冨安選手が西日本スポーツ様でアーセナルの内部を暴露していましたので、ご紹介させていただきます。
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冨安健洋がアーセナルの内部を大暴露!
冨安選手のコラムが西日本スポーツ様に掲載されていました。
冨安健洋「これまでと明らかに違う数の打撲がある」新天地アーセナルでの日々を激白
西日本スポーツ今、自分の体にはこれまでと明らかに違う数の打撲があります。現代サッカーで世界最高峰といわれるプレミアリーグの激しさを物語るものですが、気持ちは充実感でいっぱい。世界的なビッグクラブでプレーできていることが本当に幸せです。満員のサポーターがつくり出す雰囲気は今まで感じたことがないものがあり、僕たち選手を後押ししてくれます。
移籍初戦(9月11日のノリッジ戦)はチームが開幕3連敗した後の試合を1-0で勝つことができました。自分にとっても大事な試合でしたが、いろいろ考えすぎると体が自然に動かない。監督やスタッフから「何も考えず、思い切ってやっていい」と言ってもらえたことも大きかったですね。
チームのやり方は戦術的で論理的。ボールの動かし方もデータや根拠に基づいている。右サイドバックとしてのセオリーもあります。それでも強調されるのは戦術が全てじゃないということ。「ピッチに入ったら、選手が決めるんだ」と常に言われています。
イタリアでは、どちらかといえば決められた戦術を全うすることを求められた。それでは選手としての成長はないという思いもありました。まだまだ試合を楽しむ余裕はないけど、このリーグで、自分で考えながらプレーできていることは貴重な経験になります。
チームの指揮を執るアルテタ監督は団結や一体感を重視しています。いいプレーには選手同士で拍手を送ったり、ミスしてもポジティブな声掛けやアクションをしたりすることを求めます。試合後は「どうだったか、楽しめたか」と声を掛けてくれて、すごく愛を感じるし、人間的にも尊敬できる監督です。全ての選手が同じように感じていると思います。
歴史と伝統を誇るアーセナルは過去に欧州各国のトップクラブが出場する欧州チャンピオンズリーグ(CL)で、常に上位に入っていました。近年は苦しんでいるし、今年もCLには出られない。それでもチームメートはサッカーIQ(頭脳)が高い選手ばかり。彼らとともに、クラブが元の場所に戻るための力になりたいです。
この環境でプレーを続けることで、厳しいワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦っている日本代表に還元できることもあるでしょう。もちろん、アーセナルでのプレーで表現しなければ説得力はないので、この先の試合でもやるべきことをやって、勝利に貢献したいと思っています。
そういえば、ロッカールームに今まで所属した欧州のクラブにはないものが置いてあります。それは靴箱です。アーセナルはJリーグの名古屋で監督を務めた経験があるアーセン・ベンゲルさんが長く指揮を執っていました。日本から持ち込んだようなのですが、僕にとっては、このクラブを居心地良く感じる一つの理由かもしれません。(サッカー日本代表、アーセナル)
「これまでと明らかに違う数の打撲があります」
まず初めてプレミアを見られていた方は、冨安選手の出場している試合を見て驚かれた方もおられるのではないでしょうか。
プレミアは削り削ら殺り殺られが基本。とりあえず身体で止める。この激しさがこそプレミアの真骨頂。
レフェリーも舐めたもんで、大抵のことじゃ笛を吹かない。
特にこの間ブライトン戦を裁いたジョンモスなんかはサボリーマンの急先鋒。「よくそんな身体でレフェリーやってんな?」っていう人も多数在籍しています。というかほとんどそんなやつばっか。
とにかくプレミアのレフェリーはクセが強い。マイク・ディーンを筆頭に、アンソニー・テイラー、マーティン・アトキンソン、ケヴィン・フレンドなど極悪レフェリー大集合!しかもアーセナル戦だけはみなハッスル。特にジャカにはすぐ出す!
これもプレミアの楽しみ方のひとつです。
そんなレフェリーはさておき、ブライトン戦を見ればわかるように、190cm代の大巨人、ガチムチのフィジカルバカが集うリーグ、これもプレミア。
先日のブライトンやいっときのストーク・シティのような下位クラブは、意図的にガチムチ勢大集合のチーム作りをしていたりします。
エジルをはじめとした、どんなスーパースターも最初は戸惑う、これがプレミアリーグの激しさ。
しかし「気持ちは充実感でいっぱい」という言葉は、すごくわかるんですよね。
自分も空手家時代はどっか痛くないと全く充実感がなかった。脚を引きずって初めて「生きてる」を実感していました。すげぇわかる。
「チームのやり方は戦術的で論理的。ボールの動かし方もデータや根拠に基づいている。右サイドバックとしてのセオリーもあります」
「戦術的で論理的」
戦術あって良かったー!しかも「データや根拠に基づいている」というIDフットボール。決して闇雲じゃなかった!これが確信出来たのは大収穫。
それでも強調されるのは戦術が全てじゃないということ。「ピッチに入ったら、選手が決めるんだ」と常に言われています。
ここで戸惑っちゃう選手がいるのかな?
ジーコジャパン的なやつかな!
そーなのかな!?
「チームの指揮を執るアルテタ監督は団結や一体感を重視しています。すごく愛を感じるし、人間的にも尊敬できる監督です。全ての選手が同じように感じていると思います。」
思った通り。
やっぱ愛だよ愛!
「ロッカールームに今まで所属した欧州のクラブにはないものが置いてあります。それは靴箱です。アーセナルはJリーグの名古屋で監督を務めた経験があるアーセン・ベンゲルさんが長く指揮を執っていました。日本から持ち込んだようなのですが、」
そうなんです。練習場にはボスの意見がふんだんに取り込まれているのです。屋内が土足禁止の練習場は、もしかしたらアーセナルだけじゃないでしょうか?
また、入り口にはちっさい滝的なものがあったり、たくさんの新緑が植えられたりと、ボスが日本で受けたインスピレーションがふんだんに盛り込まれています。
「僕にとっては、このクラブを居心地良く感じる一つの理由かもしれません。」
ボスが間接的に冨安選手のモチベーション維持に一役かっているというのも、何かの縁を感じざるを得ません。
それにしても、こういった内部情報が期せずして日本人の口から直で聞けるという幸せ。冨安選手ありがとうございます。これからもガンガンバラしてね!
そして代表選は大変そうですが、
とにかく怪我なく戻ってきてくださいね。
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