複雑に入り組んだダヴィド・ルイスの退場に鋭いメスを入れ、さまざまな謎や疑問を徹底的に究明しました。(自己満足)
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ダヴィド・ルイス三重苦問題を徹底検証
先日のウルヴス戦。ペナルティエリア内で相手選手と接触してしまい、PK・レッド・出場停止という三重苦を喰らっちゃったダヴィド・ルイス。
三重苦の理由については昨日のマッチレポでも書きましたが、
今回は三重苦のおさらい、この反則への様々な反応、ダヴィド・ルイスはどうすべきだったのか?その正解は?そしてFAへのアピールの結果は?について、個人的なリテラシー向上のため、ツラツラ書いて見たいと思います。
ダヴィド・ルイスのファールを俺VARで検証
ダヴィド・ルイスが一発レッドを喰らったファールとは、いったいどんなファールだったのか?
主審がVARしてくれなかったので「俺VAR」で検証しました。
俺VAR…この前ってこと???え???なにどこ?????? pic.twitter.com/bBuRUMXpTs
— さる@gØØner (@saru_gooner) February 2, 2021
俺の目は節穴です。
ぶっちゃけ何度見てもわかりませんでした。
でも俺だけではないみたいです。
監督であるアルテタも長州調でこんなコメントを残していました。
🗣 “I’ve seen the replay 10 times in 5 different angles, I can’t see any contact.”
Mikel Arteta is not happy with the decision to send off David Luiz pic.twitter.com/usYjyRkC7z
— Football Daily (@footballdaily) February 2, 2021
オレもリプレイを10回?100回くらい?まぁ別のアングルからも5回くらい見たけど、あれ当たってたか?オレには見えなかった。うん、見えない!
あのテタさんが言ってんだから間違いありません。
ですが、残念ッ!!
はうあっ!
膝にざっくり当たってるぅ…
これを肉眼で見逃さなかった主審マジ神。
世間の反応
これに関し世間の反応は様々です。
・後ろからチャレンジせず接触してるからレッドで間違いない(三重苦厳密ルール肯定派)
・あれでレッドはない。少なくともイエロー(三重苦否定派)
・いやいやあんなぶっ飛ぶわけねーだろ!(シミュレーション推進派)
・ポカしたダビド・ルイスが悪い!アイツいつもやないか!(日頃の行い断罪派)
・あれがレッドなのに他の足裏系タックルが認められないのは何故だ?てかあの主審の試合全部負けてるんですけど!(都市伝説陰謀派)
そしてこんなクエスチョンも大流行。
5 utterly inconsistent decisions referees have made against Arsenal
-Mane elbows Tierney
-Fernandes rakes his studs down Xhaka’s ankle
-Vardy plants his studs into Mustafi’s face
-Arnold with a nasty challenge on Saka
-Keita kicks Nketiah’s chestNow compare with Luiz’s tackle pic.twitter.com/FBPLN7WlOu
— ARSENAL (@tomgunner14) February 3, 2021
この写真の中にレッドカードが一枚だけあります。さてどれでしょう?
著名人の方々の反応
ジョンテリーさん
Even Terry is calling the referees out. pic.twitter.com/gdE3IsYcUh
— P™ (@SemperFiArsenal) February 2, 2021
これでレッドはない!二重苦三重苦じゃねぇか
「KING OF レフェリー」マーク・クラッテンバーグさんの見解
MARK CLATTENBURG: The officials were WRONG to send off David Luiz https://t.co/0PAbtPdrBU
— MailOnline Sport (@MailSport) February 3, 2021
「ダヴィドルイスのアレは少なくともイエローだ」
この見解が信憑性を増す、クラッテンバーグさんの名ジャッジをご覧ください。
One of my favourite goals of all time pic.twitter.com/kFFdUguMNy
— RiZzy🔴 (@RiZzyUTDx) February 1, 2021
三重苦判定を検証
以上のように賛否両論ありますが(ほぼほぼ否ですが)、ここで浮かび上がるのが三重苦問題。
つい最近「PK・レッド・出場停止の三重苦が撤廃され、退場が警告に軽減」されたはずなのですが、今回はガッツリ三重苦。それは何故か?
それに関して、ルールに詳しい識者の方によると、
ペナルティエリア内でボールへのチャレンジを伴わない接触は一発レッドもあり得る
とのこと。
つまり、
今回のダヴィド・ルイスは一切チャレンジせず接触しているので無条件でレッド対象
そういうことのようです。
え?じゃあ後方からボール目掛けてタックルしとけばワンチャンイエローで済んだってこと?
という素朴な疑問が湧いてくるわけですが、はいビンゴ。ルール上はそういうことになるみたいです。
とはいえ「著しいファールに関してはこれまで通り一発退場」とのことなので、ゴール前での一か八かの後方タッコーなぞどっちみちレッドなんじゃね?という気もしなくもありませんが、
「やらないチャレンジよりやるチャレンジ」これ。
個人的には「相手に意図せず触れてしまっただけでタックルよりも悪質」とジャッジされてしまう矛盾に関しては腑に落ちないところもありますが、でもそれがルール。
社会のルールとは、常に矛盾に溢れているものなのです。
ダヴィド・ルイスの正解はなんだったのか?
となると一体全体ダヴィド・ルイスはどうすべきだったのか?
そんな疑問を、ど素人の都市伝説系グーナーなりに考察してみました。
言うまでもなく「相手に裏を出し抜かれた時点で不正解!」というのが一番の正解ですが、それを言ったら終わっちゃうので、現実的に「ダヴィド・ルイスはゴール前でどう振る舞えばよかったのか?」足りないフットボール脳をフル回転で考えてみました。
ワンチャンイエロー狙いで一か八か後方タックル
前述の通り、チャレンジさえしていればルール上罰則が軽減されるらしいので、後方からタックルかましてワンチャンイエロー狙い!
なんやかんや、これが正解候補のひとつ。
ゴール真ん前で後方タッコー浴びせて運が良ければイエローとか、明らかに虫が良すぎるような気がしますが、ルイルイは身を以て「チャレンジ精神は大事」ということをぼくらに教えてくれたのかもしれません。ルイルイありがとう。
追うのをやめてGKにバトンタッチ
途中で追うのやめる。
相手に触れさえしなければこんな大惨事になっていないはずなので、間違いなくこれがビンゴ。
しかし、ただ「追うのをやめる」だけではありません。
前がかりにならない程度にプレッシャーをかけつつ、最終的にこの処理を守護神レノに任せる。
いわゆる魚の追い込み漁的なアレです。
ぶっちゃけあの日のレノなら止められたので、おそらくこれが大正解です。
とりま猛抗議
「追い込み漁」という正解は出ちゃいましたが、もいっこ可能性があるとすれば「猛抗議」。
赤紙を提示された際、うなだれ、すぐに諦めてしまったルイルイ。
もちろん主審のクレイグ・ポーソンさんは、この接触を肉眼で瞬時に判断出来るゴッドアイの持ち主なので、
This is what David Luiz will face a one match ban for… and people say the FA don’t have an Arsenal agenda pic.twitter.com/OYR0ujcLsD
— Bhavs (@bhavss14) February 4, 2021
受け入れられる可能性は限りなくゼロに近いですが、これもチャレンジの一貫、やらないよりはマシ。
もし猛然と抗議をしてVARまで持っていくことが出来たら、ワンチャンひっくり返る可能性があったかもしれません。なかったかもしれません。
ですが実はこれも迂闊には使えません。
以前、19-20のチェルシー戦で、イエロー一枚もらっていたジョルジーニョさんが、ゲンドゥージの腕を後ろから肩外れるんちゃうか?ってくらいガッチリロックして倒したことがあったのですが、ジョルジーニョさんはお咎めなしという出来事がありました。
In #PL Matchweek 20 last season (19/20), Craig Pawson failed to send Jorginho off in @Arsenal vs @ChelseaFC despite two awful mistakes. Terrible officiating. Poor. Not meeting #PL standards. Seems this guy bets. @FA should investigate this ref. Horrible. Unprofessional. pic.twitter.com/oS6MjehC4f
— Sociologist (@DonAllanito) February 2, 2021
しかし、これに対し抗議したラカゼットが逆にイエローをもらうという事案が発生。この時の主神がクレイグ・ポーソンさんだったので、事前に顔色を伺う等の注意は必要です。
抗議するとしたら全員で囲まず、ダヴィド・ルイス一人でいくこと。これだけは守ってください。
ただこのラカゼットへの警告に関しても、決してポーソンさんが悪いわけではありません。主審は守られるべき存在。主審への抗議が厳罰対象なのはまぎれもない事実です。
JFAの「競技規則の解釈と審判員のためのガイドライン/118 第 12 条 ファウルと不正行為」にはこうあります。
118 第 12 条 ファウルと不正行為
(言葉であろうとなかろうと)主審の判定に対して抗議する競技者は異議を示したことで警告されなければならない。
そうなのです。
ポーソンさんはただただルールに徹しているだけなのです。
そう考えると、今回の一番ダヴィド・ルイスがすべきだったムーブは、
またがない!
これ。
レノの領域をまたぐなよ!!
これが今回の正解と結論づけさせていただきます。
FA期待の超新星 クレイグ・ポーソンとは何か?
今回ダヴィド・ルイスの退場をめぐり様々なプロファイリングをしてきましたが、
まぁ、なんやかんやいって、
ストップ映像でようやくわかる接触を肉眼で見逃さなかったクレイグ・ポーソンさんはマジ神!
This is what David Luiz will face a one match ban for… and people say the FA don’t have an Arsenal agenda pic.twitter.com/OYR0ujcLsD
— Bhavs (@bhavss14) February 4, 2021
これが結論ではないでしょうか。
しかも荒廃しきったプレミアリーグレフェリー業界というクソ真っ黒な闇の中で、たったひとりルールに乗っ取るという清浄無垢な姿勢はリスペクツされこそすれ、ディスされる必要はないはず。
というわけで、今後クレイグ・ポーソンさんに関しては、
「主審」ではなく
「主神」とお呼びしたいと思います。
アーセナルFAにアピールしてみた
The Football Association have confirmed to us that the red card given to David Luiz on Tuesday against Wolves will stand.
— Arsenal (@Arsenal) February 4, 2021
ところで、今回のジャッジについて、アーセナルはFAにダメ元で抗議してみましたが、見事に失敗しました。お世話になりました。
Consistency is all we’re asking for #VAR pic.twitter.com/3lfKMswRjM
— Chris Wheatley (@ChrisWheatley_) February 4, 2021
ただ、無事セインツ方面のアピールは成功し、レッドは撤回されました。おめでとうございました。
でもまぁ、、、
9点くらい盗られたら撤回してあげなきゃ罪!!!!!
そんくらいしてあげてようやく帳消し。
マイクディーンだし。
ちなみに主神「クレイグ・ポーソンをアーセナルの他の試合を裁かせないようにしよう!」という署名運動があるみたいですが、
するなよ。
絶対するなよ。
なぜならこれは極上のエンターテイメンツ。
MoTM for Wolves – Craig Pawson
No way in hell they would’ve won this game. It was meant to be a goal fest for Arsenal.pic.twitter.com/H8wrSKEMfb
— Harsh Varma (@mildlyharsh) February 3, 2021
次回のアーセナル戦担当も期待して、ごきげんようさようなら!
P.S.
VARの登場で、こういった隙間が根こそぎ奪われてしまうと思っていましたが、古き良きプレミアはまだ遺っていました。
誤審も新時代。誤審2.0へ!
コメント
イライラするだけなんで、こういうのやめてもらえます?
イヤイヤなかなか楽しい投稿でした(笑)
グーナーから言わして貰えば…著名さん嫌なら見るな。
…です。。
コーナーキックは見えないからスローインにしたけどあの瞬間の接触はしっかり見えたとか、マジゴッドアイ(笑)まさに主神。獣神ライガーも真っ青ですわ(笑)
[…] 「正解は?退場理由は?三重苦は?主審クレイグ・ポーソンは何者?」ダヴィド・ルイス退場をガチ考察!複雑に入り組んだダヴィド・ルイスの退場に鋭いメスを入れ、さまざまな謎や […]