先日行われたMLSオールスターズ戦のブログやYouTubeに対し、
「ティンバーヤバかったんですか!?」
というコメントをめちゃめちゃいただきました。
7月20日に行われたプレシーズン2戦目「MLSオールスターズ戦」で、すこぶる評判が良かったのが、ゴールを決めたハヴァーツでもクラブ最高額のライスでもなく、右SBのティンバー!
個人的に意外ではあったのですが、まぁ確かにヤバオモでした。
というわけで、どれほどティンバーがヤバくておもしろだったのか、プレー内容を見ながら検証すると共に、
あくまで個人的妄想ではありますが、
このヤバオモのティンバーがハマればハマるほど冨安とテスコが救われる説
を声高に提唱してみたいと思います。
ヤバオモのティンバー検証
この試合65分、冨安、ライスらと共にピッチインしたティンバー。
ポジションは、本職である右SBに入りました。
右SBです。
当然のように右サイドに陣取っております。
と思ったら
!?
その20秒後、何故か今度は左でボールを運ぶ姿が…
あれ!?
もしや人違い!?
と思ったら、やっぱり右サイドいた。。。
と思ったら、
今度はど真ん中にいる!しかもめっちゃ前線。トップ下みたいな位置。
でもしっかり右でも仕事してる。。。
ははぁぁん…
これはあれやな。
右Ver.の偽SB的なやつやな?
絶対そやろ!
じゃなきゃ、こんなとこで競り合わねぇから!!
気づけばど真ん中で守備までしてるし、、、
いや、真ん中でもない、もはや左!
しかもこの位置から右のマーチンへ、絶妙すぎるループパス通したりするし。
この位置からテスコにキラーパス出すしで、
ポジショニングだけじゃなく、目の付け所もまるで達人の域。
おそらくこの辺が、皆さん「ヤバイヤバイ」と騒いでるプレーだと思われるのですが、とにかく難易度の高いことをやっている。
その「難易度が高い」ことを要求されているのがわかる場面がこちら。
ドリンク休憩中、ティンバーだけはコーチとマンツーでなんらかの確認。
間違いなく、何かを共有している模様。
いや、どー考えても一人だけ動きがおかしいのよ。
つーかフリーダムすぎんのよ。
まるで、ジンチェンコのように。
ヤバイのは、決してポジショニングだけではなく、
ゴールを背負った1対1の場面でも負けない安心感。
そしてこの位置からセンターリングをドンピシャで供給するなど。
この縦横無尽のフリーダムすぎるポジショニング、レジェンダリーなパスセンス、そしてストロンゲストな守備強度を鑑みても、
右バージョンのジンチェンコ!
と言っても過言ではないような気がします。
なにより見てて楽しいし♪
ティンバーがハマれば冨安とテスコが救われる!?理由
そしてこの試合、ティンバーの逆サイドがテスコだってところにも注目。
右に偽SBティンバーを配置することで、左のテスコはずっと直線的な動きをしていたように思います。
ご存知のようにクラシカルで香車的な動きを得意とするテスコは、桂馬感のあるトリッキーな偽SBになりきれず、昨季はなかなかチームに溶け込めませんでした。
ど真ん中までいくものの、ぎこちない動きでリンクマンにはなれず、ボールを持ったらすぐパニックパスを出してしまう印象。
テタさんの思い描くニセモニには程遠く、スタメンからちょっと遠い存在になりつつあったわけです。
ですがこの試合、右でティンバーが暴れてくれるおかげで、偽をやる必要のなくなったテスコは、タックインも颯爽と、比較的のびのびプレーしている印象を受けました。
またこの試合、後半65分で冨安が左CBで入り、途中からは右CBでプレー。
以上のことから、
今季のアーセナルのDF陣には様々なオプションが想定出来るわけです。
偽SBシステムを積極的に採用したいテタさん的には、チェンコもしくはティンバーをどちらかに配置。
もしチェンコが左であれば「チェンコ ガブちゃん サリバ ホワイト」という鉄板の組み合わせがファースト・プライオリティ、これは変わらず。
そして夢が広がるのがターンオーバー時。
今回のような「テスコ 冨安 ホワイト ティンバー」という夢の組み合わせも可能だし、「チェンコ 冨安 サリバ ホワイト」や「キヴィ ガブちゃん 冨安 セド」など無限の組み合わせが可能になるわけです。もちろん怪我人いないこと前提ですが。
いずれにせよ、右のティンバーがチェンコと同じことが出来るのであれば、
今回のように、左で直線的なテスコを活かすことが出来ます。
さらに冨安も救われるかもしれない。
冨安の怪我がちの理由についてよく言われるのが
「サイドバックの運動量が過酷すぎるのではないか?」
ということ。
センターバック時代はそれほど怪我のなかった冨安が、サイドバック転向後怪我が増えたこともあり、このような指摘を受けることが多々あります。
ですが、今回の試合のようにティンバーが右に入ることで、直線的なテスコがすんなり左に入り、冨安もCBとしてプレーが可能になる。
以上のことを鑑みても、
冨安の怪我の原因をSBによる過重労働と判断したテタさんは、CBにコンバートして彼を救済しようとしているのではないか?
とさえ思えてしまうわけです。
テタさんならやりかねない。
そしてこれが前述した、
ティンバーがハマればハマるほど冨安とテスコが救われる!
という意味なのですが、キヴィにも偽SBを任せようとしていることを考えると、あながち冨安のCBコンバートはなくもないかもしれません。(妄想)
いずれにせよ現在のアーセナルのDF陣は
パズルのように、組み合わせは無限大である!
ことは間違いないし、もはや夢しかない!(きっぱり)
以上が「ティンバーが冨安とテスコを救う説」の考察だったわけですが、いかがだったでしょうか。
最後にはっきり申し上げておきますが、これは全てさるの妄想ではありますが、
そんなことを考えるだけで美味い飯が食えて旨い酒が飲めるクラブって最高じゃねぇか!
よぉし、呑むぞぉ!!
動画版はこちら
コメント
どんな選手にも欠点はある。つまり出てない選手にもチャンスはある。世界最高の11人をそろえてもよい練習が出来なければ劣化する。
もっとも重要なのはサブの選手が意欲を持ち、チーム内で戦い続けること。私が思うに現場は良い環境。富安にしろティアニーにしろ機会はあり続ける。
寝言は、寝てるしかなかったのだから仕方ないで済ませてもいいが、進化とは西洋ではホラー映画のタイトル。
…進化であれ、哲学であれ先人がその言葉を当てはめた気概に対し、無効化(安っぽくすることによって多くの人が受け入れ可能に、という考え方は一考に値するが)しようという動き。
私個人は、自然淘汰という考え方は脱却すべきという立場。リスペクトはしているが人類はそれを超克すべきと考えている。サッカーがその第一歩を。