全世界のグーナーの皆さんに朗報です。
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ジャカ、シャキリ、セルビア戦で問題になったあのポーズにFIFAが神裁定
セルビア戦にて、アルバニアの国旗「双頭の鷲」ポーズでセルビアサポを挑発したとして、セルビアサイドから訴えられていたジャカとシャキリ、そして男気キャプテンのリヒティ。
詳細はこちら
「アイデンティティとは何か」WCグラニト・ジャカもうひとつの闘い
「サポーターへの挑発行為は2試合の出場停止」という規定により、主要メンバー二人のグループリーグ最終戦とトーナメント初戦の出場が危ぶまれていましたが、
珍しくFIFAがまさかの神裁き!
3人には「罰金のみ!」という裁定が下されました。
Switzerland's Granit Xhaka, Xherdan Shaqiri and Stephan Lichtsteiner have avoided bans for their 'double eagle gesture' goal celebrations in their side's #WorldCup win over Serbia.
https://t.co/IVPdHD6yS4 #bbcworldcup pic.twitter.com/Kzep1enbRY
— BBC Sport (@BBCSport) 2018年6月25日
もうこれ以上ない最高の落としどころ。
これに関しては、
よくやったFIFA!
そう思わざるおえません。
罰金が課された3人にまさかの展開
罰金は、ジャカ、シャキリの二人には10,000スイスフラン(110万くらい)と、キャプテン・リヒティには5,000スイスフラン(55万くらい)。
自らのアイデンティティを示したパフォーマンスでの代償、おそらくこの3人なら喜んで払うことでしょう。
しかしここで、急転直下の展開が!
少額でも彼らに払わせてはならないと有志たちが立ち上がり、ファンドを設立。
https://www.gofundme.com/xhaka-shaqiri-and-lichststeriner
あっという間に到達!
※スイスFAが拒否した場合、チャリティに寄付するとのこと。
アルバニアも政府公式ファンドを通じ募金を開始するなど、まさかの広がりを見せています。
https://prishtinainsight.com/dont-be-afraid-of-the-eagle-fund-to-pay-shaqiri-xhaka-penalties/
ジャカのパフォーマンスの意味
試合後ジャカはこう語っています。
「今日は特別な日だ。家族スイス、アルバニア、そしてこそぼのが勝利した日だ。あのジェスチャーはサポートしてくれたみんなに対してやったことだ。決して相手に向けてやったわけではない」
とはいえ、当然
「サッカーに政治を持ち込むな」
「もっと酷いことされた親族を持つ選手でも、何もしてない選手だっているじゃないか」
「あれはダメだろ普通に…」
等々、賛否両論あることでしょう。
いやむしろあってしかるべきだと思う。
でもそういう事を言える人って、既にその問題を知っているからこそ言えるんですよね。
知らない人はきっと頭上に「???」だったろうし、いったい何が問題なの?って思っていたと思います。
そういう意味で、賛否両論を生み出したことにパフォーマンスの意義があったと思うし、知らない人にも届くきっかけにもなったのではないか?そう思うのです。
俺がユーゴ問題を知ったのは1993年、K-1初代王者となったクロアチア出身ブランコ・シカティックの一言でした。
「リングの上なんてたいしたことはない。俺は本当の戦場の怖さを知っている」
自分はこの一言で氷りつき、ユーゴスラビアでの血で血を争う内戦の事を知りました。
ネットなんてなかった時代、調べてもよくわかりませんでしたが(今でも複雑すぎてわかりません)、少なくともK-1を追っていなかったら、ユーゴについて知ることはなかったかもしれないし、考えることもなかったかもしれない。
そういう意味でも、この世界が見守るワールドカップという世界的な舞台で、この2人が決めた2つのゴールにはそれ相当の価値があったのではないか、そう思うのです。
かつて自分がK-1きっかけでこの問題を知ったように。
騙されたと思ってこれ読んで欲しい。2chのスレだけど。
「戦争の体験談を語るわ」という良スレ。
フィクションだと思ってもらってもいいと思う。
でもきっと、現実はこんなもんじゃない。
どっかの新聞で「終わったと考えられていた問題に火をつけた」という記事が載っていたのを目にしましたが、
コソボの問題は未だ現在進行形。
ちなみにコソボ問題は過去のものって思ってる人いるけど、まさに現在進行形だからやばいんだって。セルビアの運命がヨーロッパの運命といってもいいほど脆い場所。
新型車両の塗装がこれですよこれ。 pic.twitter.com/qjPrW4sSjs— EU Traveller🇯🇵🇸🇪🇬🇧 (@eurotravellerJP) 2018年6月22日
セルビアサポが試合中「アルバニア人を○○せ!」とチャントで歌っていたという情報もあったりなかったり…(でも、これも創作かもしれない…っていう目を持つことも大事だったり大事じゃなかったり)
Cant believe Shaqiri, Xhaka and possibly Lichtsteiner will be getting 2 match bans for #SUI for a celebration of pride, but it's alright for the #SRB fans to chant 'Kill the Albanians' and 'Kosovo is Serbia' all game as well as wear Ratko Mladic t-shirts and get away with it
— Seid Odobasic (@odbsc) 2018年6月25日
ワールドカップってのは、そういう事を知ることの出来る唯一無二の大会なのかもしれない。
なんて思ったり、思わなかったり。
とにかく俺のワールドカップ、ひとつ楽しみが継続です。
ジャカ、頼んだよ。
P.S.
ちなみにこれはええんやな?
Maradona celebrando el gol de Argentina. 😂😂😂 pic.twitter.com/nQeS5cHuKb
— Periódico Warca (@PeriodicoWarca) 2018年6月26日
まぁ神だしな!
『メスト・エジル自伝』絶賛発売中!
コメント
ドイツ負けちゃいましたねぇ。 また前回王者はGL敗退…。
ほとんど休みなく、ずっと戦い続けてた選手は、各リーグ開始まで少し休めるかと。
エジルを戦犯とする方がいるみたいやけど、そんなひどくなかったと思うが。
決めてもらえんかっただけ。試合開始から4-0のような戦い方だっただけ。
ジャカ・リヒト オスピー次も頑張って。モンレアル(ウェルベック)も出番はあるだろうし
ウチとしてはメンツが早く戻って来る訳やし。。。。
知るきっかけになるって、例えば当事国間で見解の割れてる問題だったらどうするの?
サッカーの国際大会なんてこれほど効率のいいロビー活動はないし、国家も裏で糸引き出すかもしれないってヤバさは
ロンドン五輪で日本人なら身に染みて分かってるはず
だからこそ個々の事例において同情はするがピッチ上や大会を利用しての政治的主張は一切認めないってスタンスを取るしかない
もっと酷い目に遭ってる選手云々は、だから黙れとかそういう事じゃなく、ユーゴ紛争はサッカー界にも当事者が多すぎて
それぞれの民族を背負ってピッチで政治的主張し始めたら、収拾がつかなくなって新たな紛争が生まれる可能性があるし、
そうなれば第二第三のジャカが出てくる事になるけど、それはジャカが望んでる事とはとても思えない
平和な環境に生まれた事を卑下してその贖罪意識から過剰に理解を示したがる気持ちは分からないでもないが、やっぱり引かなきゃいけない一線はあると思いますよ
読んでいただいたんですか?ありがとうございます!
猿のたわごとなんて、気にしないでください!
こんなクソブログ、マジ誰も読んでないですから!
知るこれはこれだと言いたいねぇ。
スポーツに持ち込んじゃだめよ。この一言に尽きる。
お猿さんの言うこともわかるが、小康状態の紛争が激化したりしないか心配なのよ。