昨日の記事で「アーセナルEL登録スクウォッドの謎」について描かせていただきましたが、
この記事を通じ、UEFAの選手登録レギュレーションについて大幅に勘違いしていたことの気づき、さらにそれを補って余りある学びがあったので備忘録的な感じで記しておきたいと思います。
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UEFAの選手登録レギュレーションについて大幅に勘違いしていたこと
マーボ君がこのリストから漏れた理由を、大幅に勘違いしていたんですよね。
まずはそれについて説明したいと思います。
それでは、今回のEL登録スクウォッドをご覧ください。
Arsenal's confirmed Europa League squad:
Cech, Leno, Iliev
Bellerin, Sokratis, Koscielny, Mustafi, Lichtsteiner, Holding, Monreal, Jenkinson, Kolasianc
Elneny, Mkhitaryan, Ramsey, Ozil, Torreira, Iwobi, Suarez, Guendouzi, Xhaka
Lacazette, Aubameyang, Welbeck pic.twitter.com/TGrTL2CjYA
— AFTV (@AFTVMedia) 2019年2月6日
GK:
チェフ200, レノ様, イリエフDF:
ベジェりん、パピー、コッシー、ムスタヒ、豊島さん、ロブ君、ナチョ、ジェンコ先輩、親方MF:
西島、ミキティ、ラムZ、高田先生、マテキン、パリピ、ジャニー(仮)、KATSUMI、シャカFW:
ラカZ、バーミヤン、ダニ男
以上のように、24人のメンバーがリストアップされました。
内訳は以下の通り
一般枠:17人(MAX17人)
チェフ200, レノ様, パピー、コッシー、ムスタヒ、豊島さん、ナチョ、親方、西島、ミキティ、高田先生、マテキン、ジャニー(仮)、KATSUMI、シャカ、ラカZ、バーミヤン
ホームグロウン枠:7人(MAX8人)
イリエフ、ベジェりん、ロブ君、ジェンコ先輩、パリピ、ラムZ、ダニ男
ここにマーボ君は入っていません。
そしてこの一説。
UEFA rules state teams should name eight homegrown in their squad, but following Emiliano Martinez’s loan move to Reading, Arsenal could only name seven, reducing their senior squad list by one to 24 players as a penalty. #afc pic.twitter.com/9rEV8sLdaj
— afcstuff (@afcstuff) 2019年2月5日
UEFAのルール上、8人のホームグロウン選手を登録すべきだが、エミリアーノ・マルティネスがローンに出てしまっているため、アーセナルのホームグロウン枠は7人となる。よって全体の人数から一人減らされ24人となる。
(スカッド全体の上限25名、ホームグロウン上限8名)
以上のことから、
なぬ!ホームグロウン8枠埋められなかったせいで、ペナルティ喰らって全体から一枠減らされて24人になったの?それでマーボ君漏れたん!?だったらエディでもなんでも、イングランドの子供、誰でもいいから入れれば良かったじゃん!
と一人勝手に炎上していたのですが、どうやら全くの見当違いであることが判明。
なにを見当違いしていたのか、俺の頭の中をもう少し詳しく説明すると、
ホームグロウンを埋められない場合、ペナルティとして全体の人数25人からガンガン人数が減らされると勘違いしていたわけです。
ホームグロウン一人足りなければ一般枠からも一人削除みたいな感じで。
UEFAならやりかねん!と。
今となっては何故そう思っていたのかは謎ですが、完全にそう思いこんでいたわけです。
だからアーセナルはこのペナルティを避けるためだけに、ホームグロウン枠に怪我人の選手を登録しているのだと。でもアーセナルはホームグロウン枠一人を埋めることが出来なかった…。
故に、「怪我人を登録したけどそれでもホームグロウンが足りないせいでマーボ君が弾かれた!何たる皮肉!」とガッツリの思い込んでいたわけです。
しかしそれは全くの被害妄想でした…。
正解は山中教授から。
あーなるほど!えーっと、少し違います!Aリストは17人+ホームグロウン8人という構成で、HG減らしてもいいけど減らしたら合計が24人になるよ!というルールです。今回マヴロンが漏れたのは単にスアレスに押し出されたからで、HGが一人減ったのは、マルチが移籍したからです!
— 山中拓磨(Takuma Yamanaka) (@gern3137) 2019年2月6日
なるほどぉ…
一般枠は17人まで誰でも登録可能。ホームグロウンも8人まで登録出来るけど、もしいないんなら無理して埋めなくてもいーよ、枠減るけど。
ってことみたいで、GKマルちゃんがローン移籍してしまい、ホームグロウン枠を埋めれなかったことでその1枠が消滅してしまっただけのようです。
普通にまんまでした。。。
つまり、マーボ君がリスト漏れしたのは、ホームグロウンのペナルティとか一切関係なく、単純にエメリンがマーボ君ではなくスアレスをチョイスし、一般枠の17人から漏れただけなのでした。
今になって思えば「当たり前じゃん!」って感じですが、思い込みって恐いですね。
「UEFAクソ!」くらいにしか思ってなかった自分を責めたいです。
そしてエメリンがスアレスをチョイスした件ですが、ELを知る男エメリンが、EL制覇の経験を持つスアレスをスカッドに入れるというのは必然。そうすべき。
ただそれ以外のフィールドプレイヤーでマーボ君より優先すべき選手がいるのかいないのか…ここが論点となるべきなのでした。
ちなみにスアレスを除くフィールドプレイヤーはこの13人。
コッシー、ムスタヒ、豊島さん、ナチョ、親方、西島、ミキティ、高田先生、マテキン、KATSUMI、シャカ、ラカZ、バーミヤン…
こーしてみるとみんな必要そうに思えてくる不思議…!
まぁそうなると、マーボ君に泣いてもらうしかないってことか…。
わかりました。
祈りましょう。
CBが絶滅しないことを。
子どもたちがELに登録されてない問題
ちなみにもうひとつ疑問がありました。それは、今回発表されたホームグロウン枠に、子どもたちの名前が一切なかったこと。
ホームグロウン枠にベンチ入りすら出来ない選手を形だけリストアップするなら、動ける子どもたちをたくさん入れたらいいじゃない。エディとかメドレーとか。
こんなしょーもないオブジェクションも、我らが山中教授が瞬殺してくださいました。
それがこちら。
このAリストとは別にBリストというものがあり、15歳以降に2年以上アーセナルに在籍している、かつ24歳未満の選手であればそちらに登録できるので、エンケティア君はじめユース組は今回のリストに登録しなくとも、そっちのBリスト枠でEL出場可能です!
— 山中拓磨(Takuma Yamanaka) (@gern3137) 2019年2月6日
このAリストとは別にBリストというものがあり、15歳以降に2年以上アーセナルに在籍している、かつ24歳未満の選手であればそちらに登録できるので、エンケティア君はじめユース組は今回のリストに登録しなくとも、そっちのBリスト枠でEL出場可能です!
なんと!
子どもたちは、今回のリストに登録していなくても出場出来るみたいです!
ならノー問題!
それにしても知らないこと、まだまだいっぱいあるなぁ…世界は広い!
まとめ
以上を元にわかったこと総括。
・18-19シーズンのELスカッドの登録期限は2月1日まで
・ELのスカッドは一般17人+ホームグロウン8人で構成
・ホームグロウンは必ず登録する必要はない(足りなくてもOK。人数が減るだけ)
・マーボ君がELスカッドから外れたのはUEFAの陰謀ではなく、CBは絶滅しないことに賭けたエメリンの決定
・ホームグロウン枠に怪我人を入れたのは、奇跡を信じた何か、名誉枠
・UEFAにはシニア向けのAリストとジュニア向けのBリストがあり、今回発表されたのはAリスト
・Bリストには「15歳以降に2年以上アーセナルに在籍している、かつ24歳未満の選手」が登録可能
・子供達がここにリストアップされていないのはBリストに登録可能だから
・UEFAは思っていたほど悪党じゃなかった
・やっぱスクウォッドよりスカッドの方が言いやすい
・山中教授は天才
今回UEFAの登録のレギュレーション関係を山中教授にご教示いただきました。もちろん、この辺は皆さんご存知のことだとはとは思いますが、俺はまだまだ知らないことたくさんあるし、「世界は広い!」を改めて実感した次第です。
そして今回も謎や疑問を解消でき、大変勉強になりました。教授ありがとうございました。
今後も、「人生とは学びである」を教訓に、「無知の知」をひけらかしていく作戦で色々教えを乞うていく所存ですので、引き続きご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。
それにしてもツイッター最高だよ。リアルタイムで賢くなれるよ!
というわけで、グーナー軍師・山中教授のツイッターアカはこちら
https://twitter.com/gern3137
しれっと、さるも…
https://twitter.com/saru_gooner
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