼けばただの固い肉。でもこれが「牛肉なのだ!」と毎日感動しながら食べていました。
そして大人になって、お金を稼げるようになって、それでも牛角とか行っちゃって、でもそれで十分でした。十分なんですよ、俺みたいな人間は。
でもね、こんな肉食べちゃったらさ、また俺の肉ステージ上がっちゃうじゃない…
固い肉食べらんなくなっちゃうよ…
でも、今日だけはいっか!
ロイヤルウェディングだし!
ハリー王子ばんざーい!!!
そうなんですよ。俺は王子を祝いに来たんだから、これでいーんだよ!
ぷはぁ…ハリー王子にお腹いっぱい胸いっぱい!ということで、最後はアイスでクールダウン!
あとなにこれうまい。
味もさることながら、和牛マスター斉藤さんの、すき焼き同様客を飽きさせないトークスキルも絶品でした。
「土地柄チェルシーの選手も来ますねぇ」という話の際、「あ、ちょっと自分は違う宗派なんで…」と言いながらこのスマホの印籠を見せると、
話は驚くべき展開に。
斉藤さん「あぁ、アーセナルなら山本さんがいらっしゃいますよ?」
そう「アーセナルの山本さん」とは、以前記事でも書いた事があるのでご存知の方もおられるかもしれませんが、アーセナルで”スポーツセラピスト”を務める唯一の日本人スタッフの山本さんです。
↓ラムZめっちゃ引っ張ってるこの人
過去記事はこちら
アーセナルに救世主あらわる!その人の名は山本さん
アーセナルの救世主山本さんイングランド代表に電撃移籍!か?
【お詫び】ジャパン祭でアーセナル救世主のあの方と邂逅した話
自分も一度お会いした事がある旨を伝えると、山本さんもこのお店を懇意にしてくださっているとのことで、選手も何人か連れて来てくれた事があるんだそうです。
斉藤さん「それで何人か選手が来てくれたんですけどね、ひとりだけ名前を覚えてる子がいるんですよ。ギブスっていう選手。彼は本当に礼儀が正しくてね、すごく印象に残ってますよ。
今は遠く行っちゃったでしょ?でもたまにメールくれたりするんですよ。ほんといい子ですよね」
うんうん…
俺はただただ黙って何度もうなずきました。
ギプス元気かなぁ…
バーミンガムくんだりに、こんな美味しい店ないだろうからなぁ…
このような色んな興味深いお話を伺い、帰る前にトイレと思ったら、こんな暖簾が!
日本人にはおなじみのアレ。
ただ日本人におなじみでも、外国人にはアレすぎてアレなようで、男が女湯に入っちゃう事案が続出。
そんなわけで、結局このアイコンも設置せざるおえなかった模様です。。。
当たり前と思ってることが当たり前じゃない
それが外国あるある!
そしてピクトグラムは偉大!
席に戻る際、店内にこんな写真を発見。
どれどれ…
「Welcome Lang Lang…」
ランラン?
ランラン…
鈴木蘭々?
ではなさげだなぁ…
そしてこの額は…
和牛マスター斉藤さん、タパス世界大会第2位!
あ、斉藤さんやっぱ凄い人でした!
そんで三枚目は…
デュークー…!
デュークー!!!
あの歩き方で店入ってきのかな!
外を出歩くときデューク更家のウォーキングで歩けば痴漢冤罪で捕まることはない。 pic.twitter.com/edDdIhiFCR
— コエちゃん(完熟) (@koenokio) 2014年4月14日
そーなのかな!?
そーなんやな!?
それはみたい!
ちなみにデュークさんの「すき焼き亭をブログで紹介」の記事はこれですね!
https://ameblo.jp/saraie/entry-12196071178.html
ちなみにこの記事を書いている際、Yahoo!ニュースにこんな記事が。
【神戸ビーフ最高値 海外で人気】高級ブランド牛肉「神戸ビーフ」が28日、神戸中央卸売市場で1キロ8024円を付け、過去最高値を記録。海外で人気が高く、輸出が増えている。 https://t.co/is5m8qlJQw
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年5月28日
「神戸ビーフ最高値 海外で人気」
なんというタイムリーなニュース!
もちろん東京すき焼き亭さんは「神戸牛認定店」なのですが、
この手の話で、これまた面白い話をお聞きしました。
実はスペイン・マドリードでも「品寅屋(しなとらや)」という和牛のお店を展開されている「すき焼き亭」さんですが、スペインでは「和牛=神戸牛」みたいなノリなんだそうです。
なので和牛を出すような店は、悪気なく神戸牛じゃなくても「神戸牛あります!」と全面に唱っちゃうんだそう。
ヘッドホンステレオを全てウォークマンて呼ぶみたいなノリで。
※『ウォークマン』はSONYの登録商標
それくらい「神戸ビーフ」が海外でも一般化したという証なのかもしれませんね。。。
そんなスペインの「品寅屋(しなとらや)」さん。
何故その名称かというと、これまたビックリ!
社長さん(左)が、あの言わずと知れたアメリカシンガー界のゴッドファーザー”フランク・シナトラ”(中央)と深く親交があり、そのシナトラさんの名前を頂戴したのだそうです。
なんでしょうこのお店、掘れば掘るほど出て来る面白エピソードの数々。。。
そんな斉藤さんのトークでさらにお腹いっぱい大満足の東京すき焼き亭さん!また機会があれば是非面白トークを聞きに伺いたいと思います。
あ、そのときはもちろん、H.I.Sさんの卵飲み放題券持参で!
別れ際、
「ヨーロッパで、少なくとももう2店舗和牛でいきたいですね」
という力強い野望を満面の笑みで語ってくださった斉藤さん。
自分も、海外組のはしくれとして影ながら応援させていただきます。
P.S.
あ、そーそー、ハリー王子おめでとー。末永くお幸せにねー♪
みてるだけでお腹いっぱい、食べたら昇天間違いなし。
万が一の確立でアーセナルの選手が来るかもしれない東京すき焼き亭さんはこちら!
東京すき焼き亭(TOKYO SUKIYAKI-TEI)
85 Sloane Avenue, Chelsea Cloisters, London SW3 3DX
020 3583 3797 / 020 7581 1539
最寄り駅: South Kensington駅
http://www.tokyosukiyakitei.com/
もし行かれる際はH.I.S.さんの卵飲み放題券をお忘れなく!
http://www.his-euro.co.uk/vouchers/
コメント
Arsenal blog…?
でもそんなさるさんが大好きです。
どーも。
流石に面白そうな店をいっぱい知ってますね!
猿さん、多分lang lang はピアニストのラン・ランでしょう。ピアノが置いてる店のようですし。
確率の字が
ここってチェルクロの1Fですよね、昔はアルゼンチンビーフのガウチョだったような、肉系でサバイブしているんですね。ちなみに近くには鉄板焼Benihanaがありますよね、昔はスイコテにもあって、某王子様が騒ぎすぎたところ女将に窘められたという都市伝説が、ハリー王子で思い出しました。