「この試合がいいね」とおれが言ったから五月十五日はプレミア無限大記念日。
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5.15はプレミア無限大記念日
5.15ウェンブリースタジアム、チェルシーvレスターのFAカップ決勝戦、皆さんご覧になられました?
俺も珍しく、ながら見してたんですけども、さすがの俺も、ティーレマンスのゴラッソとシュマイケルの神セーブは鳥肌。もちろん最後のVARは涙無しでは見られなかったのですが、
この試合、いろんな意味で、プレミアの節目となるような歴史的決勝戦となりました。
個人的には、
プレミア無限大記念日!
一見アーセナルとは関係ないように思えますが、実に大ありの内容ですので、是非このブログでも触れさせてください。おなしゃす!
シュマイケルとVAR 二人の守護神
まずご覧になられていない方のために、試合の流れをかなりザックリ。
圧倒的戦力擁するチェルシーは言わずもガナ、トーマス・トゥヘル就任と解任ブーストにより確変中の超強豪。一方15-16リーグ覇者のレスターは、今季ブレンダン・ロジャーズのもと素晴らしい組織力で復活を遂げ、あれよあれよと言うまにリーグ3位につけているクセ者であります。
リーグではレスターがチェルシーよりも上位につけているものの、圧倒的戦力はもとより、一発勝負の決勝戦、大舞台慣れしているチェルシーに一日の長があると思いきや、なかなかどうしてレスターも組織力で真っ向勝負でガチガチの展開。
そして迎えた後半63分、レスターのインターセプトからティーレマンスのゴラッソ。これがゴール左隅に突き刺さりレスター先制。
マジ突き刺さった時「ぐさっ!」と音がするくらいの弾丸。
ちなみにこのゴラッソ、ちょっと見て欲しいんですが、
The goal that won us the #FACup
Take. A. Bow. pic.twitter.com/amiQBtk9UN
— Leicester City 🏆 (@LCFC) May 16, 2021
システマなみの脱力で蹴ってんすよ。
普通こんな大舞台だとガッチガチになりそうですが、このリラックス。
試合に重要なのはフィジカルやスキルだけでなく、メンタルも重要なファクター。それを自でいくようなゴラッソでした。
その後は1点ビハインドを負ったチェルシーの猛攻。しかしチームを救ったのは文字通りの守護神、キャプテン・シュマイケル。
指一本セーブ連発!
今日のシュマイケルは無理!!
フットボールを愛する全ての人間にそう思わせるほどの神っぷり。
そして最後はVARという、シンギュラリティ時代を象徴する守護神の活躍もあり、
レスターは15-16以来のタイトルとなる、FAカップ初優勝を果たしたのでした。
レスターサポにとっては、この夏退団が噂されている不動のキャプテン、モーガン投入もたまらなかったでしょうね。
— Leicester City 🏆 (@LCFC) May 15, 2021
もしかしたら、これがこの日一番となる、ブレンダン・ロジャーズのナイス采配だったかもしれません。
レスターFAカップ優勝の意味
さらに素晴らしいのはこの後でした。
FAカップ戴冠式での一コマ。
What it means 💙 pic.twitter.com/00APhlTBn0
— Leicester City 🏆 (@LCFC) May 15, 2021
わかりますよね、この意味。
下記の動画はエリア限定で見られないかもしれないので簡単に説明すると、この日のキャプテン、シュマイケルが戴冠式にオーナーの肩を抱いて呼び寄せ、皆と共に喜びを分かち合うというシーンです。
“You won’t see another owner come on the pitch like that and be LOVED!”
This is special 💙@LCFC players present chairman Top Srivaddhanaprabha with the #EmiratesFACup pic.twitter.com/f4ngsAp4As
— Football on BT Sport (@btsportfootball) May 15, 2021
🏆💙🦊 pic.twitter.com/8gMdcfyEiI
— James Maddison (@Madders10) May 16, 2021
このオーナーは、ヘリコプター事故で亡くなった父ビチャイ・スリバダナプラバさんの遺志を継ぐ息子のアイヤワット氏。
先日、お金持ちのお金持ちによるお金持ちのためのリーグ「ESL(欧州スーパーリーグ)騒動があり、アーセナルでも「KROENKE OUT」が叫ばれるなど、ビッグクラブでは未だ独裁金満オーナー問題がくすぶっている状況ですが、それとは実に対照的な一コマでした。
そして、全員で天に一本指を掲げるこのシーン。
「俺たちがNO.1」と言う意味合いもあるかもしれませんが、
俺たちがやってきたことは間違っていなかった!
という、オーナーであり、父でもあるビチャイさんへの、チーム全員からの報告にも思えるのです。
レスターはプレミアを変えるかもしれない。
本気でそんなことを思わせるシーンでもありました。
FOOTBALL IS BACK!!
そんなプレミア救世主の登場だけでなく、もうひとつ素晴らしい出来事がありました。
それが、サポ解禁です。
今季無観客だったプレミアに、ついにあの熱気が帰ってきました。
この日のウェンブリーには、5月17日のイベント解禁より一足先に約2万1000人の観客が動員。
ぶっちゃけ俺たちはこの場にはいないし、別にタイトルがかかってるわけではないんだけど、
熱狂こそフットボールの原点!
そしてこれこそがフットボールのある日常。
これを実感するに余りある素晴らしい試合で、この歓声と笑顔を見ているだけで、他人事ながら無性に嬉しくなっちゃいました。
いや他人じゃないんだよね。
同じプレミアサポとして当然の感覚。
やっぱこれだよ、これ…
これがあって初めて成立する熱き戦い。
FOOTBALL IS BACK!!
長いトンネルだった。
そしてこの日、ようやく明けた…
この一戦は、無観客に終始を打つ、イングランドフットボールの歴史に残る、今季開幕戦となったのでした。
同じプレミアサポとしてこんな嬉しいことはないし、声を大にして言いたい。
レスターサポおめでとう!!
でも最後に言っとくが、
ウェンブリーはアーセナルの専売特許なんだから、
来季はワンチャン、カラバオとかでいくから待っとけよ!
コメント
猿さんのブログを読み始めて10年ほど経ちますが、
今回も素晴らしい!
終盤は白目式で読ませていただきました。。