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【対人最強?スペ体質?】リッカルド・カラフィオーリとは何か?名前すら知らなかった猿がめっちゃ調べてみた

ロマーノ神から告げられた「リッカルド・カラフィオーリは7.27早朝ロンドンに飛び立つ」というニュース。

優秀な追跡班がプライベートジェットの離陸を確認!

あとは公式を待つのみですが、

当然ながら、俺なんも知らないよ!!

というわけで、早速大調査してみました。

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リッカルド・カラフィオーリの契約内容

契約内容はこちら。

移籍金は€40m+€5mのアドオン。
バーゼルとボローニャ間に50%のセルオン条項。

セルオン条項とは?
選手が移籍した際、移籍金のパーセンテージを前所属クラブに支払うという条項。今回の場合はボローニャがバーゼルに移籍金の50%(€20mくらい)を支払うとみられる。

一説には、バーゼルとローマ間にも40%のセルオンがあるのでは?とも言われており、長引いている理由はこの辺もあるのでは?とも。

リッカルド・カラフィオーリ 基本スペック

本名:リッカルド・カラフィオーリ
生年月日:2002年5月19日(22歳)※2024年7月現在
出身地:イタリア ローマ
所属クラブ:ボローニャ
身長:188cm
体重:86kg
ポジション:DF (LSB, CB)
利き足:左足

対人激強!と言われる188cmの巨人DF。ポジションは左SBとCBが可能なユーティリティプレイヤー。ボローニャでは主に左CBでプレー。利き足はテタさん好みの左足。

クラブ遍歴

2020-2022ローマ
2022-2022ジェノア(ローン)
2022-2023バーゼル
2023-ボローニャ

地元ローマのASローマ下部組織出身。しかし2018年6月、16歳で出場したUEFAユース・リーグのFCヴィクトリア・プルゼニ戦でとんでもないアクシデンツ。

ヴァーツラフ・スヴォボダとかいうヤツの足裏による悪質すぎる関節蹴りを受け、左膝の半月板の損傷ならびに、前十字、後十字、全靭帯断裂。選手生命を脅かすくらいの大怪我を負っています。

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執刀医も「まるで自動車事故で負った怪我のようだ。もし手術が成功してもサッカーが出来る保証はない」と警告するくらいヤバい怪我でしたが、カラフィオーリ本人は決して諦めませんでした。

「日々ピッチに立つ自分を思い描きながら戦い抜いた」という地獄のようなリハビリを経て、2年後奇跡の復活。2020年8月1日のユヴェントス戦に出場し、プロデビューとセリエAデビューを果たします。

さらに同年11月27日、UEFAヨーロッパリーグのグループステージ第4節クルージュ戦で先発出場しヨーロッパリーグデビュー。12月3日の第5節、BSCヤングボーイズ戦で先発出場し、決勝点となるミドルシュートを決める活躍。

しかし、2022年1月ジェノアに半年ローン後、20歳で出場機会を求めスイスのバーゼルに本移籍。

その一年後イタリアに戻り、ティアゴ・モッタの元で大覚醒。ボローニャの主力DFとして30試合に出場し文字通りチームの底上げに貢献。クラブを60年ぶりのCL出場に導く原動力となりました。

アーセナルがカラフィオーリを獲得する理由

アーセナルの左SBには、ティアニー、ティンバー、冨安、ジンチェンコ、キヴィオルという十分すぎるほどの選手が在籍する中、カラフィオーリを獲得する理由は何故か?

SBの枚数

そのひとつはSBの枚数です。

一見めっちゃ多そうに見えるSBですが、この夏セドが退団。ティアニーは移籍濃厚。キヴィオルもセリエA行きの噂があり、チェン子も同様動きがあるとかないとか言われたり言われなかったりしています。

またティンバーも靭帯断裂の大怪我により一年のブランクがあり、冨安も怪我がちで今季プレシーズンを離脱中。さらに右SBはホワイトだけとなると、ティンバーがバックアップに回る可能性もあり、意外と枚数が足りません。

ユーティリティ性

そして、もう一つがカラフィオーリのユーティリティ性。

今季からCLのシステム変更により試合数が激増。CL予選フェーズで昨季より2試合多い8試合、プレーオフまでもつれ込めばMAX10試合という地獄のフィクスチャーが待ち受けています。

しかしご存じのように、昨季は右CBのサリバが全試合90分フルタイム出場という明らかな労基違反。コンビを組む左CBのビッグガブも酷使無双で疲労困憊。ぶっちゃけ昨季最後まで戦い抜けたのはただのミラクル。

カラフィオーリはボローニャでは左CBでプレーしていた選手。毎度毎度シーズン後半にDF陣が絶滅寸前になる中、SB、CB両方でプレーできるユーティリティ溢れる選手がいるというのは、どれほど我々に勇気と力を与えてくれることでしょう。

またチェン子のような自由度を持ち、キヴィオルのような守備力を兼ね備えたプレースタイルもアルテタにハマりそうであります。ということで、彼のプレースタイルを紹介します。

プレースタイル

プレースタイルは、俺がとやかくいうより見た方が早い!ってことで、まずはこちらをご覧ください。

ボローニャでは主にCBをつとめたカラフィオーリ。ティアゴ・モッタの元でバックラインを統率し失点をわずか32に抑える活躍。この記録を上回るのは、3位のユヴェントスと(31)と王者インテル(22)のみとなっています。

対人強度

特筆すべきはその対人強度です。

こちらが昨季出場した試合におけるディフェンスのスタッツ。
(FBREF)

守備では、特にパスのブロック、インターセプトによるボール回収能力に長けており、デュエルでの対人強度がすこぶる高いことがわかります。

また188cmという長身を活かし空中戦も得意で、昨季は60勝とマジ最強。

また、こちらが昨季セリエAにおけるスタッツ。

インターセプト数は50でセリエA6位。ディフェンシブサードでのポゼッションも4位と、安定の守備人であることがわかります。

チャンスメイクのスペシャリスト

また、攻撃面でも相当な戦力になりそうです。
「得点とチャンスメイク」のスタッツを見てみましょう。
(FBREF)

安定したロングボールやピンポイントのクロスだけでなく、シュートチャンスに繋がるムーブ「Shot-Creating Actions(シュートチャンスの創出)」、「PassLive(セットプレーでない状態からシュートにつながったパス)」、「Goal-Creating Actions(ゴールに繋がるアクション)」も全て関羽みたいなレーティング。まさに創造主。いかに彼がチャンスメイクに貢献しているかがお分かりいただけると思います。

それもこれも、彼の強みであるオーバーラップ。

ボールを持った際、相手を引き寄せスペースを作り、そこを突く能力に長けており、カウンターの際も、スペースさえあればスピードに乗って駆け上がりチャンスメイク。この機動力がアルテタの戦術にハマれば最高の武器になることでしょう。

また、オーバーラップしてクロスを上げるというオーソドックスなSBの動きだけでなく、中に切り込み中盤の一部としてプレーすることも出来るようで、相手によって変幻自在なプレーが可能かもしれません。

サッカーキング様のカラフィオーリ解説動画の中で、セリエAに詳しいサッカージャーナリストの細江克弥さんがカラフィオーリをこのように言い表していました。

「カラフィオーリは、めちゃくちゃ守備がうまいCBみたいなジンチェン子」

なんかもうただただヤバい(いい意味で)。

不安点

ただ若干不安な点があるとすれば、ボールを持った際ガンガン駆け上がるそのプレースタイル。

実際持ちすぎる傾向があり、The Athletic によると、昨シーズンのセリエAでは、90分あたり0.5回のボールロストと、90分あたり平均1.2回のミスコントロールを記録。まだまだ改善の余地はあるようです。

またボローニャ時代は、「スペースがあればどこまでも上がれ!」というティアゴ・モッタの指示があったのかもしれませんが、アルテタがそれを良しとするのか否か。

アーセナルにはアーセナルの約束事があり、もしアルテタがそれを良しとしなかった場合、行きたい気持ちを自制することが出来るのか?この辺が課題になってくるかもしれません。

ただそれに関しては、話のわかるジョルジパイセンが話をしてくれるはずだし、アンドレ・サントスの事故映像とかを見てもらい、運転免許センターの「事故ったら人生破滅」みたいな啓蒙活動を行えば全て受け入れてくれる素直な選手だと思うし、なんなら最終ライスとか誰かがカバーする。

冨安には「ガンガンいこうぜ」の指示を出していたテタさんです。その超攻撃的DFの特性を見込みカラフィオリを獲得してるに決まってるんだから、新たな戦術を授ける可能性すらあるのではないでしょうか。

いずれにせよ守備力に関しては申し分ないと思うので「めちゃくちゃ守備がうまいCBみたいなジンチェン子」ということで、心から楽しみであります。

カラフィオーリはスペ体質なのか?

ただ、よく耳にするのが、

カラフィオーリはスペ体質

という噂。

16歳時に負った大怪我以来定期的に怪我をしているらしく、シーズン通して働けるのか?という疑問がわいてきます。

というわけで、彼の怪我のリスクについて調べてみました。

カラフィオーリの怪我の歴史

シーズン怪我の箇所離脱期間離脱日数所属
18/19膝靭帯断裂10月3日〜7月20日290日ASローマ
19/20靭帯11月25日〜1月6日42日ASローマ
20/21ハムストリング1月1日〜1月27日26日ASローマ
20/21ハムストリング2月13日〜3月8日23日ASローマ
20/21ハムストリング4月22日〜5月31日39日ASローマ
21/22筋肉関係11月6日〜12月1日25日ASローマ
21/22謎の怪我3月18日〜3月21日3日ジェノア
21/22謎の怪我4月8日〜4月21日13日ジェノア
21/22謎の怪我5月6日〜6月3日28日ジェノア
22/23筋繊維断裂9月1日〜10月5日34日バーゼル
22/23筋肉系2月19日〜2月23日4日バーゼル
22/23謎怪我4月11日〜4月18日7日バーゼル
22/23謎怪我5月4日〜5月8日4日バーゼル
23/24打撲2月11日〜2月14日3日ボローニャ

カラフィオーリの離脱日数

シーズン離脱日数怪我の回数離脱試合数
18/19290日1回75試合
19/2042日1回5試合
20/21114日4回33試合
21/2269日4回20試合
22/2349日4回16試合
23/243日1回2試合

当然のことながら、16歳ローマのユース時代に負った大怪我で290日離脱。

続く最多離脱は18歳時、ハムの怪我で114日33試合の離脱。

その後も21/22に2ヶ月、22/23に1.5ヶ月の離脱があり、確かに「怪我がち」と言えるかもしれませんが、直近ボローニャでは打撲の怪我のみで離脱はわずか2試合。

またここ数年は靭帯系の怪我は認められず、年齢と共に身体の強度が上がっているのかもしれません。

しかし彼がプレーするであろうプレミアは世界最高峰のフィジカルが求められるリーグ。これまでもスペインでは一切怪我をしなかったパーティですらスペ体質に変化してしまうほど一筋縄ではいかない地獄のピッチです。

とはいえ、正直こればかりは上がってみないとわからない。

っていうか、ACL、PCL(前十字、後十字)全ての靭帯がブチ切れても、絶対に諦めない魂でここまで辿り着いた不屈の漢です。並大抵の精神力じゃないと思うし、「精神は肉体を凌駕する」を体現する選手。

どんな困難が待ち受けようとも、俺はやってくれると思ってます!

カラフィオーリまとめ

以上カラフィオーリについて調べてみましたが、いかがだったでしょうか。

当然俺は「来てくれてありがとう!」の感謝しかないし、

特に「めちゃくちゃ守備がうまいCBみたいなジンチェン子」にやられました。

また心洗われる話があります。

そんな優秀すぎるDFですもの、当然ひくてあまただったようで、今季からユヴェントスの監督に就任したボローニャ時代の恩師ティアゴ・モッタが声をかけていたとか、レアル・マドリーからもお声がけがあったようですが、それを全て断り「アーセナル一本!」と固く心に誓ってたようで、

なかなか決断してくれないボローニャ上層部に対しては、

「俺をアーセナルに行かせてください!俺の夢を叶えて欲しい!!」

と直談判したという話もあり、ますます応援してあげたくなっちゃいました。

また、弊社ジョルジも『早く来い!来いよ!来い来い!!ほんといいところだから!!チームもスタッフも最高なんだよ!!』と地面師並みにめちゃめちゃ暗躍していたようで、ハリソン・ジョルジ拝命確定です(なんのこっちゃって人はネトフリの『地面師たち』をチェック)。

昨シーズンは奇跡的にサリバとカブちゃんがフル稼働。ホワイトも膝に爆弾抱えながらなんとか走り切り優勝争いに食い込むことが出来ましたが、2シーズン前は、サリバ、冨安離脱から失速、タイトル争いからも脱落し、改めて守備の大切さを実感したグーナーも多かったことでしょう。

あの時サリバさえ、冨安さえいれば…

カラフィオーリは、そんな俺たちの夢を叶えてくれる選手のような気がするのです。

そして、見てみこのツラ!

類稀なるアーセナルツラ!!

カラフィオーリ、Welcome to the Arsenal!!

よろしくな!!

自由研究動画

【崖っぷちから奇跡の生還】カラフィオーリのトリセツ



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妄想記事を描いている猿

アーセナルのせいで日本に帰国できなくなった非国民、出家信者。「妄想8割・ガセ2割」をモットーにアーセナルのエア情報を垂れ流す意識低い系ブロガーとして、日本人グーナーのメディアリテラシー向上に貢献すべく、ほぼ毎日ブログを更新中。

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Arsenal (アーセナル) 猿のプレミアライフ

コメント

  1. 343 より:

    BGMはセックスピストルズ「マイウェイ」
    怪我が多いというのは、それだけでアーセナル向き。再起不能扱いされていた選手が輝いた例もある。寧ろ、来てから発覚する問題で去って行く。
    今日、あらゆるプロスポーツでリハビリのニュース。復帰。医学の発達と、努力は報われるという箏を教えている。

    オリンピックで色々起きている。サッカーも。国家であれ人であれ、ないがしろにされていると感じ、こうした行為に及ぶ。

    少なくとも、ペナルティエリア内の練習強度は上がる。増やすつもりだとも(こればっかりは流れ…やはり怪我は怖い)思う。向いてるだけでなく、必要な方。

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