AFTVについて考える小一時間。
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ハマーズ戦の前だったかなぁ、エミレーツ前の壁に、こんな落書きが出現していたんですよ。
AFTV OUT
これがまさか、あの伏線だったとは……
っていう、YouTubeの内容をテキスト化しました!
Arsenal Fan TV, Get Out Of Our Club!!
突然ですが質問です。
Finish this sentence…
The biggest problem for Mikel Arteta at Arsenal will be _______________________
— talkSPORT (@talkSPORT) 2019年12月20日
ミケル・アルテタの最大の悩みのタネは〇〇になるだろう。
Q:〇〇に入る言葉を答えよ。
この質問に、こんなイカした回答が寄せられました。
— John Williamson (@willow1886) 2019年12月20日
回答: アーセナルファンTV
なるほどね!!
そして昨日のエヴァトン戦後、期せずしてその答えが正解であることが判明しました。
試合後、ツイッターのトレンドにこんなワードがランクイン!!
AFTV
Robbie
AFTVは「アーセナルファンTV」、RobbieはアーセナルファンTVのドン的な人の名前。
試合後、インタビューしてるでおなじみのこの人です。
Arsenal 0-3 Man City Player Ratings | Boys Against Men!!!https://t.co/jkqubo2rYV#AFC #AFTV pic.twitter.com/t07UCndQR8
— AFTV (@AFTVMedia) 2019年12月16日
と同時に、こんなツイートが流れてきました。
試合後、AFTVのドン・ロビーに突っかかる一般グーナー男性。
Arsenal fans letting Robbie know they don’t represent Arsenal fans
No need to abuse Robbie but the message is clear that the presence of @AFTVMedia isn’t welcome any more pic.twitter.com/h2qQdjxPED
— John Cooney (@johncooney1) 2019年12月21日
そして、その後巻き起こる、
Post match #AFTV
Fans chanting ‘arsenal fan TV get out of our club!’ pic.twitter.com/B4X8YzvIH9— Zack (@ZackShoots) 2019年12月21日
Arsenal Fan TV, Get Out Of Our Club!!
お前らがクラブから出てけ!!
のチャント。
アーセナルを愛するサポーター同士、一体何故こんなことになってしまったのか、浅くうすーく解説してみたいと思います。
AFTVとは何か?
まずAFTVとは何か?その説明から。
「AFTV」とは、2012年、前述したRobbie Lyleが立ち上げた、ファンベースのYouTubeチャンネルで、先日ついに登録者でミリオン(100万人)を達成したYouTuber界でも大御所中の大御所です。
To celebrate AFTV hitting 1 Million Subs, we will be doing a live Q&A on the channel tonight from 7:15 PM (BST)
Watch Here: https://t.co/UApJWo1EX7 pic.twitter.com/2cfPtWh0IG— AFTV (@AFTVMedia) 2019年9月17日
ちなみにバスケ鷄の公式の登録者は89万人(2019年12月現在)、バスケ鷄ファンTVらしきものは3万人くらいですから、その規模は推して知るべし。
とにかく、今でこそ、色んなクラブのYouTubeチャンネルがありますが、おそらくその先駆けだったんじゃないかと思います。
また、この団体を立ち上げたロビーは、以前BBCレディオのレゲエプログラムのホストも勤めていたらしく、元々はタレントというか、ガチのミュージシャンだったようです。
「べしゃりもお手のもの」というのもうなづけます。
ところでこのチャンネル、元々は「AFTV」ではなく「Arsenal Fan TV」という名前でした。
しかしある事件をきっかけに名称の変更を余儀なくされます。
それが、2018年に起きた「アーセナル・ネガティブ事変」です。
「Arsenal Fan TV」の名称変更を余儀なくされた背景
2018年、「Arsenal Fan TV」は、アーセナル公式サイドからこのようなクレームを受けます。
「お前らが勝手に使ってるうちらのアーセナルって名前さ、もう2度と使わないでくれる?
そんな毎回ボロクソ云うチャンネル、うちらもネガティブなイメージしか持たれなくて困ってんだわマジで」
これを元に「AFTV」へとさくっと名称を変更、今もネガティブ活動を続けています。
2018年といえば、ヴェンゲルの長期政権が崩壊し、内外共にわちゃわちゃしていた時です。
「WENGER OUT」運動もあったり、スタジアムも殺伐としていた時期。
そんな中、試合後のインタビューでは「ボスの時代は終わった」とか「とっとと辞めろ!!」的な意見ばかりが世界中に拡散され、宇宙のいたるところで「WENGER OUT」ブームが到来したのは記憶に新しいところ。
「WENGER OUT」が拡散されすぎて、もはや大喜利の世界に突入。
とにかく、皆この大喜利に情熱を捧げるくらい、謎の一大ムーブメンツになっていたわけです。
つまり、このチャンネルは、それくらい影響を持ちすぎてしまったってことです。
ベジェリンの言葉
以前THE OXFORD UNIONの講演会に招待されたベジェリンが、質問コーナーで「FAN TV」について質問され、このように答えていました。
「(見ないようにはしてるけど)、ふとしたとき、自分のタイムラインに(ネガティブなコメントが)表示される時があるね…
ファンとはいっているけど、彼らは本当にファンなのだろうか?と思う時がある。
彼らは僕らの失敗でお金を稼いでるわけだからね」
最近では、ムスタフィがSNSでの殺●予告をカミングアウトしたり、リアルではエミレーツでジャカへのブーイングがありました。
SNSでの暴言くらい、リアルにやられちゃう南米に比べたらましかもしれないし、この状況だもの、矛先が選手に向けられるというのはある意味仕方のないことなのかもしれません。
(フランスW杯の後、城先生も卵ぶつけられたし)
しかし、SNSアプリの普及と共に、卵をぶつけることがさらに容易になってしまった。
推測でしかないけど、AFTVから影響を受けた世界中のサポが、電凸よろしく、罵詈雑言をSNSに書き殴ってる人がいないとも限らない。
選手側の立場に立てば、ベジェリンやムスタフィが語るように、見たくなくても目に入ってくるネガティブな言葉に、メンタルをやられる選手もいるかもしれない。
そして、当時、ベジェリンのこの記事を読んでいる時に見つけたコメントがこれ。
「ファンTVは、実は負けている時の方がビュー数が多い」
というもの。
俺のブログなんて、負けた次の日誰も見ないよ!羨ましい!!
とは全く思わないけど、そういう現象が起きている事実。
つまり、「負ければ負けるほど儲かるという、リアルな炎上商法」になっているわけです。
でも、それについてはチームが勝てばいいわけだし、編集やらなんやらそんだけ手間暇かかってるわけだから、お金を稼ぐことに関しては問題ないとは思う。
とはいえ、
ネガティブな発言で世界が陽動され、その矛先が選手に向かい、そして負ける…
という負の連鎖だけは、なんとかなんねぇかなぁ…としみじみ思ってしまうわけです。
AFTVは正義なのか?
実はこの写真をインスタにアップしたところ、どこから見つけてきたのか、英語でのコメントで一気に埋まりました。
「その通り!奴らは悪害でしかない!」というものから、「いや彼らは我々の代弁者じゃないか!」というものまで、こちらも意見が真っ二つ。
支持者の言う通り、確かに彼らはサポーターの代弁者ではあるけれど、果たして彼らの正義が、どれだけクラブに届いているんだろうか?とも思うわけです。
もちろんクラブ側に意見することは大事だし、間違っていることを指摘することも大事なんだけど、最近の彼らの言動を見るに、ただのストレス解消になってやしないか?そう思ったりもするわけです。
こんなニュースがありました。
エメリ解任間際のドタバタ時、エメリの英語を馬鹿にしたり、ジャカとエメリをディスる書き込みに「いいね!」する選手がいたというやつ。
正確には「エメリはもう勘弁。ジャカと一緒にとっとと消えろ!」と言いながら中指立てている写真に対しての「いいね」。
そのインスタ(中指を立てている写真なので自主規制)がこれですが、
この人、AFTVスタッフではないけれど、TVとはかなり近い位置にいる人なわけです(右の人)。
そして、この中指投稿には40,000以上の「いいね」がつきました。
一方では、同じウェイヨー!ワッサ系のオーバメヤンとはツーカー。
この人が、もしオーバメヤンがやらかしたときオーバメヤンをボロクソ言うのか注目ではありますが、正直そーいうことなんですよね。
ある一定の選手とは繋がってしまっている。
そしてこの投稿を見たジャカが「いいね!」した選手とうまくやれるか?って話よマジで。
もう、そーいう話。
つまり、AFTVってのは、サポだけでなく、選手も二分にし始めてるってこと。
最近ラカ使われてないじゃないすか。
あの理由なんでしょうね?
結局「AFTV」はどうしたらいいのか?
俺はね正直AFTVは見ていません。
その理由は、
英語がわかんねーから!!
マジ何言ってっかわがんね。
そんな俺が見ても、ヒデーこと言ってんなぁと思うわけです。
でも、もし日本語だとしても、見ねぇと思うんだよなぁ。。。
だってさ試合後「あのクソ野郎、とっとと辞めろマジで!!!」とか「解任!解任!さっさと解任!しばくぞー!(引越調)」みたいなインタビュー見ても、俺のブログにはなんのメリットもねぇもんなぁ…。
とはいえ、俺はね、色んな意見があってしかるべきだと思ってる。
「NHKをぶっこわーす!」に賛同する人もいれば、えらてんのように猛烈に反発し、一人特攻する勇者がいてもいいと思ってる。
それがこの社会だから。
ただ俺は見ないってだけ。
もちろん、まともなことを言ってる人もいるんですよ。
「そろそろそういう季節なんで辞めてください」とか「この戦術はおかしいよね?だから辞めてください」とかね。
一億総監督社会、皆が皆、個人の意見を云うのは大事なことだと思うし、イングランドなら特にそういう教育をされてるわけだしね。
ただ聴衆を前にするとアゲアゲになっちゃう人っているじゃないですか。普段はおとなしいのに、突如過激派に豹変しちゃう人。
そして周りも一緒になって「いえーーー!!!!」と盛り上がっちゃうっていう群衆心理みたいやつ?
そんな過激さを求めるがあまり、クラブや選手を巻き込んだ現状がヤバイなぁ…と思うだけ。
で、結局AFTVはどーすればいいのか?
ある意味ここまで世界中のアーセナルファンを盛り上げているわけだから、このまま続行してほしいとは思ってます。
っていうか、俺が言わなくてもするでしょう。
こんな状況だもの、今後も過激なインタビューが続行するかもしれません。
そしてこんな出来事の後だもの、さらにファンを二分にし、クラブも二分にすることでしょう。
そして、どんどんその溝は深くなっていくのです。
だからどーしようもありません。
むしろその溝を楽しむのです!!
と言ったら始まんないのでガチで考えてみました。
それは、
「ネガティブなこと言ったら罰金」みたいなやつをやる。
「ゴルフで横文字禁止縛り」みたいやつ。
マジで、月に一回くらいはそーいうやつやれば面白いと思うんだよな。
ロビーが、「おまえらいいか!今日だけはネガティブ禁止な!ポジティブなことだけ言ってけマジで!!じゃねーと罰金な!!それでも喋りたいやつ出てこいや!!!」
つって、喋る方も
「うーん…あのー、ほら、あの謎の采配?…あれ最高だったな!カッパーヒールド並みのイリュージョンだよイリュージョン!」(いえーーーい!!!)
とか
「あのーほら、ジャカの荒々しい削り?あれで芝もいい感じでメンテできたと思うぞ!!」(いえーーーい!!!)
みたいになるはずだから、これやろう!
うん、それがいい!!
いやぁまたも解決しちゃったなぁ…。
つーわけで、
AFTVの今後に大注目です!!
いやマジ、みんな普段はいい人なんですよ、あーみえて。
さっきの中指は知らんけど。
特に左側のTYは唯一ポジティブの良心派!!
まとめ
なんかねぇ、ネットってさぁ、その場限りのスタジアムやパブのヤジと違い、得てして拡声器になりやすいし、受け取る側も「マジョリティな意見」と思っちゃう性質があるので気をつけねばなりませんよね。
マジ自戒を込めて。
そして今回の件で、「AFTV」に特攻するくらい気概を持ったヤツがいるのを見て、サポもまだまだ捨てたもんじゃないと思ったよ。
コメント
ラカゼット…そうなんすか
最近なんで出さないんだろってずっと思ってましたけど、なんかガッカリっす
罵詈雑言をこないだまで並べてストレス発散していたblogだったような、、面の皮すげえ(ホジホジ)笑
正直興味ないチャンネルだったけどなるほど。観ないことが抗議ですね。ビューで稼いでるし。
かなり前だけどーwww
アーセナルの裏切り者ランキング投稿した人www
アレがRobbieかなー?www
1位がキャッシュリーでwww
2位がナスリでwww
3位がジョージ・グラハムだったwww
ペルシとアデバヨールの名前もあがってたwww
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