速報!オーンステイン神からベン・ホワイトさんについて新たなお告げです。
アーセナル、ベン・ホワイトと契約合意。
🚨 Arsenal have struck an agreement in principle to sign England centre-back Ben White from Brighton. Deal for 23yo subject to medical & will take some time to be completed. #BHAFC always wanted guaranteed £50m @TheAthleticUK 1st reported @TomBarclay_ #AFC https://t.co/hZzxa6rRJu
— David Ornstein (@David_Ornstein) July 16, 2021
「The Athletic」オーンステイン神によりますと、アーセナルは、ディフェンダーのベン・ホワイトの移籍について、ブライトンと原則的に合意に達したとしています。
移籍金は噂通りの満額£50m。
これを高いと見るか、安いと見るか…その基準となるような記事を紹介します。
その前にまずはホワイトの基本スペックから。
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ベン・ホワイト 基本スペック
本名: | ベンジャミン・ウィリアム・ホワイト |
愛称: | ホワイティ、ベンちゃん |
生年月日: | 1997年10月8日 23歳(※2021年6月現在) 新喜劇の辻本茂雄と同じ誕生日というシャレが分かりそうな男 |
出身地: | イングランド・プール |
身長: | 公称185cm(K-1武蔵と同じくらい) |
通常体重: | 78キロ |
ポジション: | CB ワンチャンDMF |
利き足: | 右足 |
185cm80kg弱と強靭なガチムチタイプではないものの、フォルム的にはコッシータイプ(186cm80kg)と言っていいかもしれません。
ちなみに日本wikiは185cmなんですが、英語wikiは182cm、しかしマーケットアーカイブのtransfermarktは189cmと大きな隔たりありすぎ問題…
はさておき、アルテタがベン・ホワイトを獲得した理由、それは、言わずもガナ、ムスタフィ、ダヴィド・ルイスが抜け手薄になった部分の強化。ではありますが、
そこにハーフミリオンもするホワイトでなければならない理由があります。
それは何か?
そんなこと俺が邪推と妄想で語れるはずがないので、神聖なる「The Athletic」の記事を元に紹介させていただきます。
アルテタがベン・ホワイトを獲得したい理由
当初アーセナルはセビージャのジュール・クンデさんを第一候補としていたようですが、「あ!これ無理っぽい」と判断して新たにロックオンしたのがこのベン・ホワイトです。
二人の共通点は、アルテタのシステムにフィットするという点。(だと思った!)
昨シーズン、アーセナルは4バックからビルドアップする中で、しばしば 3-2-5 もしくは 2-3-5に可変していました。しかしそれはセンターバック、特に右のCBにはかなり負担が生じる陣形。
ご存知のように、左サイドはジャカが深い位置まで降りてカバーしていましたが、右中央部分のスペースはCBがカバーしなければならず、割と重労働なタスクとなっていました。
その点ダヴィド・ルイスはその役割を全うすることが出来る数少ない選手でした。ホールディングやサリバもいますが、彼らには若干役不足感は否めないというわけで、白羽の矢が立ったのが、機敏で才能があり、そのシステムに適したベン・ホワイトというわけです。
実際ホワイトは、昨シーズン、ブライトンでの3バックのほとんどを右CBでプレーしています。彼は外側のスペースを操る技術に長けており、右でミスって差し込まれてもリカバーするスピードを持ち合わせています。つまり右を任せれば安心安全というわけです。
また彼の持つボーナスポイントは「多様性」。基本3バックの一角としてプレーしてきたホワイトですが右サイドバックも可。イングランド代表としてプレーしたルーマニア戦では、左のCBとしてもプレーしています。また昨シーズンの2割はDMFを務めるなど、このユーティリティ性能も相まって、ダヴィド・ルイスの抜けた穴を埋めるには十分すぎる選手というわけです。
ダヴィド・ルイスと徹底比較!ベン・ホワイトの優勝ポイント
彼の強みについて記事内にはグラフがあるのですが、流石にそれを掲載するのはヤバイので、あくまで数字を記載していきます。(グラフを見たい方は是非会員になってご覧ください!)
まず20-21のダヴィド・ルイスと比較したチャート。
ダヴィド兄貴こんなに強かったん!?という驚きの方が先に来ちゃいますが、ホワイトもまずまずの数値。ダヴィドが夏侯惇なら、ホワイトはさしずめ呂蒙といった感じでしょうか。
また19-20リーズ時代のホワイトとの比較も実に興味深い。
インテンシティが昨シーズンブライトン時代の半分ほどしかありませんが、逆にリンクアップ、繋ぐ動きとdisrupting(おそらく攻撃阻止)が共に90越え。
完全に組織化されたビエルサの元では、しっかりと自らの役割を全うしていたという事だと思われます。そしてブライトンに戻り、ドリブルとプログレッシブパスが進化。プログレッシブパスがどーいうパスかよくわかっていませんが、戦術によって自分を変えられるかなり伸びしろを秘めている選手だということが分かります。
ベン・ホワイトのディフェンス強度
以上のように、カメレオン式にチームにフィット出来そうなホワイトさんですが、圧倒的に苦手なものがありました。
それが空中戦。
嘘みたいに苦手。
興味深いデータをご覧ください。
アーセナルディフェンス陣のディフェンス強度。
改めてダヴィド兄貴の圧倒的強さに皆さんひれ伏されたと思います(セットプレーは別として)。
プラスして、ロブ君のタッコーの弱さ。確かにあんまタッこーしているイメージないかも…
そしてのセットプレー以外全て平均点以上のガブちゃん。これが彼を安心して見ていられる1番の理由かもしれません。こうやってみるとサリバもそこそこやりよりますが、圧倒的強みが無さげ。三国志的に言うと朱霊。
その中でも、ホワイトの空中戦の弱さは目を見張るものがあります。(セットプレー、オープン両方合わせても30いかない!)
以前ベン・ホワイトの取説をいただきましたが、これはガチでした。
ベン・ホワイトの取説
・本職である3バックの右で使うとワールドクラスです。一応RBや中盤も出来ますが本当に穴埋め程度です。
・ボール運ぶのがマジで上手いです。凄い時はSBを追い越して70mくらい平気でドリブルしていく時もあります。
・フィードも上手です。
・空中戦はそれ程強くはありません。— フォメイル (@fomail_) June 24, 2021
ただしこの方もおっしゃっているように、
本職である3バックの右で使うとワールドクラス。
数値的に見てもこれは間違いなく、空中戦強え奴とタッグを組ませる。これでお悩み解消です。となると、スーパーロブということになるのかもしれません。
パス能力
またパスについても数値化されています。
やっぱりアニキは20m以上のパスが大得意でした。
知っテタ!!
でもロブ君も負けてはいません。10〜20mが62、20m以上のロングパスもアニキ超えの75とかなりの数値を叩き出しています。逆にガブリエウはロングフィードは苦手なもののショートパスが最強と、現在のアーセナルは各々がパズルのように組み合わさり互いを補っています。
そんな中ホワイトも負けてはいません。ロングパスは平均点なものの、10m以内のショートパスに関してはダンチ!組み合わせ次第ではかなり有効的に稼働すると思われます。
なるほどねぇ。こやって数値化すると見えてくるものがありますね。おもしろ!
ちなみにサリバは、パスは全て平凡なものの、ボールリテンション(維持率?)ってのが鬼!ここにパスが進化すれば即カムバックの打診があるんじゃないかと思われます。
まとめ
以上Athleticのグラフと記事をもとにベン・ホワイトさんを徹底解剖してみました。
退団したアニキは34歳ですが、一方のホワイト未だ23歳、うまいこといけば大化けの可能性のある伸び代がパネぇナウなヤング。いずれ代表レギュラーになるであろう逸材であることがお分かりいただけたと思います。
移籍金は50m(80億くらい)と言われていますが、これを高いとみるか安いとみるか….
それは見てからのお楽しみですが、もはや俺は期待しかないし、絶対やってくれるに500000ルピー!
なによりアーセナルの最優先選考基準である「誠実性」はラックラククリアーしています。
目指せ趙雲!!
というわけで1番の強みである、サイドバックを横目に闘莉王並みにゴール前まで駆け上がるその機動力を俺は早く見たい!
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