俺たちの柳さんがついに引退です。
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ヨッシ・ベナユンが現役引退
俺たちの柳さんことヨッシ・ベナユン(יוסי בניון)が、4月11日現役引退を発表しました。
Congratulations on your career, Yossi
Wishing you all the best for the future following your retirement pic.twitter.com/rjBNvC0Zx2
— Arsenal FC (@Arsenal) 2019年4月11日
え!まだやってたん!?
とお思いの方が大多数かとは存じますが、
そうなんです。まだやってたんです。
38歳だそうです。
踏んだり蹴ったりの赤青時代
柳さんといえば、ハマーズ、リバポー、チェルスキー、アーセナル、QPRと、プレミアの5つのクラブでプレーした経験を持つ、まさに生ける伝説。
でも青シャツ時代なんかは完全に死相が出てたし、
↓田舎にいたときなんかは、酷い仕打ち受けてたもんなぁ…(油ひでーよ)。
Happy Retirement Yossi Benayoun! But what a player (he really wasn't) Jose Bosingwa was for kicking him in the backside! pic.twitter.com/bNf1UklW3E
— The Magic Sponge (@TheMagicSponge_) 2019年4月11日
もう、踏んだり蹴ったり…つーか、
踏まれたり蹴られたり…。
そんな中一番輝いていたのは間違いなく11-12シーズンですよね。
この赤シャツ時代が一番イキイキしてた!
それだけは間違いない!(キッパリ)
ほんと目が爛々と輝いてねぇ…
医者の制止を振り切り、病院のカラカラ(点滴ぶら下げるやつ)なしでプレーしてたのはこの時代だけじゃねえかなぁ…。
そして「どこにそんなスタミナとパワーが!?」ってくらいガリッガリの身体でピッチ上を駆け回り、僕たちを存分に心配させるとともに、健康の大切さを教えてくれました。
とにかくね、こんなにも胸のクレスタがでかく見えた選手は他にいないよ!
Benayoun emekliliğini açıkladı. Hayatında başarılar Yossi! pic.twitter.com/RhH1MbIJRv
— Arsenal Türkiye (@arsenal_turkiye) 2019年4月11日
そして2014年にイングランドに別れを告げ母国イスラエルリーグに移籍。最近まではイスラエルの名門、ベイタル・エルサレムというクラブでプレーしていました。
そして2018年夏に行われたロッシー引退試合にも駆けつけてくれた柳さん。
ピッチに立っているだけで、涙が溢れ出たものです。
ベナユンの偉大なる記録
そんな柳さんですが、リバポー時代?に偉大なる記録を達成していたことをご存知でしょうか?
3 – Yossi Benayoun is one of just three players to score a hat-trick in each of the @premierleague, Champions League and FA Cup, along with Sergio Aguero and Harry Kane. Retirement. pic.twitter.com/nnxaUp2L6v
— OptaJoe (@OptaJoe) 2019年4月11日
プレミア、CL、FAカップの3大会でのハットトリックを達成。
これを成し遂げたのは、アグエロ、ハリケーン(ウソくせー)、そして柳さんと、わずか3人だそうです。
MFで、しかもあれほど謙虚な柳さんがハットトリックとか…
ふがいないFWに対する、身体を張ったアンチテーゼだったのかもしれません。。。
ベナユンとの想い出
柳さんといえば、鮮明に脳裏に焼き付いて離れない、衝撃的な出来事があります。
それは出待ちしていた時のことでした。
大抵の選手は、信号待ちで止まった際、車の窓を開け、気軽にサインや写真に応じてくれるのですが、唯一ファンとの接触を拒み続けていた選手がいました。
それが柳さんことベナユン。
でもあまりにもしつこかったんでしょうね。一度だけ窓を開けてくれたことがあるのです。
その際、彼が放った言葉に衝撃を受けました。
「私は君たちの相手はできない。
何故ならこの道で止まるな(出待ちの相手をするな)と警察に言われてるんだ…」
正直感動しました。
ルールを厳格に守る。
それって、彼のプレー、そして生き方そのままじゃないか。
ベナユンらしいや!!
心からそう思ったのです。
そんな柳さんがついに現役引退。
今後はスポーツダイレクターに就任し、後進の育成を行うのだそうです。
宗教、政治と様々なものが複雑に絡み合い、もしかしたらサッカーどころではないかもしれない謎の国イスラエル。
しかし、代表戦歴代最多出場、己に厳しいイスラエルのレジェンドの現役引退は、何か大きな意味があるかもしれない…なんてことを、漠然とではあるけれど思ってしまうのです。
己には厳しいけれど、本当は人に優しい、そんなレジェンドだもの。
柳さんとイスラエルの未来に幸あれ!
柳さんが一番輝いていたあの夏の日
コメント
ベナユン!
すごく好きな選手でした!
調子の波がなくて、熱くて、でも謙虚な感じで、好きでした〜