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【ミケル・メリーノのトリセツ 】メリーノの名前すら知らなかった猿がめっちゃ調べてみた

8月27日ついにアーセナル公式からミケル・メリーノ入団のアナウンスがありました。

いやこれ週末のブライトン戦もワンチャンあるかも!と俺の鳩胸も膨らむわけですが、、、

でも俺、

当然なんも知らないよ!!

だったら調べりゃいいじゃない。

ってことで、マリー・アントワネット的なノリで早速大調査してみました。

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ミケル・メリーノの契約内容

移籍金は€32m+€5mのアドオン。
2028年までの4年契約+1年の延長オプション付き。

ちなみにオーンステインによると€33.5m+€5mのアドオンとのことで€1.5mの誤差はありますが、およそ€35mと€40mの間で間違いなさそうです。

この金額、28歳で契約年数残り1年の選手にしては高い移籍金と思われがちですが、

決してそんなことはないかもしれない!?

と思えるような自由研究の結果が出ましたので、是非最後までご覧いただければ幸いです。

ミケル・メリーノの基本スペック

本名:ミケル・メリーノ・サソーン
生年月日:1996年6月22日(28歳)※2024年8月現在
出身地:スペイン パンプローナ
前所属クラブ:レアル・ソシエダ
身長:188cm
体重:79kg
ポジション:MF
利き足:左足

意外とでかい188cmのMF。利き足はテタさん好みの左足だけでなく、テタさんと同郷のバスク人。これわりと大事。

クラブ遍歴

2014-2016オサスナ
2016-2017ドルトムント (ニューカッスル ローン)
2017-2018ニューカッスル
2018-2024レアル・ソシエダ

メリーノはバスク地方に本拠地を置く、クルブ・アトレティコ・オサスナのユースで育ちます。ちなみに父親のアンヘル・メリーノもオサスナでプレーしていたプロ選手で、ユースの監督でもあります。

オサスナのファーストで2シーズン過ごしたメリーノは、2016年にブンデスのドルトムントに完全移籍。しかし出場機会に恵まれず、2017年7月その翌年ニューカッスルにローンで移籍したのち完全移籍。

イングランドに腰を落ち着け本格的にプレーを開始するわけですが、「バスクのクラブからお声がけがあった場合移籍を容認する」というバスク民族条項が契約に含まれていたことにより、その翌年の2018年レアル・ソシエダに完全移籍。

ソシエダでは6年間で242試合に出場、27ゴール30アシストを記録するなど主力として活躍。

メリーノ獲得の理由とプレースタイル

メリーノの獲得理由についてはアーセナル公式や安心と信頼のThe Athletic様FourFourTwoを元に解説させていただきます。

アーセナルの左の中盤は、グラニト・ジャカが退団して以来の課題となっていました。

当初チェルシーから移籍したハヴァーツがプレーしていましたが、そのハヴァーツがCFにコンバートしたため、現在はアンカーだったライスが左にずれ、ジャカ同様ボックス・トゥ・ボックスの選手としてプレーしています。

ボックス・トゥ・ボックス
自陣のペナルティエリアから相手のゴールまでをプレーエリアとし、豊富な運動量と献身性でチームに貢献する選手。

しかしとんでもない運動量が必要なこのポジションは、試合が重なるとどうしても身体に負担がかかり、高いパフォーマンスの維持に支障が出る場合も。実際先日のヴィラ戦も、ユーロから帰還したバカリのライスはヘロッヘロでした。

ライスの負担がヤバイ

実際ライスの負担がヤバイんすよ…

こちらをご覧ください。

FourFourTwo調べによると、メインの攻撃陣における昨季の合計プレー時間はアーセナルがダントツの20,000分越え。

その中でもライスがマーチン、サカを抑え、ダントツの4,200分越え。
(※全試合90分フルタイム出場のサリバは守備陣なので入ってません)

マジか…

過労死はマーチンとかサカだとばっかり…

しかもライスはボックス・トゥ・ボックスの選手としてピッチ狭しと縦横無尽にプレーしており、そらぁ余計に疲弊するよって話で…
(ライスの23/24ヒートマップ)

デクラン・ライス

以上のように、過労死寸前なのはサカでもマーチンでもなく、ライスだったのです。

そらぁバックアッパー必要よな!

そこで白羽の矢が立ったのが、同じ役割でプレー出来るメリーノというわけです。

これから始まる長く辛いシーズン、さらにCL予選フェーズも昨季より2試合多い8試合、下手すりゃプレーオフ入れて10試合となる場合もあり、この辺の補強は急務だったわけです。

ちなみに先ほどのプレー時間を見ても、「いかにアーセナルが先発組に依存しているか」がお分かりいただけると思います。

シーズン通して最後まで走り切るためにも、ライス同様、サカやマーチン、サリバ、ホワイトのポジにも、遜色なく戦えるバックアッパーの拡充が急務であることも付け加えておきます。

豊富な運動量とボックス・トゥ・ボックス

メリーノはレアル・ソシエダでの6年間でシーズン平均40試合以上に出場。故障も少なく、直近4年の怪我による欠場はわずか13試合の鉄人です。

かつてジャカがプレーしていた左のハーフスペース(IH)でのプレーに慣れており、深い位置からテンポを作る選手というよりは、ジャカ同様ボックス・トゥ・ボックスの選手として幅広いフィールドをカバー出来るようです。

脅威のデュエルマシン

昨シーズン、ヨーロッパのトップ5リーグでミケル以上にデュエルの勝利数は「326」と圧倒的で、密かに(デュエル)マシンの異名で呼ばれていた模様。

欧州TOP5リーグではダントツのデュエル勝利数

実際、イングランド、スペイン、ドイツ、フランス、イタリアのトップリーグの中で、メリーノほど相手とボールを奪い合ったMFはおらず、メリーノは581回ボールを奪い合い、1試合あたり平均18回以上の競り合いを記録。

この数字を上回ったのは、メリーノよりも5試合多く出場しているカディスのストライカー、クリス・ラモスのみ。さらに、メリーノは1試合あたり平均7.1回ボールを奪い返しています。

ほんとかよ!?みたいな記録だし、きっとスペインのフィジカルの強度が低いだけ!だと思いますが、にしてもデュエルマシンと呼ばれるのも納得であります。

また、昨シーズンのラ・リーガでは、アタッキングサードで最も多くのタックルを決めており、カウンタープレスを仕掛け、高い位置でボールを奪うアーセナルの戦術的にも、メリーノのような選手はドンズバでハマりそうです。

メリーノは語ります。

ボクはすべての局面でデュエルしたい人間です。もちろんすべてに勝つと約束出来るわけではないですが、すべてのボールを100%の力で奪い合う、それだけは約束できます。

マジでスーパーなストロングマシーンです。

脅威の献身性

オフザボールの際も、メリーノは比類なき運動能力で献身性をもたらしてくれそうです。

昨シーズン、ラ・リーガの27試合に先発出場した際、3試合を除きすべて10キロ以上を走破。平均走行距離はラ・リーガの全選手の中で3番目に長く、ボールを持っていない時の献身性は折り紙付き。

まさにアーセナルのモットーである「Victory through Harmony(勝利は調和の中から生まれる)」を地で行く、アーセナルにどフィットした選手と言えそうです。

空中戦最強

メリーノは空中戦も最強。188cmという体躯を活かしエアバトルでもとんでもない力を発揮します。実際昨季は168回の空中戦に勝利し、これはMFでもトップの数字。

この度のEURO2024の準々決勝のドイツ戦での決勝点もメリーノの頭でした。

エミレーツカップではサリバ、ガブちゃんがセットプレーから2ゴールを奪い勝利。プレミアによるホワイト対策により、ニコラ・ジョバーのもと新たなセットプレーデザインを模索中のアーセナルですが、この度新たな武器を手に入れたのかもしれません。

現在セットプレー時はガブちゃんがメインで仕掛けていますが、メリーノの出陣により、対戦相手に新たな脅威を与えることが出来そうです。

ゴール関与

メリーノが活躍しているのは、なにも守備だけではありません。

昨シーズンは全てのコンペティションで8ゴールを挙げ、得点ランキングはチーム2位。

唯一それを超えたのはスペイン代表ストライカーのミケル・オヤルサバルのみ。得点力もそこそこ期待出来る模様。

2シーズン前は9のアシストを記録。過去2シーズンで全大会を通じて25ゴールに関与しており、今後ピークに差し掛かる中でさらに成長中。

とにかくデカい

メリーノの加入により、アーセナルの守備陣の平均身長と強度が爆上げします。

え、ホワイト186もあんの!?176くらいと思ってた…という驚きはさておき、

ゴール前に人間の壁を張り巡らせることが可能となり、対戦相手にとんでもない圧を与えることが出来そうです。

またメリーノ同様からフィオーリもデュエルに強く、時折チョンボをするガブちゃんに心の平安を与えることも出来ることでしょう。

プレミアリーグ経験者

メリーノは2017年夏、21歳の時、ラファエル・ベニテス率いるニューカッスルでプレーしています。

当時の監督だったベニテス曰く「彼には一流の才能があった。空中戦が得意で、ボールコントロールだけでなくラストパスもできる」と絶賛するように、なんでもこなす器用なMFとして期待されていましたが、まだ若かったことと、バスクのクラブから声がかかった場合は移籍を認めるというバスク条項が盛り込まれていたため、志半ばで放出。

ただ、プレミアの経験があるのはとにかくデカい要素の一つ。他リーグから移籍した場合、プレミアのアホみたいなフィジカルに戸惑いもたつく場合がありますが、一度経験してりゃフィットするのも時間の問題です。

ウーデゴールとタッグ再結成

そしてなんといっても、ウーデゴールとのタッグ再結成にも注目です。

19/20シーズン、マーチンがソシエダでローンでプレーした際、メリーノとタッグを組み多数のチャンスを演出。メリーノとのタッグがチームの核となっていた模様。

またメリーノ自身、ラ・リーガの試合で攻撃時は375本のパスを通しリーグ最多を記録するなどパスセンスもずば抜けており、マーチンとの親和性の高さに期待出来そうです。

ちなみにメリーノはソシエダ時代、マーチンの他に、モンレアル、テスコともプレーしており、ソシエダ時代テスコにアーセナルのことを根掘り葉掘り聞いていた事もメリーノ自らインタビューで語っています。

勝者のメンタリティ

メリーノは、これまで数々のタイトルをゲッツしています。

UEFAネイションズリーグ、スパニッシュスーパーカップ、ドイツカップなどのしょぼいカップタイトルだけでなく、先日スペイン代表としてEURO2024で戦い欧州王者の称号も獲得。

準々決勝のドイツ戦で決勝点を決めたのがこのメリーノ。

コーナーフラッグぐるぐるゴールパフォはパパリーノトリビュート。

実はこれ、33年前パパが決めた同じスタジアムで、同じ時間帯でゴールを決め、同じゴールパフォを行ったというシンクロニシティ感漂うメイクミラクルなパフォーマンスなのです。

バスク人

メリーノはアルテタ同様、スペインのバスク地方出身。

テタさんを見れば一目瞭然ですが、一度決めたら絶対に曲げない強い信念と強靭な毛根を持っています。

自らを信じ、勤勉実直でとにかく一生懸命身を粉にして働く。まさに日本人と同じような気質を持った人種と言えるかもしれません。

また以前ベジェニキが「バスク人には血の結束がある」という旨の話をしていましたが、誠実で実直すぎるメリーノが、パイセンアルテタの前で身を捧げないはずがないのです。

メリーノは語ります。

自分のことを語るのは難しいですが、ボクはハードワーカーだと思うし、いいチームメイトと言えるんじゃないかと思います。ボールがあってもなくても、チームのために働きたいし、ゲームの全体的な側面についても常に考えている。

血のバスク毛根コネクションに期待せざるを得ません。

生粋のグーナー

なんといってもこれですね。

本人自らインスタで赤シャツ着用写真と共に「Always Gooner ❤️」のコメントでグーナーであることをカミングアウツしたメリーノ。

8歳からの夢が叶ったと自ら語っています。

もう何も言うことはないでしょう。

ちなみにこのシャツは、初めて他のクラブのシャツとしてパパがプレゼントしてくれたもの。

20年前、アーセナルを選んでくれたメリパパに圧倒的感謝!

弱点

そんな最強MFの呼び声も高いメリーノですが、弱点もあるようです。

よく言われているのが、「アジリティ」の部分。

当然戦術ぼんやり層の俺が「アジリティ」なんて言葉を知るわけがありませんが、調べたところ、「スピードや加減速、さらには方向転換の速さ」などのこと言うようで、その辺が若干劣っているようです。

つまり、Bダッシュが効かないとか、そういうことでしょうか?

しかし「勝利は調和の中から生まれる」というアーセナルのモットー同様、それぞれの選手たちが、他の選手の短所を長所を活かし埋めていけばいいだけの話で、俊足やアジリティの高いタッグパートナーとの連携でなんとかなると思われます。

逆にいうと、ジョルジーニョとのタッグはあまり見られない可能性があるかもしれません。知らんけど。

あとロングパスはそんなに上手じゃないってのもどっかで見たけど、そんなもんどってことない。野人岡野もリフティングは苦手だった!

アーセナルでの使い方

下記のヒートマップはソシエダ時代のプレーエリアですが、特に23/24シーズンは左IHが主戦場ではありますが、ライス同様ボックストゥボックスの選手としてプレーしていることがわかります。

ではアーセナルではどのようなオプションが考えられるのか?

おそらくメリーノが左に入りライスがアンカーが基本型。

メリーノ ライス マーチン

ライスが怪我で出られない場合や休養が必要な場合はパーティとのタッグも可能。

メリーノ パーティ マーチン

自らアンカーを務めることも可能なので、幅さんとのタッグやライスを左にリリースすることも可。

幅さん メリーノ マーチン
ライス メリーノ マーチン

ワンチャンこんな夢のスリーメンタッグも組めるかもしれません。

メリーノ ジョルジ ライス

また攻撃時は4-3-3のアーセナルですが、守備時は4-4-2になる事もあり、ライスとのダブルボランチは協力な防波堤となり得そうです。

ガビー メリーノ ライス サカ

そして前線にも積極的に絡んでいくプレースタイルは、時折左ウイングで孤立するガビーの手助けになるのは間違いありません。

このメリーノの加入により、オプションだけでなく、夢も無限に広がるというわけです。

ミケル・メリーノまとめ

以上ミケル・メリーノについて調べてみましたが、いかがだったでしょうか。

188cmの大型MFにしてデュエル王、さらに空中戦最強となれば、もはや攻守共に期待しか出来ません。

そしてなんといっても、テタさんお墨付きの誠実で勤勉実直毛根最強なバスク人ともなれば、チームへの貢献度は果てしないものになるでしょう。

メリーノは語ります。

ボクが一番大事にしていることは、ティームを助けることです。自分はキャリアが長い分経験がある。アーセナルという若干若いチームの中で必要なものは持っていると思うし、助けになれると思います。

そして彼らや、監督、また全てのものから学びたいと思っています。ボクが考える理想は、互いに助け合うこと。相互扶助です。

まさにアーセナルのモットーである、

Victory through Harmony
勝利は調和の中から生まれる

を具現化してくれる選手ッッ!!

てか、見てみこのツラと毛根。

絶対人を騙さない系!

もはや俺は信じることしか出来ないッッッ!!!

というわけで、バスク人の気持ちがわかる同じ日本人として全力で応援していく所存です。

Merino, Welcome to the Arsenal!!

あとで動画でも出します!

自由研究動画

【崖っぷちから奇跡の生還】カラフィオーリのトリセツ



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妄想記事を描いている猿

アーセナルのせいで日本に帰国できなくなった非国民、出家信者。「妄想8割・ガセ2割」をモットーにアーセナルのエア情報を垂れ流す意識低い系ブロガーとして、日本人グーナーのメディアリテラシー向上に貢献すべく、ほぼ毎日ブログを更新中。

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コメント

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