オーバメヤン実はPKが苦手！？得点王に隠された感動秘話

先日ノーロンダービーでPKを失敗したバーミヤン。

しかし彼は、本来PKが得意な選手ではなかったというのです…。

ドルサポの@axgmr1さんが、バーミヤンのPKにまつわる感動エピソードを紹介してくださっていたのでシェアさせていただきます。
（@axgmr1さん、ステキなお話ありがとうございます）

 
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本当はPKが得意じゃなかったオーバメヤン

オバがあまりPK得意じゃないのがグーナーさんたちに結構知られてなかったみたいだから、ここでロイスとオバには超感動的なPKエピソードがあるのを是非知ってほしい🙏🖤💛 pic.twitter.com/6GWLsiUU5M

— axgmr (@axgmr1) 2019年3月3日

オバがあまりPK得意じゃないのがグーナーさんたちに結構知られてなかったみたいだから、ここでロイスとオバには超感動的なPKエピソードがあるのを是非知ってほしい。

ドルトムント時代、ブレーメン戦でPKを獲得した時オーバメヤンは得点王がかかっていたが、チームが勝つことを優先しPKはスペシャリストのロイスが蹴り、これをしっかり決めた。

しかし3-3の状況で再びPKを獲得したとき、ロイスはオーバメヤンに「これは君が蹴るんだ、嫌でも蹴れ」と言って蹴らせた。そしてオーバメヤンはこれを決めスコアは4-3に。

ドルトムントは勝利を収めたが、もちろんこの選手の勝手な判断にトゥヘルは激怒。決められたから良かったが、もし失敗していればドローで終わっておかしくない試合だった。トゥヘルは物凄い勢いで叱ったが当の本人はヘラヘラ笑って流した。

オーバメヤンはこの試合で単独得点王が決まりブンデスリーガ2016/17シーズンの得点王に輝いた。試合後には涙を浮かべながら、これは嬉し涙だと話した。またロイスは自分を信用してくれたと嬉しそうに語った。

人間味溢れる、いいエピソードだなぁ…。

ドルとアーセナルに関しては、うちにドルの選手が流入する前から、なにか共通する部分を感じてました。

大スター軍団バイヤンのような、絶対王者に立ち向かうというクラブの立ち位置であったり、チームの雰囲気や空気感的な部分。

チームが「血の通った人間の集合体」であるというか。

思い出に残るゴール

よく「アーセナルで思い出に残るゴールは？」と訊かれることがあります。

これまで数々の衝撃的ゴラッソや劇的逆転を決めたシュートなど、思い当たるゴールはたくさんあるんだけど、それでも俺は迷わずこう答えます。

08-09 3.14 黒板戦のエブエのPKであると。

下位相手の、特にゴラッソでも、歴史を変えたゴールでも何でもないんだけど、でも「アーセナルのゴール」といえば、俺の中ではこれなんですよね。

「あぁ、お前エブエ好きだもんな？」と言われそうですが、確かに歴代アーセナル選手の中で一番好きな選手はエブエではあるんだけど、でもそれが理由ではないんです。

では何故か？

当時のエブエはやることなすこと全てが裏目、チーム内でも一人空回りしているような状態で、ホームのエミレーツでさえ「とっとと交代しろ！」とブーイングが起こる始末。

ホームの選手へのブーイングなんてなかなか聴けないですよ。そんなどん底の中行われた黒板戦。83分、交代で入ったエブエが、アルシャビンからのクロスを押し込みまさかのゴールで一点目。

そしてロスタイム、ヴェラが倒されPKをゲットするわけなのですが、そのキッカーがまさかのエブエ。

ストライカーにはアルシャビン、ヴェラ、なんならディアビまでいるのに、エブエなのです。

エブエはこのPKをしっかり決め、なんとこの日2点。

そしてエブエは、このPKきっかけで徐々に調子を取り戻し、再びチームに溶け込んでゆくのです。

確かに3-0だし、誰が蹴ったって良かったかもしれない。

でも、これほど愛のある譲り合い、観たことないんですよ俺は。

その証拠に、ゴール後エブエに駆け寄るチームメイトの姿見てよ！

ただPK決めただけだよ？

選手達はいつもそばで見ていた。ブーイングを浴びるエブエを。そして、笑顔を徐々になくしていくエブエの姿を。

そんな選手にチャンスをあげたい。でも、実際それが出来るクラブがどれほどあるのかと。

アーセナルが掲げるモットーは「Victoria Concordia Crescit（勝利は調和の中から生まれる）」。

だからこそ、これが俺の「アーセナルで思い出に残るゴール」なのです。

そしてこのバーミヤンのエピソードも、どこか同じ匂いがするというかね。

「俺に蹴らせろ！」「いや、俺が蹴る！」ってのもアグレッシブでいいんだろうけど（監督の選手交代無視して「PKのゴールは俺に守らせろ！」ってのも最近あったような気がするけど）、

改めて、愛のある譲り合いは、やっぱ血や心が通ったクラブ唯一のものだと思うのです。

未だゾンビフェイスのバーミヤンだけれど、

Mood pic.twitter.com/3ePQsqI70K

— GoonerViews (@GoonerViews) 2019年3月7日

頭を上げろバーミヤン！

俺たちがついてる！