いよいよ今週末に迫った、今季を左右する大一番リバポー戦レビューです。
何をどう間違ったのか、現在絶賛単独首位のアーセナルですが、現在8位リバポーとの一戦は、今季を占う意味で間違いなく超絶MAXの山場となっています。
この記事では、どの辺が今季超絶最大の山場なのか解説してみたいと思います。
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リバポー戦が超絶最大の山場の意味
今季のリバポーは、昨季二位のクラブとは到底思えない、28戦12勝7敗9分で4月6日時点で8位と絶不調。
クロップがチェルシー戦の会見で「このクレイジーな世界で、私がまだ監督の座に座り続けているのはタブーかもしれない!」と語ってしまうほど。
また10月エミレーツで行われたリバポーとの前半戦は、ガビーの開始1分での秒速ゴールとサカの2点、そして冨神によるモウサラー全面通行止めもあり3-2で勝利と実にポジティブな内容。
一見すると、これまでの差は確実に縮まり、苦手なリバポーを克服したかに思えますが、
ことピッチが「アンフィールド」となれば、話は全く変わってきます。
論より証拠、リバポーのホーム「アンフィールド」における今季の戦績をご覧ください。
14戦9勝1敗4分
あれだけ不調不調と言われ、実際今季8位に甘んじてるリバポーですが、ことホームアンフィールドにおいてはわりと勝ってる…(ぶっちゃけここまで勝ってると思わなかった…)
っていうか、
負けたのはリーズ戦の1敗だけ!(え!マジで!?)
しかもボンマスには9-0コールド、直近のノースウェスト・ダービー、ユナイテッド戦も7-0と野球みたいな試合を展開。
現在わずか12勝のリバポーですが、ほぼほぼこのアンフィールドでそのポインツを稼いでいるのです。
それほどアンフィールドはエグい。
とにかく「ユルネバ」がズルイ
『All or Nothing』を観られた方は既にご存知だと思いますが、アンフィールドを前にした直前練習中に「大音量でリバポーのアンセム『ユルネバ(You’ll never walk alone)』を流す」ということをアルテタがやっていました。
「何をバカげたことを!」と思った人もいるかもしれませんが、俺は正直「だよな!」と思わず感心してしまいました。
アンフィールドに逝かれたことのある方はわかると思いますが、試合前に謳われる「ユルネバ」は完全にチート。
あえて何かを打ったり吸ったりしなくても、ナチュラルに選手がキマッてしまうと同時に、場の雰囲気をも支配してしまう悪魔の歌なのです。(ユルネバ終わるまで笛が吹かれない「歌待ち」があるのもアンフィールドだけ!)
今季エミレーツが要塞化している理由のひとつに、「新たなアンセム North London Forever でサポが一つに」というものがありますが、
このユルネバはその上位概念。
YOU’LL NEVER WALK ALONE.
キミは一人じゃない。
これぞ「言霊」の究極形態。
50,000人の力で運命を引き寄せてしまうのです。
ちなみにテスコのいたセルティックのアンセムも「ユルネバ」。
CLなどでリバポーvsセルティックのカードが組まれた時はユルネバダービーとなり、とんでもないことになります。
とにかく、
ユルネバはズルイって話。
「ユルネバ」はどれだけズルイのか?ここ10年の戦績を振り返る
「どんだけズルイのか?」ここ10年のアンフィールドでの戦績をご覧ください。
アンフィールドでは
ここ10戦でわずか1勝。
しかも7つの負け試合は
全て3点以上獲られての爆敗。
いやいやいや、でもそれって、当時のアーセナルが弱かっただけでしょ?
と思われる方もいると思うので、フェアにエミレーツの戦績も置いときます。
以上のように、エミレーツではわりと「ごぶごぶ」の戦績。
いかにアンフィールドがヤベェのか?
ってのがおわかりいただけたと思います。
レフェリーがヤバイ
さて「ユルネバ」がズルイのは存分にお分かり頂けたと思いますが、実はもう一発ヤベェ懸念点があります。
それがレフェリー。
この試合を裁くのは “あの” ポール・ティアニー師なのですが、
まぁコイツがとにかくヤバイ。
何がヤバイのか…?
まずはポール・ティアニー師が裁いた戦績を見てみましょう。
以上のように、勝率約3割の男。
グーナー的には、昨シーズンのNLDでホールディングを退場させた後セドリックにペナルティを与え、今季前半戦唯一の敗北を喫したオールドトラッフォードで、マルティネリの先制ゴールをさくっと取り消した人といえばわかりやすいかもしれません。
まぁとにかく、色々かき回しちゃう人です。
いや、人ですらないかもしれません。
ちなみにポール・ティアニーさんはイングランド北西部のウィガン出身。
リバプールとマンチェスターのちょうど間くらいにある、とんでもないクソ田舎。
またVARのクリス・カヴァナーもマンチェスター出身のクセ者レフェリー……
もうわかるな?
アーセナルもうひとつのマイナス要素
さてヤバイユルネバ、ヤバイレフェリーときて、マイナス要素は全て出尽くしたような気がしますが、懸念材料があるとすればもう一つ。
それは、怪我人。
前半戦モウサラーを押さえ込んだ冨安は今季終了で不在確定。また現在までのところ、エディと護りの要サリバが間に合わない模様で、ロブ君がどこまでやれんのか!にかかっています。
また勝率7割の男パーティも右脚の不安とラマダンを抱えており、どこまで全力でプレーできるかが鍵に。
一方のリバポーは、ルイス・ディアス、ナビ・ケイタって人は間に合わなそうですが、チアゴ・アルカンターラ?って人はワンチャンありそうです。
リバプール戦まとめ
以上のように、我々はこの「ユルネバ」とポール・ティアニーをいかに克服できるか、そしてロブ君の出来が全ての鍵。
だが、俺はうっすら安心している。
何故なら、俺たちには、
今季アンフィールドでハットをキメた、とろサーモンがいる!!
もう一度見たい。
あの奇跡を。
COYG
コメント
ヘンダーソン氏は、その差別主義者的な思考を一生隠し通す事は可能だったと思う。引退後コメンテーターとなり、リネカー氏に同調したりも出来ただろう。キャプテン閣下等と言ったのがいけなかったのか。
クロップは本当に多くの事をサッカー界にもたらした。残念なのはリバプールで、その先進的なフィジカルトレーニングをやらなかったらしいという事。奥深い理由があったのだろう。しかし、ならばもっと先進的にという方向にいって欲しかった。
BGMはジミヘンドリックス「イージーライダー」エレクトリックギタリストは一日30時間ぐらい一人狭い部屋で練習するものだがフィードバックのコントロールという、人間には不可能ではないかと思われる事に取りつかれる人もいる。彼らに敬意を。