先日のカラバオカップのちょっと、いや、とてもいい話です。
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何故「カラバオカップ」に子供達が多いのか?
カラバオカップは未来の祭典!
という話を昨日のマッチレポでもさせていただきましたが、
このカップ戦は、実際ジュニアガナーズが多く来場する子供達の夢の舞台でもあります。
では何故子供達が多く来場するのか?
その理由をざっくり言うと、この「大会の格」です。
こういう流れです。
以上のような図式です。
チケット代金も普段は25〜64ポンドはするローワーの一階スタンドが10ポンド弱、しかも席も選び放題と、パパママのお財布にも優しい大会。
過密になるだけの無駄なお飾りのタイトルということもあり、「ミッキーマウスカップ」と揶揄されがちなこのカップ戦ですが、通常敷居が高いリーグ戦を観に来れないジュニアガナーズ達が多数参戦可能な、未来のリーグをつかさどる意味で実は重要な大会でもあるのです。
ちなみに、お隣で行われるカップ戦のノーロンダービーともなると、敷居が低いだけに、鶏界隈のヤカラ大集合で、中身入りの缶ビールが飛んできたのもこのカップ戦でした。
当時はビール会社がスポンサーの「カーリングカップ」だったのですが、飛んできたビールがカーリングじゃないってのが俺は納得いかなかったよね。
そこはカーリング一択やろ!!
っていう。
大幅に脱線しました。
エミレーツちょっといい話
そんな中行われたこの度のカラバオカップのリーズ戦で、ちょっといい話、否、とてもいい話がありました。
それがこちらです。
Last night I took my son to Arsenal for his first match. He was buzzing all day for it. I wasn’t sure if it he’d ever go as he has autism. Once we were in the ground he struggled with about 50,000 people shouting and was having a hard time. Halfway through the 1st half >
— Dave (@TheresYourDC) October 27, 2021
昨晩息子を連れてエミレーツに試合(カラバオカップ・リーズ戦)を見に行った。その試合は息子にとっては初めての試合で一日中大興奮。しかし試合が始まると自閉症の息子は50,000人の大歓声に飲まれてしまい、前半途中でスタジアムを去らなければならなかった。
帰ろうとした時、スタジアムのスチュワードさんが「どうしたの?」と声をかけてくれた。事の経緯を話すと、誰かと連絡を取ってくれ、クラブレベルにある「センサリールーム」に案内してくれた。
おかげで、最後まで楽しむことが出来ました。
スタッフの皆さん、本当にありがとう。
Dave
そんな彼らにアーセナルからの返信。
We are so glad we were able to help you and your son last night, Dave. It’s our pleasure.
At Arsenal, we are incredibly proud of our sensory room and Luke absolutely loved meeting you guys! 👋❤️ pic.twitter.com/xpbjblSvy8
— Arsenal (@Arsenal) October 27, 2021
Dave、私たちもあなた達をお手伝い出来たことを嬉しく思います。
我々はこの「センサリールーム」に誇りを持っています。そして担当のルークも皆さんに会えたことを嬉しく思ってます!
ふと気になったのですが、この投稿されたデーブさんのTwitterを見ても、どこにも試合の写真が載っていないんですよね。
撮っているかもしれないけれど、その写真をアップするほどの余裕がない。そういうことなんだと思うんですよ。そんな中声をかけてくれたエミレーツのスタッフはファインプレーだし、普段からそういった教育がなされているのだと思う。
万人が楽しめる空間を作るっていうのは難しいと思う。でもそういう人も楽しめる空間を作っていくという思考、それがアーセナルに、そしてエミレーツにあるというのは本当に誇らしい。
センサリールームはこういった場所のようです。
Arsenal sensory room “turned first game into a great memory” by @TheresYourDC https://t.co/3B9C5MFQNP
— 🎗\\\ SHE WORE \\\ (@SheWore) October 27, 2021
自分は初めてこんな特別室がエミレーツにあるのを知りました。おそらく自分だけでなく、このDaveさんの投稿を読んで知った方が大半だと思います。
上記の記事によると、スタジアムにおけるこういった部屋の設置は各クラブにも拡大しているようです。
一人でも多くの子供達が、フットボールの歓びを体感できる社会になることを願って。
コメント
Classenal.