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「アンフィールドという魔物」プレミア22-23 リバプール vs アーセナル

Liverpool 2-2 Arsenal

Anfield

スターティング: やっべっぞ!シーズン始まっちゃったから今度こそ更新する!

ガビー 神の子ジェズス ビッグサカ

釈迦 パーティ (C)マーチン

チェン子 ガブちゃん ロブ君 ベンホワ

ラムちゃん

■ゴール: ガビー (7) 神の子ジェズス(27) / Salah (41) Firmino (86)

■ 交代:
80 マーチン → キヴィ
80 神の子 → とろサーモン
88 チェン子 → テスコ

■レフェリー: ポール・ティアニー師匠

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アンフィールドという魔物

逝ってまいりました、超時空要塞アンフィールド。

「アンフィールドがヤバイ」という話はこの動画でも散々して参りましたが、

おそらく、というか間違いなく、あの湧き立つような異様な雰囲気は、どこにも真似出来ないプレミア屈指の魔窟。

一度勢いづかせたら取り返しのつかない事になる、とてつもなくヤバイ場所なのです。

その理由のひとつが「ユルネバ」。

このユルネバを歌うことにより、アンフィールドという魔物が目を醒ましてしまうのです。

ところで何故ユルネバなのか?

何故「ユルネバ」なのか?

試合前「97」というコレオと共に、一分間の黙祷が行われました。

「何の黙祷?」と思われた方もいらっしゃるかもしれないので、大事な事なので触れておきます。

1989年4月15日イングランドフットボール界の運命を左右する最大の惨事が起こりました。

それが「ヒルズボロの悲劇」。

ヒルズボロの悲劇とは?
1989年4月15日に行われたFAカップ準決勝、リバプール対ノッティングガム・フォレスト戦が行われた中立地のヒルズボロ・スタジアムにおいて、サポーターで溢れ帰ったスタンドの立ち見客が将棋倒しになり、97人が死亡、200人以上が負傷した大事故。

この試合で多数のリバプールサポが死傷。犠牲者の中にはスティーブン・ジェラードの従兄弟も含まれ尊い命を失っています。

この惨事をきっかけにイングランドだけでなく、欧州のほぼ全ての主要なスタジアムから立ち見席が消え、ゲートの改修が行われるなど、スタジアムのセキュリティが見直されることになります。

そして毎年この時期になると、あの悲劇で失われた命に哀悼の意を表す、それがあの黙祷であり、コレオの「97」という数字は犠牲者の数なのです。

当然我々アウェイスタンドも黙祷を捧げたのですが、どうやら最近は状況が違うようです。

リバプールサポ日本代表田丸さんのトゥイート。

そしてバッカス店長の、昨年亡くなられたレジェンドサポ、マリアさんの話が刺さります。

生前マリアさんが私に語ってくれたアーセナルを愛する理由のひとつに 【CLASS】というのもこういう事なんだろうな。
お互いリスペクトしつつ切磋琢磨して世界のフットボールを牽引できたら最高。

「CLASS」とは、格だったり品位的な意味ですが、それに加えて、これまでアーセナルが培ってきた歴史であったり、アーセナルの始祖ともいうべき指導者ハーバート・チャップマン時代から代々受け継がれる哲学的なものも含めてのもの。

それはクラブだけでなく、サポーターにも染み込んでいる気がします。

また、あくまで個人的に感じる空気感ではありますが、グーナーって、どこかリバプールサポをリスペクトしているような気がするんですよね。

どこか「同じ匂いのするクラブ、サポーター」というか。

それが「CLASS」的な部分で共鳴しているような気がするわけです。

エミレーツにはこんな弾幕があります。

YOU CAN’T BUY CLASS

この世には、金で買えないものってあるんだよ。

俺は無冠でも誇りを持てる。何故ならアーセナルだから。

そう思える理由がこの「CLASS」なのです。

(だから「CLASSもなく無冠」ってのが一番アレだって話なんだけれども)

そしてこれも田丸さんのトゥイートで知ったのですが、、、

アルテタがヒルズボロの犠牲者97人への追悼の意を表す、「97」というバッジを着用していたようです。

どこまでもCLASSなんだよなぁ…

それでは聴いてください。

CLASSで夏の日の1993。

って言いたくなるくらいのCLASS!!

それはさておき「何故ユルネバなのか?」に話を戻します。

「ユルネバ(You’ll Never Walk Alone)」というのは1945年開演された「回転木馬」というブロードウェイ・ミュージカルの劇中歌です。

1963年、リバプール出身のジェリー & ザ・ペースメイカーズが、この曲のカバーで全英チャート1位を獲得し、以降リバプールで歌われるようになったようです。

そしてその26年後に「ヒルズボロの奇跡」が起こるわけですが、俺はそれ以前と以後ではこの「ユルネバ」扱いは変わったのではないかと思います。

You’ll Never Walk Alone.
(君は一人じゃない。共に進もう)

おそらく、あの悲劇以降、ただただ楽しく謳っていただけの歌に”魂が宿った”のではないかと思うのです。

門外漢の俺が言うのもなんですが、あのユルネバ聴いたらそうとしか思えないよ。

故に、KOPが試合前に歌う「ユルネバ(You’ll Never Walk Alone)」とは、ヒルズボロの悲劇で亡くなられた仲間への鎮魂歌であり、残された遺族への応援歌だと思うのです。

さらにこの「ユルネバ」こそ「言霊」の究極形態。

50,000人の力でアンフィールドに魂を吹き込み、アンフィールドという恐ろしい魔物を目醒めさせる儀式。

事実アーセナルは、このアンフィールドで過去10戦してわずか1勝しかしていません。

12/13 リバポー 0-2 アーセナル
13/14 リバポー 5-1 アーセナル
14/15 リバポー 2-2 アーセナル
15/16 リバポー 3-3 アーセナル
16/17 リバポー 3-1 アーセナル
17/18 リバポー 4-0 アーセナル
18/19 リバポー 5-1 アーセナル
19/20 リバポー 3-1 アーセナル
20/21 リバポー 3-1 アーセナル
21/22 リバポー 4-0 アーセナル
10戦1勝7敗2分

しかも7敗すべてが、3点以上獲られてのフルボッコ。

ちなみに今季絶不調と言われるリバプールですが、ことアンフィールドにおいては、

14戦9勝1敗4分

とわずか一敗のみ。

嘘偽りなく、このアンフィールドには、魔物が棲んでいるのです。

「のまれたら終わり」勝てなかった理由

そんな場所で2点先制出来るなんて、俺にしたらメイクミラクルでしかないんですよ。。。

すんごいよ。

すんごい事なんですよこれは。。。

でもサラーのゴールで、アンフィールド、再び目醒めちゃったよね。。。

魔物のスイッチ入っちゃった…

アウェイサポも申し訳なかった。

あの魔物には太刀打ち出来なかった…

とにかくハンパなくエグいんだよ

アンフィールドってのは!!(語彙)

テタさんがうっかり采配ミスっちゃうのもわかるって話で。

そらぁ護りに入っちゃうよ…

入っちゃう…

帰りのバスも「こんな時こそ冨安さえいればなぁ…」ってのがサポの総意だったり。

そして

「ノマレタラオワリ」

それがアンフィールド。

一点返されて、選手サポ、みんな飲まれた。

でも唯一飲まれなかった漢

それが

我らが神、アーロン・ラムズデール

ゾーンに入ったがごとく鬼神化したラムちゃん、PKやらなんやら身体を張って全止め。

ダルシムもびっくりの手ビヨーンですよ。マジで神ってた。

もしラムちゃんじゃなかったら、5点逝かれててもなんらおかしくなかった。

ほんとラムちゃんには感謝しかない。

勝者のメンタリティ

「勝者のメンタリティ」という言葉がありますが、鋼のメンタルでいついかなる場面でも堂々と戦える、それこそが「強者」なのだと思う。

でもよくよく考えてみて欲しい。

アーセナルって、実は昨季最下位かすったクラブですよ。

現在謎に首位張ってっけど、未だ発展途上、今一歩一歩強者への階段を登っている最中なのです。

そんなクラブが、サリバ、冨安不在にも関わらず、あのアンフィールドでここまでやれたのは間違いなく自信になるはずだし、次へと繋がる大いなるドローだと思う。(ロブ君の覚醒とかほんと…)

そしてこの貴重な1ポイントこそが、後々響いてきたりする。

CL復帰まで、残り8試合。

前向いて逝こう。

COYG

そして、

とにかく、

ユルネバはズルイ!!

P.S

ヒルズボロで亡くなられた全ての方に合掌。

自由研究動画

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妄想記事を描いている猿

アーセナルのせいで日本に帰国できなくなった非国民、出家信者。「妄想8割・ガセ2割」をモットーにアーセナルのエア情報を垂れ流す意識低い系ブロガーとして、日本人グーナーのメディアリテラシー向上に貢献すべく、ほぼ毎日ブログを更新中。

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Arsenal (アーセナル) 猿のプレミアライフ

コメント

  1. 343 より:

    ライトバックの人がボロクソ云われているが、リーディクソンと大差ない。時代が変わっただけのこと。その中でイングリッシュフットボールをリスペクトし続けるクロップ。差別発言を誘発した。
    勿論私も、スアレスを差別主義者と思っていなかった。罰も受けたのだから、きれいに忘れ精進すべきだった。が、カバーニの発言を擁護するウルグアイの。…こうした流れをリバプールはそ知らぬふりをして受け入れた。
    私達の敵がどこにいるのか。フィードバックのコントロールとは独裁ではない。叫びを、人類が倫理的に許容できるものにするという事である。
    BGMはティポグラフィカ「キングゴールデントイレット」

  2. 猛獣 より:

    夏の日の〜のあと、「ヒルズボロの奇跡」になっちゃってますぜ。

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