The Atheleticに「アーセナルが1月にストライカーを獲得できない理由」という興味深い記事が上がっていました。
( The Atheletic )
今回はその記事を参考に、現在のアーセナルの予算やチームを取り巻く状況含め、妄想してみました。
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アーセナルのFFPの状況は?
まずはアーセナルのこの夏の収支を見てみましょう。
夏のお買い物 収支報告
-£129mくらい
上記に加え、この夏ラヤが正式入団することはほぼ確と思われ、£27mの買取オプションのコストも考慮すると
-£156mくらい
これに加え、7シーズンぶりにCLに復帰したバカリのアーセナルは、ここ数年収入的には非常に厳しい状況に置かれています。
CLとELの賞金比較
それではここで、CLとELの賞金額を比較してみましょう。
見ていただければわかるように、賞金総額だけで約4倍の差。
そうなのです。CLはグループステージ出場しただけで、ELの優勝賞金を軽く超えてしまうヤベェ大会であり、めちゃめちゃ貴重な収入源なのです。
7年間この辺の収入が一切なかったのは、とてつもない大打撃ということがお分かりいただけると思います。
世界一の栄誉!とは別に、CLに出場しなければならない大きな意味とはこれなのです。
さらに現状の問題点として、この冬ビッグクラブが採用できるトップストライカーが不足している。
故に需要と供給のバランスから、ストライカーの獲得には£70m以上の費用がかかる可能性がある。
前提としてこの辺を考慮する必要があります。
そんな中、名前のあがっている貴重なストライカーが賭博王イヴァン・トニーさんです。
ブレントフォードのイヴァン・トニーが難しい理由
このブレントフォードの賭博王イヴァン・トニーさんですが、金額もそうですが、様々な理由により獲得が難しいと言われています。
17日違法賭博罪により8カ月間の出停処分から復帰したトニーさん。
ブライトンの得点王ブライアン・ムベウモの負傷(3月まで長期欠場)と、ヨアン・ウィサ(アフリカネイションズカップ)に加え、クラブも5連敗中で現在16位、降格争い真っ只中ということもあり、真っ当なクラブであれば手放すことはないだろうと思われます。
賭博王ではあるものの、クラブにとっては間違いなく救世主。
「それでも売ってください!」となれば、それこそ驚異的な額になることでしょう。
では他にいないのか?
イングランド以外で言えば、ナポリのオシムヘンやインテルのラウタロ・マルティネスの名前が挙がっているようですが、こちらもとんでもない移籍金が必要。
オシムヘンに至っては、移籍金高騰させるため最近契約延長をしたバカリで、€130mとも言われています。
無理無理無理(真っ黒いギャル調)
またアーセナルにはガブリエウ・ジェズスやエディ・エンケティアがいるわけですが、2月1日のマーケットクローズまでに、この2人を超える選手をローンで獲得するのはまず不可能。
また季節の風物詩ヴラホヴィッチさんの名前もあがっていますが、
こちらは£52mと言われ、MAX£35mのアーセナルには厳しい状況。
そうなると、誰かを売却して移籍金を調達する必要があります。
現在1月売却される可能性がある選手として名前あがっているのは以下の4人
全てホームグロウンの選手ということもあり、バランスシート的には利益が見込めますが、全く余剰人員ではなく、全員即戦力。
ちなみにスミスロウもウェストハムにローンの話も出てきました。
🚨 JUST IN from @ExWHUEmployee:
Arsenal and West Ham are IN TALKS for a loan deal for Emile Smith-Rowe. ✨ pic.twitter.com/lX2mgECO0R
— Eduardo Hagn (@EduardoHagn) January 19, 2024
適切価格で売れない理由
他のクラブも財政的な鉄骨渡りを余儀なくされる中、「イングランド版FFP」P&Sルールにどこも戦々恐々。
シティの115件の違反はさておき、あのエヴァトンが、無情にも10ポイント秒で剥奪されてしまったのは記憶に新しいところ。
どーせあれなんでしょ?違反してもなぁなぁになるんでしょ?
と思っていたところ、クラブを揺るがすとんでもない事態に発展しちゃったわけです。
これにより、他のクラブも迂闊に乱獲できるわけがなく、アーセナルの選手に対しても、適切なオファーが来ない可能性があります(ただでさえ適切じゃないのに!)
また、現状潤沢に潤ってるのはプレミア限定であり、大陸のクラブが適切なオファーをすることは困難となるわけです。
現状の補強ポイントは?
そもそも現状補わなくてはならないポイントがストライカーなのか?
という疑問も湧いてきます。
確かにアーセナルは点が獲れず公式戦3連敗中。
ここでキラーとなるストライカーが欲しいと思うのは、人として正しい欲望です。
ですが、最後のフィニッシュが決まらないだけで、なんやかんやチャンスクリエイトは出来ている。
てか、謎にアーセナル戦だけキーパーが覚醒するあるあるが発動しているだけ!
ということを考慮しても、ふわっとではありますが、前線はなんとかなるような気がします。多分。
それよりも現状困窮しているポジはディフェンス。
ティンバーはまだまだ。チェン子は怪我がちで、ホワイトも過労死寸前。冨安もアジアカップが終わるまで戻って来れない。
さらに、深刻なのはサリバ、ガブちゃんへの依存度。この二人のどちらかが欠けたら、間違いなく詰みます。
昨シーズンを見てもわかるように、最後勝ち切るのに必要なのは、最後まで守り切ることが出来る強靭なディフェンス。
しかし今季だけで
-£156m
くらいのマイナスを計上しているアーセナルの予算は限られています。
その予算内で最大限出来ることを。
これが、この冬我々に突きつけられた大命題。
以上をまとめると、
・夏使いすぎて予算がない
・この冬ストライカーが市場にが出回っていない
・出回っていたとしてもバカ高い
・選手を売るにしても適切なオファーがない
・そもそも優先順位はストライカーじゃないんじゃね?
ということを鑑みても
冬のストライカー獲得は厳しいッッッ!!!
となるわけですが、
何が起こるかわからないのが移籍市場。
残り2週間弱、目ひんむいて見守って参りたいと思います。
みたいなことを、あることないこと、ベジェリンのマイメンであるベジェニキにお伺いしました。
今回出たトニーのナメたオファーだけじゃなく、ヴラホヴィッチの話題も補完しておりますので是非!
コメント
8人がペナルティエリアに入る攻撃。セットプレイの発達は、次に進めと示している。
私見では可能。DFをつり出す動きをする選手が、そのまま守備に戻る…というのもある。体力の問題はプレッシングなど含めすべてにある。重要なのはチームとしての意志。
全てセットプレイのNFL。あの迫力に負けてはならない。
カウンターの魅力は今後も失われない。問題は攻撃が遅延した時。サッカーの魅力から遠ざかる傾向にある。
アーセナルは、新しいサッカーを作り上げなくてはならない。来るべき宇宙時代。プロとして成立させる為に。
テタっさんも頭カッチカチなんだから!
後半せめあぐねで相手がひいてるときに高さが欲しいってときはハヴェルツをトップにしたらいいのにね!
基本そういうときはエディがでてくるけど、そんなに身長ないやんけ。。。
チェルシーのときはハヴェルツは1トップはってそれでCLもとったんだから、まかせていいと思うんだけどなー。
というか、私はMF兼Fwのユーティリティー選手としてとったもんだと開幕のころは思っていました。。