俺達のロッシーが「愛」を語っていました。
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6月9日プラハで引退試合を行うロッシーのインタビューです。アーセナルの理由(わけ)、怪我との闘い、そしてフットボール愛など、これでもかってくらい赤裸々に語った、素晴らしすぎるグーナー必見、いや全てのフットボール好きに観てもらいたい内容です。一部文字起こししてみましたので、是非雰囲気でご覧ください。
プライオリティはフットボール
お金のことだけ考えてたら、ボクは取り返しのつかないミスを犯していたかもしれないね。
フットボールはずっとボクのモチベーションだった。
もちろん魅力的なオファーは嬉しいよ。でもやっぱり一番はプレーのスタイル。フットボールは常に一番のプライオリティで、お金は二の次だった。
ボクにはプレーが全てだったし、どんな凄いオファーだったとしても正直関係なかった。それが僕が幸せでいられたひとつの理由かもしれないね。
もしドイツじゃなかったとしても、たとえばイタリア、スペイン、イングランドだったとしても、まぁ実際オファーがあったんだけど、そこに寄り道しても、同じような道を辿ったと思う。
いつかはアーセナル。
今でもそう思ってるよ。
ロシツキにとってのアーセナル
アーセナルは僕が好きなクラブだった。
「Arsenal Way」と呼ばれるプレースタイルは、自分にとってはとにかく魅力的だった。自分を一番活かせるクラブだと思ったし、ここなら楽しめるだろうなぁって。
来てからも、ここでずっとプレーしたいと思ったね。
キープレイヤーとタイトル
アーセナルは”サクセス”のクラブだ。
僕が来る2年前は無敗優勝していたし、チャンピオンズで決勝まで勝ち上がったシーズンもある。
正直、自分も色んなタイトルが勝ち獲れると思ってた。
そうはならなかったけどね…
2006年、僕が入団した時はハイバリーラストシーズンの翌年だった。クラブは新しいスタジアムに移り、いつの日からか借金を返すのがクラブの命題となって。そうなると、なかなか選手を引き留める事も難しくなった。
アンリ、フレブ、ファブレガス…毎年毎年キープレイヤーがいなくなって、タイトルも難しくなってしまって…CLに出場することが唯一の目標みたいになっていたのかもしれない。
2008年のアーセナル
でも2008年(07-08)は、タイトルこそ獲れなかったけど、いいチームだった。2月にはリーグトップにもいて。
でも自分が怪我でシーズンを棒に降って、エドゥアルドも骨折してしまって…そしてファンペルシーも怪我…残念ながらタイトルレースには敗れてしまった。
2008年…成し遂げられなかったのは心残りだよ。
ファンタスティックなチームだったし、とにかくナイスなフットボールをしていただけにね…
でもあの時は最高に楽しくプレー出来たんだ。
怪我について
怪我はやっぱり、自分のキャリアを決定づけてしまったと思う。18ヶ月離脱してしまったしね。
正直、自分の中でも最悪な時間だった。自分の実力を魅せる事が出来ると思っていたからね。
でも出来なかった。
選手として一番最高の時間をピッチの外で過ごしてしまったんだ。あの怪我のせいでね…
選手としては、27から31の間が最高の時だと思ってた。
それがフットボール選手にとってのピークだと。
経験も積んで、選手として一番脂の乗り切った時期。
だから最高のプレーが出来る。
でもボクはそれが出来なかった…
自分のキャリアを振り返ってみて、それが一番残念なことだね。
怪我する前は自分の中でもいい感じできていたんだ。いつでもゴールを決めてやるって感じで臨んでたしね。
でも、怪我で手術をして、治ったと思ったらまた手術で…
僕はもともと攻撃的な選手だったけれど、そういうのも怪我で壊れちゃった感じで。
怪我さえしなきゃ…なんて事だけ考えてた。
この時はほんと難かしい時間だったし、自分自身忘れたい時期だね..
でもこの時のおかげで、自分は強くなれたとも思う。
タイトルについて
アーセナルは長い事タイトルから見放されて来た。
でもついに、FA CUP 2014で優勝した。
選手にとってもファンにとっても最高の瞬間だったと思う。10年間待ち焦がれたトロフィーだったからね。
延長でジャックと一緒にピッチに入った時、この試合勝ったと思ったんだ。
最強のベンチだったしね。
ハルも疲れて守備的になっていたけど、自分達はプレーの質も良かったし、パスも通せていた。
こういう試合で大事な事は、相手の全てを上回る事なんだ。
もし自分がダメでもジャックならやってくれる、そう思ってた。
そして、延長後半、ラムジーがゴールを決めて3-2になった。
最高の瞬間だったね…
みんながあのゲームを楽しんでいたと思う。
ボクらはピッチ外でも仲が良かったし、最高の仲間だったけど、みんなお互いの為に闘ったんだ。
パーフェクトなチームだった。
そして純粋に、心からフットボールを楽しむことが出来たよ。
ボクらはFAカップとコミュニティシールドを獲った。
これがボクがアーセナルで勝ち獲ったタイトルだけど、
本当はもっともっとクラブに貢献出来ると思ってた。
全て勝てるだろうって…
以上がロッシーのことば。
これがトマーシュ・ロシツキーという漢の全て。
If you love football,
You love Tomas Rosicky.
そんなロッシーを愛してやまない全グーナーならびにフットボールLOVEの皆さんに朗報です。
ロシツキー引退試合、アーセナルプレイヤーでの配信が決定しました。
この夏何故か暇なセスクをはじめ、フレブ、フラミニ社長参戦で、スパイスボーイズ再結成。あの「黄金の中盤」が蘇ります。他にも懐かしい顔がいっぱい。
グーナーも、そうでない人も、きっとロッシーをもっともっと好きになるロッシー引退試合はアーセナルプレイヤーで。
引退試合についての記事はこちら
「あの男も参戦!?」ロシツキーの超豪華引退マッチ開催決定!
キャンペーン終わっちゃったけど、ボスTは最高!
コメント
ロッシー最高すぎる
もうほんとありがとう
カソルラや彼のような選手を、アーセナルで今後あと何人観られるのか…
2007-16アーセナル万歳!
いつの日かガナーズをリトルモーツァルトが指揮し美しい旋律を奏でてほしい。
いつの日かガナーズをリトルモーツァルト監督が指揮し美しい旋律を奏でてほしい。
さるさーん!いつも超楽しませてもらってます( ̄∇ ̄)
ツイート始めたんで、もし良ければフォローしてもらえたら嬉しいです!!
Omnh.gooner
@omnh1216
私はこの8月でガナサポ歴20年になりますが、2008年は一番華麗で本当に楽しいチームでした。
無敗優勝の時よりも私は魅了されました。それほど美しいフットボールだった記憶があります。
あの時のチームのイメージをベンゲル氏はずっと思い描いていたんだろうなと。
少しは思い出補正があるかもしれないけど、私の中でも最高のチームでした!