ムヒタリアンEL決勝を正式に断念です。
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ムヒタリアンがEL決勝に出れない理由
それについては、下記の記事で国マニアのヤスコ先生が詳しく説明してくださっているので是非ご一読いただきたいのですが、
ざっくりいうとアゼルバイジャンとアルメニアの領土問題から派生した民族間の対立です。
すいません。これはざっくり言っちゃいけない問題でした。まずは読んでみてください。
とにかくミキティの身に危険が及ぶくらいのヤツです。
そのような理由から、アルメニア人であるミキティは制度上アゼルバイジャンに入国できないことになっており、BAKUで行われたELグループリーグ・カラバフ戦も欠場していたのですが、ここで事態が大きく動きました。
アゼルバイジャンの偉い人、ムヒタリアンの出場を許可
その後、アゼルバイジャンの偉い人が今回のEL決勝に向け特別措置を発動、ミキティの入国を許可する声明を公式に発表。
Azerbaijani minister indicates to @AP that Mkhitaryan can go to Baku for Europa League final. #afc #cfc https://t.co/t1tQSv9YVL
— Rob Harris (@RobHarris) 2019年5月10日
やったー!!!いやっほー!!!
ミキティの存在はチームとしても非常にありがたく、個人的にも諸手を挙げて大喜びしたい衝動!は多分にあるのですが、
でもどこかで、
そんな簡単なこと、なん…?
と思う自分がいるのも事実。
アゼルバイジャンとアルメニア間における民族間の対立「ナゴルノ・カラバフ問題」というのは、血で血を争う大抗争の果てに停戦中というものなので、25年前の戦争とはいえ、俺みたいな平和ボケした人間には、未だどこまでの怨念や憎しみが渦巻いているのかが全く想像できないのです。
もちろんピースフルに解決すればそれはそれでいいんだけど、ミキティが身の危険を犯してまで…というのは少し違うと思ったりね。
さらにいえば、これはミキティだけでなく、スタジアムごとドッカン!みたいなことも無きにしもあらず案件というか。。。(全て陰謀論見過ぎ奴の妄想です)
まぁそもそもそういう国でこの決勝を開催すること自体がアレなんだけど、
Incredible scenes at FIFA press conference as Sepp Blatter is showered with fake money in a prank. pic.twitter.com/Zd48wiy1Ab
— bet365 (@bet365) 2015年7月20日
そんなことを言っても始まらないんで、もしミキティに無事許可がおりピッチに立つことが出来るとしても、最大限のMAX警備でお願いしますという感じでございます。
バイジャン関係者の皆さま、何卒よろしくお願いいたします。
と、ここまでがこれまでの流れなのですが、
今回、この問題について公式から正式にアナウンスされました。
ムヒタリアン、正式にEL断念!
公式アナウンスがこちら。
"We're very disappointed to announce that @HenrikhMkh will not be travelling with the squad for our #UELfinal against Chelsea."
Full statement 👇
— Arsenal FC (@Arsenal) 2019年5月21日
「これまで我々は、様々な選択肢を模索しながら、ミキ本人、彼の家族と話し合いを続けてまいりましたが、この度正式にEL決勝に帯同しないことを決定しました。
今回のいかんともしがたい(納得のいかない止むに止まれぬ)状況についての説明をUEFAに提出しました。
ミキは、この度のファイナルに進むまでの道のりにおいてもキープレイヤーであり、不帯同はチームとして大きな損失です。また、ひとりのフットボール選手がヨーロッパ・ファイナルのような、大きな大会の出場チャンスを逃すということに関しても非常に残念に思っています。
ミキは我々が決戦の地BAKUに旅立つ今週末まで共に戦ってくれる予定です(そして決戦の日も)」
イギリスのみならず、フランス、ドイツ、スペインなど欧州主要都市からのダイレクトフライトがない
周辺の交通機関の対応がしょぼいので人が一気に来られると困る
イギリスとの時差が3時間あるので現地キックオフが23時
そもそもヨーロッパじゃない
そして、
以前紛争地帯で民族間の問題が未だくすぶっている
これが、EL決戦の地、BAKUというところ。
障害が大きいほど、それを乗り越えた時の喜びは大きいはず…。
…ミキティィィィィィ!!!
もう死んでも持ち帰るしかねーだろ。
な。
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