Twitterの方ではちょくちょく続報を投下していた、チェルサポの人種差別問題。
いつものことだしもいっか…って感じだったのですが、ナイルズ君も立ち上がったようなので、ブログでも取り上げてみたいと思います。
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またもチェルシーで起きた例のあれ
事件は先週末、チェルスキvシッティが行われた、ヌルヌルのスタンフォードブリッジで起きました。
スターリングがボールを取りに行った際、ホームのチェルサポサイドから、当然のように心無い罵声を浴びせられたのですが、その内容がこちら。
One of England’s hero’s at the World Cup now “A f***ing black c*nt” according this Chelsea supporter. Disgusting behaviour #sterling #mancity #chelsea pic.twitter.com/Rsx8gi5jBl
— OC (@theshank7) 2018年12月8日
“YOU FU@@ING BLACK C$$T!”
黒人選手に対して、「ピー」が入るワードを投げつけたわけです。
これについてFAは即捜査を開始、すぐに犯人は特定されたわけですが、、、
まず前提として言うとくけど、
これはチェルシーによくある風景。マジで。
ガチのチェルサポってこんなんバッカ。
残念ながら。
まぁこの記事も読んでいただければと思うのですが、
3年前、CLパリ戦が行われたパリ市内にて、地下鉄に乗ろうとした一般人のパリ市民の黒人男性を、チェルサポは声高らかに「俺たちはレーシスト!」と歌いながら蹴り飛ばすという愚行を行っており、ぶっちゃけ「また?」って感じでしかありません。
ていうかさ、主将ジョン・テリー自ら、リオ・ファーディナンドの弟であるアントンに対して人種差別的発言差別を行い、4試合BAN喰らってるくらいですから、推して知るべし、今でも白人至上主義の血が色濃く残っているクラブなのです。
ちなみに今回、スターリングに人種差別発言を行ったとされるコリン・ウイングさん(60歳)のシーチケは当然没収、会社からも速攻解雇を言い渡され、BT(NTTみたいとこ)のマネージャー職も追われた模様。
え!BT!?そんな上級国民だったのかよ!?という衝撃はありますが、
チェルサポだもの。
なんの驚きもありません。
チェルシーサポとは何か?
そんな中、ツイッターからこんなリプをいただきました。
「カンテに助けられてるチームのサポがこういうことを言うのは理解に苦しむ」
ほんとそうですよね。ほんとそう。
あんな宇宙一を成し遂げた強豪レジェンダリークラブのサポが、こんなしょーもないことするかね!?
と、お思いの方が大半だと思います。
ですが、チェルシーというクラブの歴史を紐解いてみると、色々見えてくるものがあるのです。
今でこそ「チェルシー地区」という高級住宅街に佇む、一見”高級クラブ”のようなイメージがあるチェルシーFCですが、先ほども言った通り、元々は白人至上主義の権化のような凶悪クラブでした。
70年代80年代はマジガチのフーリガンの巣窟で、ミルウォールと双璧の、”近寄りがたいサポが巣喰うクラブ”の代名詞的存在でもあったわけです。
ちなみに、フーリガンとは、“フットボール観戦して楽しむ人”ではありません。
“フットボールに乗じて、喧嘩したり憂さ晴らしをしたい人達”のことです。
それがチェルシーサポだったわけです。
先ほど問題を起こしたコリン・ウイングさんの年齢を覚えてらっしゃいますか?
そう60歳。
70、80年代、ちょうどフーリガンのど真ん中を生きてきた世代の人です。
残念ながら、いい年こいたおっさんがこうなってしまうのも、ある意味仕方がないというか。。。
チェルシーのフーリガンをまとめていた、筋金サポのこんな名言があります。
「ぶっちゃけ、2部にいた時の方が最高だったな!!」
これが全てだと思います。
メイトランド・ナイルズの実話
そんな中、うちの三代目ナイルズ君が、今回の人種差別騒動について自身の経験を語りました。
( Arsenal.com )
"I reported it, but nothing was done about it. I guess I just had to move on from it and become stronger from that."
Ainsley Maitland-Niles has revealed he suffered racist abuse aged 12 while playing for Arsenal's youth team in Germany.
Full story: https://t.co/rF4aMekuL5 pic.twitter.com/Y4lbrUf7uR
— Sky Sports Premier League (@SkySportsPL) 2018年12月12日
「スターリングが、彼自身や、そして他の選手達のために立ち上がったのは凄いことだと思うし、それに追随して、クラブや選手達もその後押しができれば最高だと思うっすね。
自分もユース時代、12歳くらいの時ドイツ遠征でそういう経験があって、そのときは正直イラっときたっすよね。スターリングと似たような状況で、スローインでボールを取りいったら後ろから聞こえてきて。
なんも出来なかったっすよね。ただプレーを続けるだけで…でもその経験で強くなれた気はするっすけど。
(差別されたことを)親父に言ったら、『胸張って生きてけ』って言われたっすね。そして親父の昔の話も聞かしてもらったっすけど、なんも変わってなくて。だから、もうそういう時代じゃないってこと、俺たちも言っていかないといけないと思うっすね。
今こうして、それを話したり、考えたりするのもキツイっすけど、みんなで、スタッフもメディアも含めて、そういうものを無くしていくっていう時にきてると思いますね」
先日、バーミヤンが鶏サポからバナナを投げられたばかりですが、今度はチェルサポ界隈で巻き起こったこんな騒動。
エミレーツの大きなモニターの下には、こんな文字が書かれたバナーが貼られています。
「YOU CAN’T BUY CLASS」
(品格や歴史は金では買えない)
結局そういうことなんですよね。
プレミア採って、CL優勝して宇宙一のクラブにはなったけれど、
所詮はハリボテ。
こういうことが起こるたびに、そう思うわけです。
元フーリガンのおっさんの言葉、
「ぶっちゃけ、2部にいた時の方が最高だったな!!」
これこそが、ある意味”ガチ”のチェルサポの魂の言葉なのだと思うよ…。
他のサポは迷惑きわまりないと思うけど。
でもあれかもね。そーいうフーリガン的な人達が消えて初めて、新たなチェルシーが始まんのかもね。知らんけど。
ちなみに、うちの6歳の愚息セナさんの通う小学校は、ほぼほぼ移民勢しかいないのですが、
「弱いものは、さらに弱いものをたたく」
とはよく言ったもので、いつもセナさんが標的。
フットボールカードを盗られたり、自慢げに持っていったおもちゃの時計をぶっ壊されたり、青タンとかも日常茶飯事(時計ぶっ壊したのは白人の子やったな。先生の息子だかなんかで)。
後ろから押されて地面に頭打って失神失禁したり、この前は尖ったものを目に刺されそうになったりとめっちゃサバイブなのですが、
一番仲良くしてくれる子は、ジャマイカンの黒人の子だそうです。
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コメント
サッカーに限らずスポーツにおいての差別問題はここ近年よくメディアに取り上げられて、スポーツ団体やクラブチームが差別行為に対する罰則を課すようになってきたので昔に比べればかなり改善されたと思いますね。
それでもこうした人々がいるという事はまだまだこの問題の根本的な解決に至るまでには時間がかかりそうですね。
セナさんに関しては、なんとも悔しいですね。どうか強い子に育ってほしいです。
いちグーナーとして応援しております。
てか、セナさんもう6歳なんですか!
だいぶ前から拝読させて頂いてますが、時が経つのは早いものですね!
それめっちゃわかります!3代目ジョエルキャンベルの母国コスタリカで生活していたときの話ですが、じぶんらは差別されているって主張するわりにはアジア人への差別すごかったですもん。あたまぽよぽよのあほんだらばっかですな。
まあそれでも全員が全員そうではないどころか一部の人達の話ですけどね何でも。
木を見て森を見た気になるのもどうかと。
あと2部にいた頃のフーリガン全盛期はサッカー事体が今のそれとはぜんぜん違って本当に闘いみたなモノだったってのも留意しといたほうが良いかもしれません。所謂「男のゲーム」と言われてた頃です。
そのころの興奮に取り憑かれた彼等は今の様変わりしたプレミアリーグにも当時の幻影をみて同じように興奮してしまうんでしょう。
当時は激しさで一番有名でしたからチェルシーが(アブラモビッチ買収で有名になったわけじゃないですよ)
セナくん…
自分もセナ君と同い年の子を持つ親でもあるのですが、本当に大変ですね。泣
日本も変な子多いですが、ロンドンもなんですね。そんな奴らに負けず立派なガチグナに育って欲しいものです。圧倒的正義橋本真也のように。。。