自らの努力でFAカップ決勝を掴んだ、マルちゃんの10年です。
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いくぞ決勝マルティネス!!!
FAカップ決勝戦を前に、我らが守護神マルちゃんが熱き思いを語っていました。
( Arsenal.com )
「準決勝の笛がなった瞬間は、ちょっとぐっときちゃいましたね……。
相手が”あのシティ”っていうよりも、自分が愛するクラブで頑張ってきた甲斐があった!っていう、それで。
ここにきて、もう10年ですよ。これまでのことが走馬灯のように蘇ってきちゃって。。。
ウェンブリーで、ファンや家族も8万、9万人と一緒にファイナルを迎えられたらよかった…なかなかできない経験ですからね。
家族にはほんとに、ここにいて欲しかった。90,000人の前で、メダルを首に下げてトロフィーを掲げる姿を見て欲しかった。自分は本当に貧しい家の生まれだったから、それは両親にとっても何者にも代え難いものだと思うんですよ。
チャンピオンズリーグのアンデルレヒト戦っていうのがボクのデビュー戦なんですけど、その時うちの父親が27時間かけて駆けつけてくれたですよ。そして試合中ずっと泣いてたって言うんですよ。95分ずっと!そんなことあります?(苦笑)
ロックダウンもあってここ最近ずっと家には帰れない状態だったから、両親には一年ほど会えてません。やっぱ辛いですよね。でも、いつもそんな家族のことを思いながらゴール前に立ってます。
今でも鮮明に覚えてるのは、自分と弟がご飯を食べていても両親は食べていない時があったんです。自分がブエノスアイレスにいたときは、2ヶ月に一度自分が会いに行ってました。親はガソリン代も払えなかったんでそれで…もうそれくらい自分たちを犠牲にしてボクらを育ててくれていた。今の自分がいるのは間違いなく両親のおかげなんです」
アーセナルの10年 マルティネスの10年
苦労人マルちゃんが、ここまでとは…
この詳細について、mygunnerさんが、テレグラフの記事を翻訳してくださっていました。
マルちゃんの人となりがさらにわかる素晴らしい記事です。
アーセナルの10年、マルちゃんの10年、是非ご覧ください!
16歳のマルティネスはアーセナルに行くつもりはなかった。「(家から離れるのは)怖かった。代理人には『トライアルだけは受けてみる』と言ったけど、家族と離れるのは考えられなかった。」(テレグラフ)https://t.co/dErWHtPBWA
— mygunner (@mygunner98) July 31, 2020
トライアル後に家に帰ったマルティネスは、そのままインディペンディエンテの契約を更新するつもりでいた。欧州への挑戦はまだ後でもいい。(テレグラフ)
— mygunner (@mygunner98) July 31, 2020
だが、1週間もしないうちに、想定外の電話を受けて全てが変わった。アーセナルからパーマネントの契約のオファーがあるという。独り立ちする勇気もないが、これが家族にとって意味するものが何かを悟るほどに大人だった10代の少年にとって、このオファーはプレッシャーであり重荷だった。(テレグラフ)
— mygunner (@mygunner98) July 31, 2020
マルティネス: 弟と母が「行かないで」と言った。でも、夜に父親が生活費が払えないと泣いてるのも見てしまった。自分や弟が食事をしても両親が食べてない時もあった。強くならないといけない。だから(オファーに)イエスと回答したんだ。(テレグラフ)
— mygunner (@mygunner98) July 31, 2020
それから10年、マルティネスは後悔していない。アーセナル最古参はチャンスを待たねばならなかったが、まさにその時が来て、彼らしく強く掴んでいる。レノの怪我以来、ゴールを守り、レノが戻ってこられないのではないかと思わせるほどの落ち着きとクオリティを見せている。(テレグラフ)
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マルティネス: 昨季レディングへのレンタルでレンタルは最後にしたいと思った。子供も生まれたし毎回レンタルでアーセナルでプレーできないのはもう嫌だった。レンタル後にオファーもあった。でも自分にはアーセナルが一番。クラブは自分を信頼してくれてた。(テレグラフ)
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昨夏、エメリはマルティネスに、レノと1番を争える、カップ戦で起用すると約束した。「試合に出られないと言われていたら、移籍していたと思う。」(テレグラフ)
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10年待ったが、来季に1番を諦めるつもりはない。「誰も2番手になりたい奴はいない。特に自信があるなら。バックアップキーパーで満足したことはない。「お前は2番手だ」と言われたら傷つく。常に1番を目指して努力してる。」(テレグラフ)
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マルティネスは跳んでセーブするのと同様、足元でのボール使いもうまい。ボール保持を恐れない姿勢はアルテタの”non-negotiable”だが、シティ戦でのチームゴールでのボックス内のハイリスク・パスでマルティネスは主役を務めた。(テレグラフ)
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マルティネス:あれはいつもやってる。小さい頃は前の選手だったから、体は大きいけど足元でのボール扱いはできる。両足も使える。利き足は左足だったけど怪我をしてからは右でも蹴るようになった。(テレグラフ)
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マルティネス: アルテタはロングボールを嫌う。彼のことは選手時代からわかってる。夕食を一緒にとったり彼の家に行ったりした。選手の時に彼がよくボス(ヴェンゲル)と戦術について話してたのを覚えてる。監督になるだろうとは思ってたけどこんなにいい監督になるとは。信じられないよ。(テレグラフ)
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ピッチ外でもマルティネスは重要な存在だ。控え室では影響力があり、トレイラやマルティネッリら南米出身選手のメンターでもある。これは彼の温かい人柄もあるが、彼自身がカルチャーショックの大きさをよくわかっているからできることでもある。(テレグラフ)
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初めてアーセナルに来た時、言葉もわからず、馴染めなかった彼を、進んで助けてくれる人はいなかった。「だからマルティネッリが来た時、誰かが助けてあげないといけないと思った。初年度は大変だから。」(テレグラフ)
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「自分も1年目はプロとしてプレーできなかった。欧州でのパスポートもなかったから17、18歳の時は公式戦に出られなかった。」試練の日々だったが諦めなかった。「18歳の時、何も成し遂げないうちは母国には帰らないと母に言った。欧州に行って手ぶらで帰る選手にはなりたくなかった。」(テレグラフ)
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うまくいけば、今度はFA杯のメダルを持って母国に帰れるかもしれない。アーセナルのEL参戦権も勝利にかかっている。マルティネスはクラブとして、アーセナルはチェルシー以上にタイトルを欲していると信じている。(テレグラフ)
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個人的にもこれ以上のチャンスはない。「努力すれば見返りはある。今がその時だ。」マルティネスは言う。「今、自分の時がきたんだ。」(テレグラフ)
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mygunnerさん、いつも素晴らしい記事のチョイスならびに翻訳、ありがとうございます!
10年分のマルちゃんの全てが詰まった良記事ですよ、これは。。。
マルちゃんが南米選手のトレイラやガビーの身元引き受け人みたいなこともしていたんですね。深刻なお天気問題やノリや文化の違いから、とかくすぐいなくなりがちのラテン系の選手ですが、彼らのモチベーションの維持、見えないけれど、これは相当デカイ仕事だと思う。
そして一番の衝撃はマルちゃんが両利きだったってこと!
随分ゴール前でひょうひょうとパス回しするなぁと思ってたら、これぞ足裏の魔術師達が棲くう南米の血ですよね。
そして、間接的ではあるけれど、エメリが密かにマルちゃん残留のきっかけになっていたとは…
でもそれもこれも、マルちゃんの努力100%。その努力がなければ、声などかけてもらえないわけですから。
とはいえ、10年間ずっとバックアッパーを務めることが出来る人間なぞ、本当に限られていると思う。
ぶっちゃけ、色々声もかけられてきただろうし、どこかのタイミングでチームを去る決断をしていても全くおかしくない。
それでも新たに加入してくる本キーパーの脇で腐らず、前向きに、ただひたすら努力を続ける。こんな選手、現代サッカー界にはもういないと思うよ。。。
そんな10年。
そしてこの決勝戦。
これは共にプレーしたアルテタの元で、自らが勝ち取ったチャンスだよ。
つーわけで、
カップリフトはマルちゃんのために!
マルちゃんの晴れ舞台!FAカップ決勝チェルシー戦は、日本時間8.2深夜1:30頃KO!
Come On Emiliano!!
FAカップ決勝「もうに2度と観ない!」を誓ったあの日の話
ハルシティサイドで修行することになった理由、90分間の懺悔、そしてハル・シティというクラブの存在意義、すべて語りました。
コメント
猿さんのブログ史上、ベスト5に入る内容だと思います!!!
アーセナルが好きな人って、
こういう感じが好きだけど、それを敢えて言わないけど、我慢出来なくて結局言っちゃう
っていう人達な気がします。
何か最高!
そしてついに。
時はきた。カップを掲げる、それだけだ。
頼むぞエミマル!
なんか、泣けるな〜。
マルちゃん、さらに好きになった〜。
絶対、優勝して、両親をよろこばしてほしい!
ずっとマル推しだった。本当に彼の瞬発力にずっと魅せられてきた。
今夜どんな結果だって泣いてしまうかもしれない…
アーセナルには彼が必要だ!!
[…] […]
[…] 「アーセナルの10年 マルティネスの10年」苦労人守護神エミの壮絶人生自らの努力でFAカップ決勝を掴んだ、マルちゃんの10年です。www.arsenal-monkey.com2020.07.31 【朗報】いつなんどき誰でも […]