先月行われたカオリンのオンラインイベント アーセナル元一軍GKコーチ ジェリー・ペイトン先生とのスペシャル対談レポです。
スポンサーリンク
笹木かおり x アーセナル元一軍GKコーチ スペシャル対談
先月H.I.Sさまの笹旅プレゼンツにて「笹木かおり x アーセナル元一軍GKコーチ ジェリー・ペイトン60分1本勝負スペシャル対談」が行われました。
内容はガチの元一軍GKコーチ ジェリー・ペイトン先生にカオリンが率直な疑問を1000本ノック調で根掘り葉掘りお訊きするというもの。
#オンライン笹旅サロン 開催!
笹木かおりさん(@sasakikaori13 ) x Arsenal元GKコーチ
豪華対談📅12/16(水) 20:00~
⚽GKコーチってどんな仕事?
⚽Arsenalコーチ時代の裏話
⚽トップチームの1日
選手や元監督の秘話もきけるかも?!詳細・お申込はこちら(新)
↪https://t.co/swCMZuoL58#笹旅 pic.twitter.com/KJnT70wlHh— ⚽️HIS 海外サッカー観戦 待機中🛩🏠 (@HISSOCCER) December 3, 2020
俺もしれっと参戦させていただいたのですが、内部の人間しか絶対知り得ない”超貴重なお話”をお聞きすることができました。
クローズドなイベントということもあり、全公開というわけにはいきませんが、ここで一部再現させていただきたいと思います。
ジェリー・ペイトン先生のプロフィール
まずはざっくり、ジェリー・ペイトン先生のプロフィールから。
ジェリー・ペイトン先生、ざっくりいうと、
Arsenal元一軍GKコーチにして、シュチェスニー、マルちゃんの育ての親!
Gerry Peyton – Former Arsenal GK coach.
Delivering 50 mins of pro standard coaching.https://t.co/ZSEsXp42oI pic.twitter.com/bv9nmsPAv9
— The Coaching Bible (@CoachingBible) May 1, 2020
向こうで万歳しているのがジェリー先生!
そんなマルちゃんとの心温まる秘話もあったのよこれが…
笹木かおり x ジェリー・ペイトン 一部再現!
イベントは「笹旅」を実現してくださったH.I.S神岡さんの、饒舌な前口上でスターツ。
そして通訳は、このブログでも散々コラボさせていただいた「ベアフット」の末弘さん。というか、今回のジェリー先生もベアフットさんのブッキングで実現しました。(パイプ太っ!)
ベアフットさんは「アーセナルの現役コーチによるサッカー留学」なども主催しているサッカー留学のスペシャリスト。以前このブログでも投稿させていただいたアーセナルの元アカデミーGKコーチ・スメルト先生との対談もベアフットさんのご尽力により実現しました。
カオリン、H.I.S、ベアフット 、そしてアーセナル…
全て繋がった!!!星座!!!
というわけで、対談ゴング!
「ジェリーさんはじめまして!笹木かおりと申します!」
「こんにちは、ケオリー(DJケオリ調)。みなさん、かんばんはぁ」
というほのぼのした感じででスターツしたこの対談ですが、カオリンが痒いところにも手がとどくような容赦ない質問を優しく投げかけ、ジェリー先生もおもわず「え!こんなこと言っちゃっていいの!?」ってくらいひけらかしてくださるという愛のキャッチボール、その一部始終を見よ!
アーセナルのシーズン前のトレーニングルーティン
カオリン「アーセナルのトレーニングというのは、どういったスケジュールなんでしょうか?」
ジェリー先生「まずシーズンが始まる前にまずはブラッドテスト(血液検査)を行うんだ。 ビタミンの数値を測定して、そのデータをもとに食事の指導やトレーニングに反映していく」
カオリン「それはアーセナルだけですか?」
ジェリー「(今は当たり前かもしれないが)おそらくアーセナルが初めての方だったんじゃないかと思うね。ヴェンゲルがフランスからスペシャリストを呼んできて検査をしてもらっていたんだ。
また若手選手へのサイコロジカルテストも取り入れていて、その答えを見ながら選手のプロフィールを作っていた。 フットボール選手にとって心理的な要素も重要なファクターだからね。そういったテストも行なっていたんだ」
サイコロジカルテストで優秀だった選手は?
カオリン「サイコロジカルテストで抜きん出たような選手はいましたか?」
ジェリー「トップになる選手というのは、自分に厳しく、お金というよりはタイトルを獲得したいというモチベーションが高い選手。そういう特徴がある選手が成功しているような気がするね。
そんな心理的にも優れた選手といえばセスク・ファブレガスがトップの選手になるだろうと思われていたよ(ニコニコ)」
トレーニングはどんな内容?
カオリン「トレーニングの内容は決まっているんですか?」
ジェリー「まずトレーニングプログラムを作る前に、選手個人個人がフィジカルテストを行い、筋量や、スタミナ、身長体重を計測するんだ。
それをもとに専門家がフィジカル面を向上させるプログラムを作成する。これは毎日作成される」
居残り練習をしている選手はいるの?
カオリン「日本では居残り練習が美徳とされるようなところがあるのですが、アーセナルで居残りで練習しているような選手はいましたか?」
ジェリー「練習前、スペシャリストにプログラムを作ってもらうんだが、やりすぎないようなケアと個別のプログラムは必要だと思っている。CL、PLを勝ちに行くクラブにおいては、ハイパフォーマンスを維持するようなプログラムは必要だね。
ただGKでいえば、レーマンやアルムニアはとにかくハードワークしていた。1時間30分前に来て準備するのを欠かさなかった。 彼らは自分に厳しい選手だったよ」
マルティネスが退団に至った経緯
マルティネスが退団に至った経緯についても話していただいたんですが、
これどこにも出てない情報だと思うんだけど、、、
かなり内部の入り組んだ話で、こんなこと外部に漏らしていいのかね!?てやつ。。。
これは、貴重すぎる内容なので別記事で書きます!
アルテタは現役時代どんな選手だった?
カオリン「アルテタ監督は現役時代どんな選手でしたか?」
ジェリー「ミケルは選手として非常に優れたオーガナイザーだった。当時からチームを組織化することに優れていた。トランジションですぐに対応できるように、ピッチ内でも周りに常にポジショニングの指示を出すような選手だった。
彼のサッカーに対する知識や感覚は非常に優れていたので、アーセナルのコーチ陣は、彼はいつか監督業を行うだろうと予測していたし、現在の彼の姿には全く驚かないよ」
このようなコロナ禍の中、我々日本人はどういう風にサポートしたら良いか?
カオリン「今はコロナという状況もあり現地で観戦することもできませんし、チームもこのような状況でなかなか厳しい状況ですが、我々日本人はどういう風にサポートすれば良いでしょうか?」
最後はこのような質問。するとジェリー先生からは胸に響くようなアンサーが返ってきました。
「コロナもあるし、クラブとしてもとてもタフな状況だと思う。
でも私は全く心配していない。
必ずやこの苦難を乗り越えグレートなクラブへと戻ってくれる思っているし、1年、2年、3年後には結果を出して、必ずカンバックしてくれると確信している。
皆さんも心配しないで見守ってくれればと思っているよ!」
そらカオリンもそーなるよ!
以上一部抜粋してご紹介させていただきましたが、これだけでもグーナー垂涎の内容だったのではないでしょうか。
この他にも、05/06 CL決勝で退場したレーマンのメンタルや試合後のドレッシングルーム秘話、そして「何故スチェスニーは退団に追い込まれたのか?」の話には、まるで自分がその場にいるような気がしちゃって、ただただため息。
また「選手同士のトラブル」は当時から結構あったらしくその対処方法が神!これは実社会でも通用するような目からウロコの対人スキルが語られました。
また、未だ良好な関係が続くヴェンゲルの話も良かった!
そして「必ずやアーセナルは戻ってくる」というOBの力強い言葉を聞くことが出来ただけでも最高のイベントだったと思います!
今回はこのオンラインイベントを企画してくださったカオリン、H.I.Sさん、ベアフットさん、そして自チームのミーティング前の忙しい時にインドから出演してくださったジェリー先生、
ありがとうございました!!!
コロナ禍ということもあり、今後もこのようなイベントを開催予定とのことなので、皆さんも次回機会があれば是非参戦してみてください。絶対に損はないと断言!
そしてこの度、アーセナルファーストGKコーチジェリー先生に奇跡のブッキングを成し遂げてくださったベアフットさんはこちら!
コメント