イギリスの大手スポーツ用品チェーンでヌーカッソーのスポンサーでもおなじみ「Sports Direct(スポーツ・ダイレクト)」が行った、プレミアリーグシャツ売り上げ地域割合調査において、最も地元での売り上げを記録したクラブがアーセナルだったことが余裕で判明しました。
せやな。
他の結果は下記のようなものなのですが、
アーセナル:ロンドン 61.5%
トッテナム:ロンドン 56.6%
チェルシー:ロンドン 56.3%
ニューカッスル:ロンドン 32.5%(ニューカッスル 21%)
アストン・ヴィラ:ダブリン 24.5%(バーミンガム 15.8%)
マンチェスター・U:ロンドン 44.7%(マンチェスター 10.3%)
リバプール:ロンドン 50%(リバプール 6.4%)
マンチェスター・C:ロンドン 28%(マンチェスター 4.7%)
バーミンガムが地元のアストン・ヴィラの売り上げが何故かダブリンの方が上の謎。
は、そっと胸にしまうことにして、
マンチェスター勢が揃って地元ダダ滑りっていうのは、まあそういう事なのでしょう、きっと。。。
ところでスポーツダイレクト(以下スポダイ)と言えば、正規のシャツやシューズがディスカウントされていて、猿一推しのロンドン観光スポットの一つなのですが、ふと以前スポダイで遭遇した「らしい出来事」を思い出しましたので、以前ブログでも書いた事があるような気がしますが、せっかくなんで書いてなかったようなていでちょっと振り返ってみたいと思います。
レアすぎるアーセナル貯金箱ゲトー。しかし・・・
2012年だからもう3年近くも前になるでしょうか、近所のスポダイに行き、丁度手頃な貯金箱があったので、これをレジに持って行ったときの事でした。。。
まあ、これなんですけども、
レジに行きこの貯金箱を差し出すと、レジの黒人のメンズがそれを見るや否や、突然、小馬鹿にしたような口調でこんな事を言ってきました。
「ぶふぁっ!?お、お前アーセナルファンか!?」
暴言にも似た罵声。
しかも客に対して。
なんかバトルの予感・・・。
つっても、こんなのは日常茶飯事朝飯前、社交辞令なロンドンだもの、
「あ、そうっすけど、なにか?」
と余裕で返事をすると、そのフレンドリーすぎるスタッフはこう返してきたのです。
「マーージーーかーーよーー!お前なんでアーセナルなんかサポってんだよー!?」
というこれまた斜め上からの答え・・・。
「な、何故って、この辺住んでたらそうなるのが自然の摂理じゃねえの?違うの?」
と強めに返すと、
「あーーりーーえーーねーー!メーーーーン!」
と、心無しかラップ調でブラックメン。。。
ちなみにこのスポダイはエミレーツから走って滑って徒歩7分くらいのお膝元。どう考えても「貴様がありえん!」な感じなんですが、そんな道理、ここロンドンでは一切通用しません。
そこで、
「あんたいったいどこのサポなんすか?」
まあどうせ、お隣の汚れに汚れたチキンサポだろうがな!と決めうちしながら聞いてみると、そのドヤ顔の店員からは、俺の予想を遥かに超えた信じられないワイルドな一言が・・・。
「あ、俺?俺はシッティだぜぇシッティ!シッティ最高だぜぇ!メーーーン!」
・・・死?
・・・死?
・・・死ッティ!?
ありえもしない角度から、突然ぶっ飛んで来た暴投気味のボールに「はうあっ!?」と驚愕する事しか出来ない俺。いや、ま、待てよ。こいつはマンチェスター出身なのかもしれん。なら仕方あるまいよ。うん、仕方ない!と思い、
「あんた、マンチェスター出身なんだな?そうなんだな?じゃあ仕方ねえな。な。」
と念を押すように確認すると、そのチェケラーな店員はレアな貯金箱をガサツさ満点で袋にぶち込みながら、
「ちげーよー!俺ロンドンだよロンドン!ローカルだよローカル!うひゃひゃひゃひゃ」とドヤ顔で即答・・・。
一生分の「なんだそれっ!」
謎が謎を呼ぶ一言・・・。マンチェスター出身でもない人間が、油まみれになる理由などあるものか!?
・・・むむむ!こいつまさか!?
というわけで、
「ちょいちょいちょい、あ、あんた、いつからヌルサポなんかやってんの?
ま、まさかここ2、3年じゃないよね!?」
とそいつの手首を掴み、強い語気で問いただすと、
「そうそう、ここ最近だぜ最近!なんかすげーいい選手いっぱい来たじゃんメーーーン!」
との事・・・。
ああ、案の定だ・・・。
うちのド田舎の巨人ファン以外にも、やっぱこういうのいんのかよ・・・。てか、そんな最近サポになったとかで、よく客に向ってそこまでドヤれんな。。。と半ばあきれながらも、待てよ。最近サポになったってことは、それまでもどこかをサポってたに違いない。というわけで、これまた確認。
「なんか最近ヌルサポになったって言ったよね?そんじゃ、それまではどこサポってたのよ?」
この俺の質問に対し、屈託の無いドヤ笑顔からとんでもない一言が!
「あ、それまで?」
「ユナイテッド、ユナイテッド」
・
・
・
死ーーーーーーーん・・・。
全ての俺電源が停止、完全ブラックアウト。そんな完全空いた口が塞がらない状態な俺に追い討ちをかけてくるメンインブラック。
「やっぱなんつーの?シティすげーいい選手いっぱい来たし、すげーつえーじゃんー。やっぱシティだメーーン!」
だそうで・・・。しかしよくもお前そんな流れでズケズケと客にサポーター論的なの問えたな?な? と、思わず料金を投げ捨てその場を立ち去ろうかとも思いましたが、
よくよく考えれば、彼も犠牲者・・・。
そう、油にまみれてしまった、立派な被害者なのです。。。(涙)
というわけで、
「まあせいぜい、ヌルっちゃってよ・・・。」
と力なく言い放ち、店を後にしてやりましたメーーーン。。。
人種差別がまかり通るイギリス
ちなみにこういう事って、俺が「外人」っていうのもあるかもしれないですけど、結構日常茶飯事にあって、前もバルサ戦に向う空港でボディチェックの際チェルサポの空港職員に「ぐへえ!?お前触るのかよ!ぶひっー!」
みたいな事もあったし、
知り合いが、銀行窓口に15分ほど並んでようやく窓口にたどり着いたと思ったら、カバンについてるアーセナルの缶バッチを見つけた汚鶏サポの行員に「なんだお前?ガナサポなのか?隣り逝け!」と言われたとか、結構そういう話聞いたりするんですけど、
それもまたグレートブリテン。
絶対に負けられない闘いが日常にもある!アーセナル・プライド!
というわけでこれからも、グナとしての誇りを胸に、日常を闘っていきたいと思いまーす。
ちなみに、常日頃から言いたい事言って憂さ晴らししてるからでしょうか、不思議と選手バスに卵とかクソぶっかけたりするような輩はこの国にはいないんですよねえ。。。
あ、スポーツダイレクトオススメです!ロンドンに来られた際には是非!
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コメント
ダブリンはなぜか唯一専門店があるし実は地理的にも目と鼻の先のリバポファンが多いようですが。。ヴィラシャツ見ないけどな。。
Pleasing you should think of sonhteimg like that