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「最果てのキャットウォーク」プレミア14-15 ニューカッスル・ユナイテッド v アーセナル

ジルー v ニューカッスル

Newcastle United 1-2 Arsenal

Sat 21st Mar 15.00 St. James’ Park

スターティング: 長らくお待たせしました。選手名鑑更新しましたYO。

       オスピー

2号 ガブちゃん コッシー ナチョス

      コケリン番長

ダニ夫 ラムジー おじさん(c) アレク

       ジロさん

■ゴール:
ジロさん (24, 28) / Sissoko (48)

■交代:
70: おじさん → 志村
70: アレク → ロッシー
88: ダニ夫 → ベジェリン君

■レフェリー: Mike Jones

 

えー、突然ですが、早朝5時起きで最果ての地、新城到着!というわけで、まずは腹ごしらえであります。

このセント・ジェームズ城の眼下に広がるのは、田舎人とプアピーポーの味方、中華街。

セント・ジェームズパーク

つうわけで、なんか窓際の席から見える中国人が食べていた麺的なものになんかすごい惹かれ、迷わず入店。そして、迷わずそれオーダー。

それがこちら!(どどん)

IMG_3099

河南地方の謎の麺的なもの。

まあ味はともかく、新城は学生の町のせいか、なんか量だけはすげえありましたー。ごっそーさんでしたー。

 

はい、腹もふくれたところで、腹ごなしにショッピングセンターに入ってみると、何故かファッションショー(キャットウォーク)が開催されるとのこと。

でもどーせあれでしょ?その辺のじーさん、ばーさんをおめかしして、「あんたも頑張ればコレくらいにはなれるわよ!」的な感じで歩かせるだけでしょ?と、斜に構えながら、促されるまま座席につくと、いやあ、ぶったまげました。

ファッションショー

マジですやん。。。

あの”SUPERDRY(極度乾燥しなさい)”が魅力的に魅えるとか、

ファッションショー

ガチなやつですやん。。。

とにかく、デルモの人をこんな間近で観た事なかったので、リアルガチなリカちゃん体型ならびに、一糸乱れぬ素晴らしいキャットウォークに衝撃を受けるとともに、歩くだけじゃなく、なんか謎のダンスまで披露する彼女達のデルモ魂には感服せざるえませんでした。

ファッションショー

あの右端のツンデレの人、一切笑わねーのもいいんですよー!!

とか、ヨダレをたらしながらぽかーんしてたら、既に2:30!いけね、試合始まっちゃう!つうわけで、そこそこ早足で歩きましたが、まあ狭いヌーカッソー、セント・ジェームズ城はすぐ目の前、しょーもないショッピングセンターからは10分とかかりません!

セント・ジェームズパーク

あ、そうだ、途中バグパイプ持ったおっさんとも遭遇。

IMG_3136

まあ、だろうな。どう考えてもスコットランドだもんな。

 

さて、いよいよ城内に潜入するわけですが、ゲートはこうなっておりましてですね、

セント・ジェームズパーク

この無機質な古城の入り口は、プレミアでも一、二位を争うクソ狭さ。

まず、第一次士気低下ポイント。

で、俺ここに来る度いっつも思うんですが、俺でさえ「んがー!」ってなるこの極狭ゲート、こんなおっさん、どのような方法で切り抜けていらっしゃるのか・・・。

セント・ジェームズパーク

マジ七不思議なわけです。

残念ながら今回もその謎が解けぬまま入ってしまったのですが・・・まあ、また次回ってことで!

 

とにかくいちいちアウェーの洗礼を受ける場所、それがセント・ジェームズ城。ゲートの狭さもそうですが、実はそれだけじゃありません。
↓まずはこのVを、時間の許す限りご覧頂きたいのですが、

そうなのです。外様の席は死ぬほどアレ。。。

まるで登山。。。

間違いなく、「趣味は城めぐり」のマッチョドラゴン藤波辰爾なら哭いて喜ぶような背の高いお城なんですけども、高過ぎて、城を登りきった時点で相当数のサポの戦意が削がれるというこの階段システム、どうかエミレーツでも取り入れて欲しいもんですよ、マジで。。。

前半

汗を出しきり、ひとしきり身体が冷えきったところで選手入場。

ミドウィークのCL敗退の精神的ダメージ、さらにこの過密スケジュールの中、らしくもないぜ、数人のターンオーバーが実現です。

そんなわけで、なんかいい感じで攻め始めた前半17分過ぎ、セント・ジェームズは突然のスタンディングオベーション。

突然の出来事に何事か?と思い、ビジョンを見ると、二枚のシャツが。。。

セント・ジェームズパーク

どうやらこれは、昨年マレーシア航空機が墜落し犠牲となった二人の新城サポを讃える、追悼のオベーションだったようです。また、この墜落した機体はMH17だったらしいので、それで17分開始だったのでしょう。

このオベーションには、ホーム・アウェー関係なく、全てのサポから拍手が贈られたわけですが、いつもはイガミ合ってる野郎同士でも、ある時サポの垣根をさくっと超越してしまうこのような姿勢には、いつもじわーっとしてしまうんですよね。結局根幹は一緒。主義主張や信教は違っても、フットボールを愛す姿勢は皆一緒なのだを実感する瞬間なのです。

 

さて、先制はまさかのセットプレーからでした。

おじさんのフリーキックをダニ夫が頭で落としたところに、ジロさん膝でダイレクトボレー。このピンボール式の見事な連携でアーセナル先制です。

ジルー v ニューカッスル

ジルー v ニューカッスル

 

さらにその数分後、またもやセットプレーからでした。おじさんのコーナーにこれまたジロさん、ドンピシャ頭で合わせたヤツがコーナー角にトスン!

ジルー v ニューカッスル

シュートはスピードでも、強さでもなく、意外とコースなのだなあ・・・(しみじみ)

を思わせる、技ありヘッドで本日二点目です!

 

あっと言う間に静まり返るホームサポの皆様にはこんなチャントを差し上げます。

Where’s your famous atmosphere?

あれ?セントジェームズって、すんげえいいスタジアムだって聞いたんすけど?え?どこが?(にやにや)

 

まあ、そんなわけで、新城の防御力はまるでザル。前半のままいけば後半も楽勝!なハズなのですが、そうもいかないのが、セント・ジェームズ城。

懸命なグナの方ならもづろんご存知ですね?あの事件を?

そう。2-0なんて0-0と一緒。てか、なんならビハインド!

そうです。

セント・ジェームズの闘いにおける4点までは、負けと一緒なんですよぉぉぉぉ!

 

↓え?この人なんの話してはんのん?という方はこちらをご覧ください。

「プレミアは滅亡する!?キバヤシが観た5760秒」プレミア10-11 ニューカッスル ユナイテッド v アーセナル
http://gooner.jugem.jp/?eid=869

それでも前半は、ジロさんが全身を使い攻守に大活躍であります。

ジルー v ニューカッスル

写真は、ジロさんが相手のFKを後頭部ではじき返したやつ。(いつも思うんすけど、ヘディングって素人のクロスでさえ痛いのに、なんであんな強烈なの頭でもらっても平気なんすかね?・・・)

後半

そして後半。

いやあ、やっぱね、案の定ですよ、案の定。

開始早々、しそっ子の一撃でほとばしる戦慄。。。

さっきまで静まり返っていた城内が一気に活性化、声援に後押しされ活気づく田舎の歩兵共。あとは負のスパイラル系。。。

そらあ当然田舎もんも図に乗り出すってー・・・。

DSC03245

アウェー側に向かい、なんかワーワー言うてきます。

そして、そんなじっと我慢の時を、ガブコシピーがなんとか凌ぎまくります。特にオスピーのスーパーセーブ連発には涙。。。

そんな状況を見るに見かねたボスがついに重い腰を上げます。おじさんと、若干疲れの見えるアレクの二枚切り、兄貴と病み明けロッシー投入。劇的な変化とまではいきませんが、やはりロッシーが入ると何かをやってくれそうな予感、試合が動くような気がするのは、決してロシ女の皆さんだけではありません。アウェースタンドもスーパートムチャントを高らかに唱い上げます。

それと、今日もコケリンが踏ん張りました。

コケリン v ニューカッスル

またもやガッツリコンタクトで、しばらく倒れ込んだ番長でしたが、

コケリン v ニューカッスル

名無しのシャツで復活、

コケリン v ニューカッスル

鬼タックル連発で、本日も魂のプレーを魅せてくれます。

いやあ、もう、なに?あの絶対に刈り取る低空ドロップキック。その迎撃率、武藤社長以上!

そして最後はダニ夫を下げベジェリンインで5バック体勢!しかしそれでも、サイドからえぐられるそれは、最後の最期までスリリングすぎる展開でしたが、昨季には無かった「勝者のメンタリティ」を存分に見せつけ、セント・ジェームズ落城、今季新城ダブル達成です。

 

そして当然スタンドは、

「WE LOVE YOU ARSENAL」で一本締め。

また今日は、数多くのジュニアグナーもガナキチオヤジと一緒に参戦していたのですが、肩をガックリ落としながら去って逝くアウェーサポに向かいお別れの挨拶。

サポーター

このようにして赤いDNAは、脈々と受け継がれてゆくのです。

 

家主のいなくなったこの田舎の城を、素晴らしく眺めの良い天上界から眺めてみると、白でもなく黒でもない、まるで塗装前のプラモ・・・。

セント・ジェームズパーク

こんな手抜き城、温厚なマッチョドラゴンでも怒ってくるって!

もうなんか、そういうとこやぞ、新城?

水性のプラカラーでいいから、着色しとけっーてー。

そんな無機質なプラモ城の麓に降り立つと、白黒の服装に身を包んだ小学生くらいのキッズの集団に「なんちゃらかんちゃらスパーズ!」とディスられるアトラクション。

「なんちゃらかんちゃら」の部分は、あまりにもなまりすぎてて何言ってっかよくわかんなったですが、そう、こうやって色んなDNAは受け継がれてゆくのだなあ・・・をしみじみ。 まあ、それに対しては、当然デルモ並の笑顔で「Sh◯t!」と大人の対応をしてあげた事をご報告しておきます。

 

さてこの勝利により、我々は2位シッティに1ポイント差で3位をガッチリキープ。残り8試合、うちビッグとの直接対決三試合というわけで、まだまだ色々狙える今季のリーグ、次節は謎の代表ウィーク挟んでリバポー戦です!

 

文字通り、負ければ8時間地獄のロードの最果ての地からの帰り道はウキウキ・キャットウォーク。いろんな夢を通り過ぎながら、ぐっすりと眠りに堕ちていったのでした。

 

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妄想記事を描いている猿

アーセナルのせいで日本に帰国できなくなった非国民、出家信者。「妄想8割・ガセ2割」をモットーにアーセナルのエア情報を垂れ流す意識低い系ブロガーとして、日本人グーナーのメディアリテラシー向上に貢献すべく、ほぼ毎日ブログを更新中。

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Arsenal (アーセナル) 猿のプレミアライフ

コメント

  1. ayarsenal より:

    階段上るの最後まで付き合ってみましたところ、目が回って割りと気持ち悪くなりました。
    これがアウェイの洗礼なのですね。
    体験型ブログ、今後も楽しみにしてます(*´ω`*)

  2. Laksa より:

    あれから4年かー。

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