アーセン・ヴェンゲルのアーセナル帰還の噂について。
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アーセン・ヴェンゲルがアーセナルに帰還!?
昨日もちらりと話しましたが、ついにアルテタの口からボスことアーセン・ヴェンゲル待望論が出ました。
( The Athletic )
22年間監督を務めたアーセン・ヴェンゲルですが、2018年に退任して以来、アーセナルとの関わりはほとんどなくなっていました。
そしてボスが残したコメント。
「私は(アーセナルと)完全に距離を置くことを選んだ。それは感情的にということではなく、物理的にという意味だ」
そんな中、ニューカッスル戦のプレカンにて、アルテタがついにボスについて言及。長州調で待望論をぶち上げました。
「(ボスのドキュメンタリー)映画を見に行った時、ボスと話したんですよ。ま、それだけで色んなものがぱっと晴れるというか、やっぱ楽しいよな。近くにいてくれたらどんなに心強いかと思いましたよね、うん。
まぁもちろん、時期尚早だし、オレがどうこう言える立場でもないですから。ただもうちょっと近くにいてもらいたいですよね。クラブにとっても、それはかなり大きな財産にもなるわけだから。
ただまぁ物事ってのは時間がかかるわけだし、そのタイミング、時が来るのを待つしかないですよ。まぁオレから言えるのは、近くにいて欲しい、それだけですよ。それはオレだけじゃなく、クラブの誰もが思ってるんじゃないですか?」
現在のボスのお仕事は?
ヴェンゲルは2019年からFIFAの「グローバル・フットボール・デベロップメント」のチーフに就任。世界中で男女のスポーツとなりつつあるフットボールの成長と発展を推進する大事な役割を担っています。
ここ最近では2年に1度のワールドカップを提案。CAF(アフリカサッカー連盟)、AFC(アジアサッカー連盟)、 CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)からは好意的に受け取られましたが、当然UEFAとCONMEBOL(南米サッカー連盟)からは厳しいお叱りを受けました。
また昨年は大胆すぎるオフサイド変更の提案を行い話題に。
現在のオフサイドは、身体の一部がオフサイドラインから出ていた時点でオフサイドとなっていましたが、最近はVAR判定でも、ハナ差とか指差みたいなことになっていて、「なんそれ!?ふざけんなマジで!!」みたいなことが多発、フットボール本来のエキサイティングさが失われつつありました。
そんな中ボスが「身体全部出ていた時のみオフサイに」という大胆改革を提言。現在前向きに審議されています。多分。
ボスのドキュメンタリー映画『Arsene Wenger: Invincible』
そんな中、先日ボスのドキュメンタリー映画『Arsene Wenger: Invincible』が公開されました。
📺 Arsene Wenger: Invincible
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— Arsenal (@Arsenal) November 23, 2021
当然信者の義務として観戦してきました。
ボスの幼少期から、アーセナルに至るまでの過程、そして無敗の「Invincible」。
「90分丸ごとアーセン・ヴェンゲル」というアーセナルサポ垂涎の映画であることは間違い無いのですが、
ひとことだけ言わしてください。
「22年を90分でまとめるのは無理がありすぎるっての!!!」
ボスの歴史はそんなもんじゃない。
90分じゃ描けるものも描けないよ。
せめて3時間、いや4時間は欲しかった。
とにかく『タイタニック』よりは長くなきゃダメ。絶対。
というわけで、俺もあと2、3回とか観にいって、もしくはDVD買ってさらなる感想を書きたいと思うのですが、
日本でも公開は難しいかもだけど、DVDは発売されるような気もするのと、しなかったらUKのamazonに一瞬登録してVPNで観るって手もあるので、是非!(UKのアマゾン?なにそれ???っていうリクエスツが多ければそのうち解説します)
とにかく、名古屋時代の映像も5分くらいあったから、是非日本の皆さんにお観て欲しい。
Once a Gunner, Always a Gunner
ボスのアーセナル帰還の噂がついにテタさんの口から語られるところまできたわけですが、これはアーセナルサポならずとも、クラブ、現役選手、OBにとっても超朗報。
ボスがいればOBも練習場やスタジアムに集結しやすいだろうし、なによりボスの陰日向のアドバイスは必ずやクラブの力になるはず。
アーセナルには、こんな言葉があります。
「Once a Gunner, Always a Gunner」
これは「移籍した選手だろうが、退団した選手だろうが、一度アーセナルのシャツに袖を通した人間は、一生アーセナルの選手」という言葉です。
アーセナルは家族のように絆を大切にするクラブ。
それも全てアーセン・ヴェンゲルという絶対的なボスという存在があったから。
そしてデニウソンのこの言葉。
ボスはボクがロンドンに来て一人だということを知り、ボクをオフィスに呼んでずっと話を聞いてくれた。ボスはボクを一人の人間として大切にしてくれたんだ。
アーセン・ヴェンゲルは、僕の孫の代まで語り継がれる偉大な人物なんだ。
ブラジルから来たデニウソンは、気候や言語に苦しみ、そしてなかなか芽が出ることなく退団していった選手。
そんなデニウソンの言葉です。
そして先日、同じようなことがありましたよね。
リバプール戦での、アルテタの珍しい激昂。
Shout out to today’s star performer for Liverpool, Mikel Arteta!
Great performance to get the Reds going! ☺️
— Anfield Central (@Anfield_CentraI) November 20, 2021
普段冷静沈着なミケル・アルテタのヒートに全てのグーナーは驚いたと思います。
しかしテタさんは、長州調でこう語っています。
My f**king manager. #afc pic.twitter.com/aTuzzIorGq
— now.arsenal (@now_arsenaI) November 21, 2021
オレは常に選手を守るだけですよ。
ただそれだけ。
着実にイズムは継承されているのです。
ところで、ボスのドキュメンタリー映画の内容は、無敗を果たした「Invincible」だし、アガる要素満載なはずなのに、観賞後はえもいわれぬ気持ちというか、どことなく感傷的な気持ちになったんですね。
それはおそらく、ボスが現在アーセナルとの関わりを絶っているということかもしれない。
「Once a Gunner, Always a Gunner」
アーセナルという約束の地へ。
時は来た。
それだけだ。
P.S.
Welcome Back Boss!!
そう言えるその日を楽しみに、生きる目標がまたひとつ出来た。
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