【新型コロナ】ロックダウン「家にいろ！」の意味とは？ベジェリンも異例の自宅待機要請！？

某国の首相がようやく会見を開いたようですが、何故「家にいろ！」なのか？この機会なので、ずっと離れたイギリスの現状についてご報告してみたいと思います。

世界的ムーブメント「#StayAtHome」とは？
世界よ！これがイギリスの本気だ！
ベジェリンも身を以て緊急の自粛要請！？
今こそ引きこもりニートのススメ

世界的ムーブメント「#StayAtHome」とは？

SNSの世界的ムーブメント「#StayAtHome」をご存知でしょうか。

シン・コロナをこれ以上広げないため「家にいよう！」というものなのですが、今回、ダビド・ルイスも不要不急の外出を控えるよう訴えています。

💬 “To save a life you need to be a superhero, to save hundreds or thousands of lives you need to be a health professional!”

Stop what you’re doing.

Watch this powerful message.

📱 @DavidLuiz_4 | #StayAtHome pic.twitter.com/NcL25qa84G

— Arsenal (@Arsenal) 2020年3月26日

命を救うためにはスーパーヒーローになる必要があります。

何百人、何千人もの命を救うためには、医療の専門家の手が必要なのです。

いますぐ家にいろ。

マジ頼む。

さすがに「これなんの話？？？」というキッズはもういないとは思いますが念のため。

「何故こんなにも外出を控えるような運動」が起きているのかというと、結論から言うと、

パンデミックで病床が足りない

さらに対応に当たる医療従事者も足りない

というのがひとつの要因。

病院がパンク、いわゆる「医療崩壊」しちゃって大惨事ってやつです。

続々運ばれてくる重篤な患者で病院は満床、治療を受けることもできず死んでしまう未来がすぐそこまで来ている。いや、既にそうなっている国も結構あります。

そこで、「そうならないように、これ以上NHSの負担を増やさぬよう、お願いだから家にいていて！お願い！マジで！」そういう心からの懇願なのです。

インタビューとかで「かかったら自己責任っしょ！」っていう若者の声が漏れ聞こえてきますが、あたり！自己責任になんだけど、でもその「自己責任」をあなたは3人に押し付けてしまうわけです。

そしてその3人がまた3人に…ここまで書けばさすがにわかりますよね？

それと「若い人治るって言うじゃん！」という人もいますが、残念ながら若い人じゃないんだよなぁ。ターゲットはヤングライオンじゃないの。

若手が知らず知らず知らずのうちにパパやママ、じいちゃんばあちゃんおじさんおばさんに感染しちゃって、取り返しのつかないことになる。ロートルを総なめ。それがシンコロの恐ろしいところなのです。

ちなみにICUでの治療がどれほど過酷なものであるかはこちらをご覧ください。

BBCニュース – 「怖い気持ちはある」　韓国のICUをBBCが取材、新型コロナウイルス https://t.co/KR6ACRede9 pic.twitter.com/sRe6rHxiaa

— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) 2020年3月28日

ただでさえ過酷な条件下の中、感染者数がオーバーシュート（言いたいだけ）してしまったら医療サイドも疲弊し救えるものも救えない。そういう限界ギリギリの状況というわけです。

そしてアメリカで医療に従事されている方のツイート。

米医師の中でもCOVID患者を積極的に診たい医師と診たくない医師に分かれている。尚、周囲は診たくない方が多い。

普段重篤な患者を診ても何とも思わない医師ですら診たくない状況。特に基礎疾患の無い若い患者が一瞬で呼吸不全に陥っていくのを見て戦々恐々としている。自身の生命の危機を感じている

— ゆるふわますい🥟 (@jpusanes) 2020年3月27日

米医師の中でもCOVID患者を積極的に診たい医師と診たくない医師に分かれている。尚、周囲は診たくない方が多い。

普段重篤な患者を診ても何とも思わない医師ですら診たくない状況。特に基礎疾患の無い若い患者が一瞬で呼吸不全に陥っていくのを見て戦々恐々としている。自身の生命の危機を感じている

「医者も背を向けたくなるような状況下で、これ以上負担をかけないで欲しい」

それが「#StayAtHome」。海外ではそういう運動が起こっています。

世界よ！これがイギリスの本気だ！

そんな中、イギリス首相ボリジョンことボリス・ジョンソンが、NHSを補助してくれる250,000人のボランティアを募集したところ、なんと24時間で40万人を越えるリアクションがあったようです。

PM Boris Johnson says in just 24 hours 405,000 people have responded to the government’s call for 250,000 volunteers to help the NHS during the #coronavirus outbreak.

Follow live updates on #COVID19 here: https://t.co/2r2SoLQwrt pic.twitter.com/zkLR7wUFlO

— Sky News (@SkyNews) 2020年3月25日

さらに「ExCel London」と呼ばれる巨大なコンベンションホールに、4000人収容の「ナイチンゲール病院」という臨時の野戦病院を設立すると発表。

🇬🇧 This is GREAT Britain 👌

Thank you to our impressive British Army planners and engineers for working hand in hand with our NHS – transforming the London ExCel centre into the NHS Nightingale Hospital with capacity for up to 4,000 people.

We All Stand Together. pic.twitter.com/Vxi0Eug0Q8

— Aman Bhogal #StayHomeSaveLives (@AmandeepBhogal) 2020年3月26日

「ExCel London」というのは、ロンドンオリンピックの会場にもなった、ロンドン郊外にある幕張メッセとか東京ビックサイトみたいなやつなんですけど、この広さのスペースが通路挟んでトイメンにもあります。

NHS Nightingale. The Excel Centre. pic.twitter.com/fXnUZgLEjU

— Steve SNR (@stevesnr50) 2020年3月28日

これが国の本気ってやつだよ、本気。

国民に金を払い、経済をストップさせてまで取り組む姿勢。

そして、文字通りの戦争の中フロントラインで戦うNHSの人々に対して、町中から拍手が送られました。

この投稿をInstagramで見る

午後8時に拍手を👏🏻 これは「NHSで働く人をみんなで応援しよう！」っていう運動。これなのよなこれ。いつも好き勝手やってるのに、いざという時発動する一体感。フットボールの応援に通づるやつ！この国ってのは、こういう人のつながりで持ってる気がすんのよなぁ…ユルネバ！！ #NHS #StayHome #London

Saru Gooner(@saru_gooner)がシェアした投稿 – 2020年 3月月26日午後2時24分PDT

命がけで働いている人にしてみたら、当然こんなのは気休めでしかないかもしれないけれど、こういう時のイギリスってのはほんとスタジアムと同じなんだよなぁ。。。

そして夜勤という戦場に向かう、救急救命士への拍手。

夜勤へ向かう救急救命士さんへ近隣の人々が拍手を送る。

A paramedics, neibours give her a round of applause as she heads off for another night time shift. pic.twitter.com/idvUjHLPWZ

— tasha (@phootahh) 2020年3月28日

普段は我関せずでもいざという時発動するこの一体感。ユルネバですよ、ユルネバ。

一方日本では。

秋葉原のパチンコ屋に並ぶ皆さん
PCR検査で大当たりが出て
肺のフィーバーが続いて
死んでしまうよ、、、 pic.twitter.com/gupHXcYOZS

— 医カス (@iiiikasu) 2020年3月28日

ステキやん。

東京でこの集まり具合です。
規制だけではマルチ商法のセミナーはこれだけ集まります。
塩水スプレーと販売してるサプリでコロナ防げると言っています。 pic.twitter.com/c575Wppf9A

— 伝書鳩188 (@MYAdjdGiYM1ctMW) 2020年3月27日

ステキやん。

「苦虫を噛み潰している」という表現がこんなにピッタリくる顔を見たことがない pic.twitter.com/DZ0YouSJi4

— 山口慶明🇺🇸Lockdown中… (@girlmeetsNG) 2020年3月27日

ステキやん。

でもね、俺は、日本人だけは大丈夫と思ってます。

なんたって世界で唯一、神に守護（まも）られている民族だから。

「達人は保護されているっ！！！」ってくらい謎のオーラをまとった、そういうのに余裕で打ち克つDNAを持った民族だと思ってます。わりとマジで。

でも、一応ね、一応、

「オリンピック延期発表のタイミングでジョジョに来るよ」

と事あるごとに言い続けてきたわけですが、うーん、ジョジョにきちゃってるって言うじゃなーい。。。

きーづーけー！！！（関暁夫調）

はさておき、こちらをご覧ください。

イギリスのNHS（病院）で看護婦として働いている方の、身に染みるようなツイート。

コロナは津波のようなスピード

3週間前🇬🇧 死亡1人。コロナは完全に他人事

2週間前「○○病院ににコロナ患者出たってー」

先週始め「4月にはオペを中止→コロナ受け入れ開始」

先週末「全ての待機手術は無期限中止、ICU部屋準備を明日から開始」

明後日→受け持ち全員重症コロナ

もはや制御不能

— Yuki🇬🇧 看護師 (@uknurse13) 2020年3月23日

コロナは津波のようなスピード

3週間前🇬🇧 死亡1人。コロナは完全に他人事

2週間前「○○病院ににコロナ患者出たってー」

先週始め「4月にはオペを中止→コロナ受け入れ開始」

先週末「全ての待機手術は無期限中止、ICU部屋準備を明日から開始」

明後日→受け持ち全員重症コロナ

もはや制御不能

3週間前はイギリスもほんと平和でした。マジガチで平和。

だってアーセナルも普通に試合しテタんだから！

それがあっという間にこの状況。。。

そして注目して欲しいのが「全ての待機手術は無期限中止」の箇所。

つまりこの国では、もし他の病気にかかっても看てもらえないかもしれない、手術すら受けられない可能性があるわけです。というか、実際我が家でも、半年待ちだった4月の病院のアポは、あっけなくキャンセルされてしまいました。

というわけで、ここイギリスでは、異次元という名の現実に突入しているわけです。

ていうかさ、これまで強い意志でイギリスを引っ張って来た我らがリーダー、ボリジョンでさえフェアリーしちゃってんだから……

Over the last 24 hours I have developed mild symptoms and tested positive for coronavirus.

I am now self-isolating, but I will continue to lead the government’s response via video-conference as we fight this virus.

Together we will beat this. #StayHomeSaveLives pic.twitter.com/9Te6aFP0Ri

— Boris Johnson #StayHomeSaveLives (@BorisJohnson) 2020年3月27日

時はまさに世紀末！！！

それでもいまいちピンときてない方のために、わかりやすい動画があったのでシェア。

「自粛する・しない」がどれだけ効果を発揮するか？こちらをご覧ください。

”行動自粛”　がどのように効果があるか？
実感しにくいと思います

これでイメージしてみて下さい
一人ひとりの行動が
流行と病院の機能維持に
とても大きな影響を与えます
コロナとの戦いで大切なのは
医療ではなく
みなさんの行動　です

東京はメガシティーなのです

左：自粛(－)　右：自粛(＋) pic.twitter.com/WIy57zfqyk

— 岸田直樹【コビットファイター/感染症専門医】MD,MPH, 三児（男×3）父、kiccyはキッシー (@kiccy7777) 2020年3月26日

ベジェリンも身を以て緊急の自粛要請！？

とはいえ、心ある人もメッセージを発信してくれています。

「青春の握り拳」こと、小橋建太！

世界中に新型コロナウイルスが蔓延しています。日本も今週末の不要な外出を自粛しなけれぱいけません。若者は重症化しないと言われてますが、コロナになった若者が周りの子供や老人にうつすと重症化してしまいます。みんな気を付けましょう。
(京セラで鹿児島に出張した時、職場のみんなでボーリング) pic.twitter.com/WSRbaH9isF

— 小橋建太 (KENTA KOBASHI) (@FortuneKK0327) 2020年3月28日