アーセナルで半沢案件勃発か!?
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アーセナルで半沢案件?
皆さん「半沢直樹」観てますか?
言わずと知れた、大手メガバンクとそれを取り巻く金と出世をめぐる泥沼のゴタゴタを描いた、池井戸潤原作の大人気ドラマです。
内容は、すったもんだの挙句、最後は半沢直樹の桜吹雪で悪者がこぞって土下座という勧善懲悪の現代版時代劇。憂鬱な週末も余裕で吹っ飛ぶ爽快感に、今や視聴率もうなぎのぼり。ネットが台頭しているこの時代に、毎回20%越えという異常な数字を叩き出しています。
ご多分に漏れず、俺もしっかり7年ぶりのドラマにどハマりしているわけですが、そんな半沢案件のようなドラマが、我らがアーセナル内部で起こっているとしたら…!
サウール・サンレヒ(サンジェイ)電撃解雇!
昨日クラブから、わりとクラブ激震レベルの重大発表がありました。
We are announcing today that head of football Raul Sanllehi is leaving the club and Vinai Venkatesham, our current managing director, will lead us going forward.
— Arsenal (@Arsenal) August 15, 2020
アーセナルの統括本部長(フットボール長)サウール・サンレヒ(サンジェイ)電撃解雇の報
フットボール長とは、全ての現場を取り仕切る、言ってみれば現場の最高責任者。
半沢的解釈で言えば、スタン・クロエンケが会長、頭取にその息子ジョシュ・クロエンケが鎮座し、サンレヒ(サンジェイ)は三笠副頭取、もしくは大和田常務的なポジションのとても偉い人。そんな強めの権力保持者が、急転直下でクラブを追い出されてしまうとかただ事ではありません。
以前アーセナルスタッフ55人解雇の際、「これはアーセナルのお家騒動、半沢案件では?」という邪推をしていたわけですが、
今回のサンレヒ(サンジェイ)退団で、その邪推も邪推じゃなくなってきているような気がしているわけです。
サンレヒ(サンジェイ)解任の理由とそれを決定した謎の弁護士
まずは、こちらをご覧いただきたい。
Sanllehi earned more than a £1 million a year in his role and his departure is part of the cost-cutting measures being introduced at the club after a review by Tim Lewis, a corporate lawyer who was appointed as a non-executive director in July. https://t.co/doEfDyP0uK
— AFCMikel (@AFCPW) August 15, 2020
この度のサンレヒ(サンジェイ)の解任は、7月社外取締役としてクラブに加わった顧問弁護士のティム・ルイスのコスト削減の一環。サンレヒ(サンジェイ)は£1mを超える報酬を受け取っていたとされる。
つまりサンレヒ(サンジェイ)の解任は、このコロナ禍の中、コストカッター要員として先月ボードに加わった弁護士の決断によるものとなります。
となると、55人のスタッフ解雇も同様の案件と思われますが、強権発動で人員整理を行なったティム・ルイスなる人物は一体何者なのか?
Football Londonの記事によると、ティム氏は、イギリス4大ファームの一つで、世界20か国以上にオフィスを構える法律事務所、クリフォード・チャンスの所属弁護士でオックスフォードで法律を学んだ超エリートだそうなんですが、ここからが興味深い。
2011年、クロエンケがアーセナルの買収を相談をしたのもこのティム氏なのだそう。
ということは、つまり今回のリストラは、実質クロエンケの介入によるものとみて、ほぼ間違いないわけです。
しかし何故、クロエンケはこのやり手弁護士を送り込んだのか?
問題はここですよね。
確かに時代はコロナ禍。少しでも予算削減は必須事項。
しかし、これまで幾多のビッグディールを実現してきたサンレヒ(サンジェイ)です。多少給料もらってるとは言え、副頭取並みの人物をそんなさくっと切れるものなのか?
そこで浮かび上がってくるのがこのニュース。。。
Arsenal have launched an internal investigation into whether they overpaid for £72m club-record signing Nicolas Pepe, sources have told @JamesOlley: https://t.co/neda3txXmv pic.twitter.com/TaKDvqL76s
— ESPN FC (@ESPNFC) August 14, 2020
100億円クラブレコード、ニコラ・ぺぺ取引の裏にきな臭い噂。
72ミリオンとかあまりにも高すぎんだろ!?つって、内部調査を行なったらなんか出てきちゃったみたいな話。そしてこのタイミングでの解任…
疑うなっつー方が無理。絶対。
確かに旧態依然とした、コネ全開のサンレヒ(サンジェイ)の取引方法は賛否両論で、裏金上等の一場事件みたいなことはずっと囁かれていたわけなんですけど(実際昔は日常的に横行してたらしいよ)、
これまんま電脳雑伎集団にたかってた三笠副頭取案件。
もしほんとだとすれば、相当めちゃくちゃ激しくやばい!ってことで、クロエンケが半沢送り込んでクリーン化を進めたんじゃね?
とも思っちゃうわけです。
自身のやり方が不利になれば、恩恵もなくなる。そう考えると、サンレヒ(サンジェイ)と衝突しクラブを追われたとされる分析派スカウト、ミスリンスタットの退団も全て合点がいくというか。
とすれば、これはすげぇ面白い、半沢越えのドラマになるよ!(大興奮)
シッティは「All or Nothing」っていうドキュメンタリー撮ってたけど、アーセナルもフロントメインの「伸るか反るか」みたいなドラマ撮ってネトフリ売り込んだらいいと思う。(マジで)
どーせオーナー一強の同族クラブ、株価なんて関係ないんだから、どんなに腐ってても企業価値に全く影響なし!いやむしろ腐っていたものを清浄化するわけなんだから、むしろ好印象!
(と思ったけど、あれかね。諸々スポンサードとかにも影響あんのかね??)
まぁとにかく冒頭「そんな半沢案件のようなドラマが、我らがアーセナル内部で起こっているとしたら…」という謎かけをしましたが、
俺はワクワクが止まらないんですよぉぉぉ!!!
アーセナルの新体制は?
いやぁ、このキングギドラ感最高だったんだけどなぁ。
Arsenal announce shock departure of head of football Raul Sanllehi | @SamJDean https://t.co/YFu3s2m9rg
— Telegraph Football (@TeleFootball) August 15, 2020
でも残念ながら、今後の体制はこうなると言われております。
With Raul Sanllehi’s departure, all technical decisions will be taken by Mikel Arteta & Edu. Vinai Venkatesham remains Managing Director, with part of the decision to part company with Sanllehi was to have one clear voice at the top. [@MarkyMBryans] #afc
— afcstuff (@afcstuff) August 15, 2020
サンジェイ辞任により、技術的な決定はミケル・アルテタ&エドゥが、そしてヴェンカテシャムが最強のマネージング・ダイレクターとして引き続き辣腕を振るうとのこと。
ちょくちょくこのブログにも名前は出てましたが、
ヴィナイ・ヴェンカテシャム?だれそれ?
という方もいらっしゃると思いますので、改めてご紹介。
ヴィナイ・ヴェンカテシャムさん
Interview: Vinai Venkatesham
— Arsenal (@Arsenal) August 16, 2020
オックスフォード卒業後、三井物産、世界四大会計事務所デロイトと渡り歩き、2010年のアーセナル入団前は、ロンドンオリンピックのコマーシャルマネージャーを務めた超エリート。
インド出身だけあり、頭の計算機がガンガン弾き出すんでしょうね。
アーセナルでは、ヘッドオブグローバルパートナー、セールスマーケティングダイレクター、チーフコマーシャルオフィサーと着実にステップアップし、この度副頭取の位置まで上り詰めました。
また「英国でもっとも影響のあるアジア人101人」や、「40才未満の最強リーダー2015」にも選出されたこともある、グーナー屈指のリーダーであります。
とにかく全てにおいてパーフェクツ!な半沢感がハンパないのですが、
それもそーなんだけどさ、
やっぱ一番はさ、
胡散臭さがないんだよこの人!!
あんまないんだよ!!!
今後の選手選定はアルテタに権限?
アーセナルの移籍関係については、このような情報。
For Arsenal’s new transfer structure, Edu & Mikel Arteta will identify targets, Huss Fahmy will go out & get deals done. [@sr_collings] #afc pic.twitter.com/bkoxfKVYAT
— afcstuff (@afcstuff) August 15, 2020
エドゥとアルテタがターゲットを選定し、強化部長のハス・ファミー(真ん中のハゲの人)が交渉を請け負う。ハスさんは元「スカイ・スポーツ(チーム・スカイ)」の顧問弁護士を務めていたやり手交渉人。ガチ。
と思ったら、
Arsenal’s contract negotiator Huss Fahmy could be next to leave the club after Raul Sanllehi’s exit, according to a Gooner Fanzine source. [@GoonerFanzine] #afc
— afcstuff (@afcstuff) August 15, 2020
次に去るのはハス・ファミーになるかも
との報も。。。
混迷が止まらないよね!!
それはそうと、エドゥとアルテタがターゲットを選定ということは、ボス的な感じで選手選定に関われるってことだとすればかなり大きな前進だよね!!
情熱が止まらないよね!!!
サンレヒ(サンジェイ)ぶった切り事件まとめ
結局この騒動はなんだったのか?
足りない頭を振り絞り、俺なりに半沢目線で考えてみました。
そして導き出されたのがこの2点。
この度のサンレヒ(サンジェイ)ぶった切り事件とは、
半沢がクラブに鋭いメスを入れ、これを機に膿を出し切る大刷新案件
もしくは
能力とか関係なしに給料高いやつぶった切って急場をしのぎただ社内を混乱させるだけさせるっていう新社長がやりがちな頭の悪いタスクフォース案件
のどちらか。
とにかく、これが、恩返しなのか、倍返しなのか…
答えは一年後!!
乞うご期待!!!
でも俺には明るい未来が見えるような気がします!!!!
なんかインドのグーナーの人、半沢っぽいし!!!
それでは最後に、ライト師匠からの意味深コメントでお別れです。
Protect Mikel at all costs!
— Ian Wright (@IanWright0) August 15, 2020
アルテタだけはどんなことをしても守れよ!
渡真利の出現を心よりお待ちしております。
コメント
アーセナルに来たい選手は全員来る。選手をモノだと思ってる連中と商売などしない。エジルも復活する。一番重要なのはそこで、コストカットに対してアーセナルは正しい決断をした。代理人と話しなどしない、そうはっきり示せば、選手も理解する。誰も中間搾取されずに済む。
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