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【全てのプレミアサポに】R.I.P Billy Ingham あるレジェンドサポーターとの別れとあのCMについて

Thank you. Our Premier League.

あのレジェンドのおじいちゃんとお別れです。

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R.I.P Billy Ingham

先日一人のエヴァトニアンが亡くなりました。

Billy Inghamさん、96歳でした。

7歳の時グディソンで恋に堕ち、この年までずっとリバプールの青い方一筋だったレジェンドサポのおじいちゃんです。

Thank you. Our Premier League.

このおじいちゃんを知ったのは約10年前、当時プレミアリーグのメインスポンサーだったバークレイズのADムービーでした。

どんよりとした低い空の下、早朝アウェーコーチに乗り込み、最初は威勢のいいラッズも長旅でいつの間にかシンと静まり返る。しかしようやく街中に入ると息を吹き返し、道行く通行人にディスチャント投げつける。

鉄は熱いうちに打てとばかり、毎週末、熱狂的なオヤジに連れられ、少年はしっかりとそのDNAを受け継いでゆく。スタジアムで手をつなごうとする父親の手を振り払うのも、立派な一人のサポである証だ。

また、大抵こういう熱狂的なオヤジはチームシャツなんか着ちゃいない。己自身がハマーズ。きっとこの子もいつか、シャツなんか着なくても十分熱いアイアンズへと育っていく。

そして14時20分過ぎ。

エヴァトニアンのじいちゃんは、毎週末この時間に家を出てグディソンに向う。おそらくそれは、何十年も続けてきたルーティン。

静寂から一歩踏み出すと、そこには勢いよく流れる青い波。

このじいちゃんは、子供の頃からずっとマイナーな方のマージーサイドで育ち、何度も何度も悔しい思いと、数えるほどだけど、補って余りある歓喜を体感してきた。

だから、一瞬の絶望なんて、それはただの通過点でしかない。

そして、全てのサポーターにまた新しい週末がやってくるのだ。

プレミアの歴史は全てのサポーターの歴史。

そんな素晴らしい歴史と共に過ごせる事を、僕は心から誇りに思う。

そんなことを感じさせてくれる素敵なCM。

いやもはやCMではありません。素晴らしいショートムービーです。

おじいちゃんの人生

この後、おじいちゃんの後日談も公開されていました。

おじいちゃんのヒーローの話や、共に歩んできた青い歴史まで、おじいちゃん自ら語っています。もちろん英語なのでわからないところもあるかもしれませんが、言葉なんて関係ない。その思いはきっと伝わるはず。

おじいちゃんのヒーローはディキシー・ディーンとデイヴィッド・ヒクソンという選手。

ディキシー・ディーンは、さる散歩で見たあの銅像の人です。

そして自分のヒーローだった、デイヴィッド・ヒクソンのお別れのセレモニーでピッチに立ち、それを思い出しながら言葉をなくすおじいちゃん。

そして先ほどのショートムービー。

普通のCMなら、最後は負けて絶望したシーンでは終わらない。「逆転ゴールで歓喜」のようなポジティブなシーンで終わると思う。

でも言いたいのはそこじゃない。

皆負けてうなだれる絶望の淵の中で、おじいちゃんだけは新たな明日を見ている。

クラブを愛するということ。

それは人生を賭すということ。

そんな教えをこうたような気がするのです。

そして自分も、少しでもおじいちゃんのようなサポーターに近づけるよう、精進していきたいと思うのです。

R.I.P Billy Ingham

あと、アンフィールドからエヴァトンのホームのさる散歩の動画も置いておきますが、でもこれは見なくていいや。。。

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妄想記事を描いている猿

アーセナルのせいで日本に帰国できなくなった非国民、出家信者。「妄想8割・ガセ2割」をモットーにアーセナルのエア情報を垂れ流す意識低い系ブロガーとして、日本人グーナーのメディアリテラシー向上に貢献すべく、ほぼ毎日ブログを更新中。

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Arsenal (アーセナル) 猿のプレミアライフ

コメント

  1. 343 より:

    ご冥福をお祈りします。

    動物愛護或いは、解らないという言葉。現在、差別を隠蔽する用語。
    理解不能な理由で生命を奪うことを厭う人達、アイデンティティの問題で苦しんでいる人達に凄まじい苦しみ。

    差別の隠蔽は、最終的には出来ない。私は、それをプレミアから学んだ。
    この事実。白日の下に晒す事によって人類に警鐘。改善し前進させる役割、と解釈することも可能だという箏。

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